【記録・要録・指導案】保育の全てを変えることができる「リフレーミング」を活用しよう   ~記録編~

あなたはリフレーミングを知っていますか?

簡単に言うと、リフレーミングとは、物事を捉える枠組み(フレーム)を変えて、違う視点から物事を見ることです。
…という研修を先月やりました。

今回は、具体例をいくつか挙げて、実際に記録するときはどうするかということも考えていきます。前回参加した方は、前回より実践的な研修となっていると思ってください。リフレーミングができると、記録をするのも楽しくなってきますよ。

リフレーミングができるようになると

リフレーミングができるようになると、こうなっていきます。

  • 記録に書くことが変わります
  • 連絡帳に書く文章が変わります
  • 指導案に書くことも変わります
  • 子どもへの接し方が変わります
  • 保護者さんとの関係が変わります
  • おたよりに書くことも変わります
  • 要録が書きやすくなります
  • 同僚や上司との関係も変わります

リフレーミングをして見取ったことを記録に書いてみましょう。どのように書くかというよりも、何を書くかということ自体が変わってくる人もたくさんいるのではと思います。

研修で取り上げる場面

そろそろ子ども達の緊張もほぐれ、「落ち着かなくなった頃」ではないでしょうか。「収拾がつかなくなる場合」もあるのでは?というようなことで困っている方もいらっしゃることと思います。これらの場面で見られる、具体的な子どもの姿をリフレーミングしてみましょう。

  • 集まって話を聞く場面
  • 給食の場面
  • 帰りの身支度をする場面

これらの場面での、「走り回って集まりにならない」「落ち着きが無くて安全面の心配すらある」「周りの子ども達も影響されてしまう」等の、悩みの解消にもつながります。

また、オマケとして、「切羽詰まっていて、直ちになんとかなってほしい」という方のために、リフレーミングとは別のアイディアもお伝えします。

普通のリフレーミングと保育塾のリフレーミング

たとえば「落ち着きがありません」という表現を「いろんなことに興味があります」
などとするのが普通のリフレ-ミングです。

ポジティブな視点で捉え直すんですよ。

ただ、みんなで集まっている時に動く子どもを「元気が良い」と表現したとしても、その場の収拾がつかなくなっていきますよね。立ち歩く子どもを「いろんなことに興味がある」と表現したとしても、帰っては来ません。

では、どう表現するかというと

  • 「前のめりになるくらい、やる気にあふれていました」
  • 「とても興味をもって、なんとかのぞき込もうとしていました」
  • 「感じたことを友達に伝えて顔を見合わせていました」

などです。

これらは私が書いた例ですが、先月の研修では、研修に参加したみなさんが同じように適切な表現と子どもへの関わり方を考えることができました。子どものことを「落ち着きが無い」と表現する前に、ある視点をもって考えるとこうなっていきます。
※子どもにより、その時々の状況によって表現は変わります。

子どもの姿をどう受け取るかが変わると、子どもへの関わり方が変わってきます。そうすると、子どもの姿も変わってきます。そうすると、記録に書くこと自体が変わってくるんですよね。

何に視点を当てて子どもの姿を見取るか、どんなことを、どのように記録していくか、研修で学びましょう。保育が変わっていく1歩目を実感してください。

研修の概要

それでは研修のお知らせです。

研修名:【記録・要録・指導案】保育の全てを変えることができる「リフレーミング」を活用しよう ~記録編~
期日 :6月19日(日)
時間 :22:00~23:00

ZOOMにて、オンラインで行います。

この研修で変わってくること

この研修を受け、リフレーミングができるようになってくると、次の事が変わってきます。

  • 記録に書くことが変わります。
  • 連絡帳に書く文章が変わります
  • 指導案に書くことも変わります
  • 子どもへの接し方が変わります
  • 保護者さんとの関係が変わります
  • おたよりに書くことも変わります
  • 要録が書きやすくなります
  • 同僚や上司との関係も変わります

今回は、具体例をいくつか挙げて、それぞれの事例で出てくる子どもの姿をどう受け取るか、どのように記録するかを考えていきます。保育の全てにつながる子どもの見取りについて学び、保育を変えるきっかけとしましょう。

参加方法

以下のURLをクリックして、noteの記事をご購入ください。ZOOMミーティングのリンクが記載されています。

https://note.com/forhoikusha/n/n9f045cb4fccf

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。