【○○の中に入る言葉は何でしょう?】を覚えるのはテストであって実践ではもっと大事なことがあるという話

乳児保育に関わるねらい及び内容の視点について、次の◯◯に当てはまる言葉が分かりますか?

ア◯◯的発達に関する視点「健やかに伸び伸びと育つ」
イ◯◯的発達に関する視点「身近な人と気持ちが通じ合う」
ウ◯◯的発達に関する視点「身近なものと関わり感性が育つ」

ア、イ、ウ、それぞれの○には違う言葉が入ります。知らない人、忘れてしまった人は、まず予想してみてください。クイズみたいに楽しんでしまいましょう。本を持っていなくても、ネットで調べることができます。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000202211.pdf

3つの視点を覚えるよりも大事なこと

冒頭の問題は、「乳児保育に関わるねらい及び内容の視点について」の問題です。「3つの視点」とも呼ばれています。

ア身体的発達に関する視点「健やかに伸び伸びと育つ」
イ社会的発達に関する視点「身近な人と気持ちが通じ合う」
ウ精神的発達に関する視点「身近なものと関わり感性が育つ」

ということで、○○には、上から順に「身体」「社会」「精神」という言葉が入ります。

ただ、今回タイトルに書いたように、○○の中に入る言葉を覚えるのはテストの時に役に立つことであって、実際に働いていると、もっと大事なことがあるんですよね。それは何かというと…

  • 保育所保育指針や解説を探していませんか?
  • 「ネットで調べることもできます」と言われて、実際に調べてみましたか?
  • 保育指針や解説を最初から読んで、答えが出てくるまで探していませんか?

ということです。

保育指針や解説は探さなくてもすむようにしておく

保育指針や保育指針解説は探さなくてもすむようにしておきましょう。できればスマホやPCで調べた方が速いです。スマホやPCなら、調べたい言葉について検索もできます。これは指針や解説に限った話ではありません。言葉を覚えることも大切ですが、知らない言葉をすぐに調べることができるようにしておきましょう。

「これが便利」と言われたときはすぐに試してみる

これは簡単な話なんですけど、「便利だよ」と紹介されたことはとにかくやってみましょう。時間がかかりそうなものは別ですが、数秒~数十秒で試せることなら、ぜひやってみてください。

この図は、「ラーニングピラミッド」と呼ばれています。アメリカ国立訓練研究所の研究による、学習方法と平均学習定着率の関係を表しています。「どんな方法で学習すると、どれくらい定着するか」ということです。

記事を読むだけなら「読書」と同程度でしょうか。だとしたら、10%程しか定着しないんですよね。スマホで記事を流し読みしているなら、1%でも怪しいかもしれません。実際に調べてみると、定着率は全く変わります。「人に教える」だと90%にもなるそうです。ぜひ、自分で試し、メモをとって人に話してみてください。

この図は別の記事でも使用しています。アクティブラーニングの記事です。こちらも読んでみてください。
先生達こそ「アクティブラーニング」が必要なワケ

保育指針や解説は読みたいところを読む

今回、○○の中に当てはまる言葉を調べたときに、保育指針や保育指針解説を前から順番に読み始め、言葉が出てくるところまでずっと読んだ人はいませんか?ある意味、今回1番大事なのはこれです。時間をかけて読まなくても、実は目次に書いてあります。

身体的発達に関する視点「健やかに伸び伸びと育つ」
社会的発達に関する視点「身近な人と気持ちが通じ合う」
精神的発達に関する視点「身近なものと関わり感性が育つ」

そして、これらの一言一句を覚える必要はありません。覚えておく必要があるのは試験のときくらいです。覚えていても、意味をキチンと分かっていなかったら意味がありませんから。試験が終わってしまえば、「何だったかな~。」と言いながらサッと調べてしまえばいいんです。

詳しくは、
「幼稚園教育要領解説」「保育所保育指針解説」をパソコンを使って10倍速く読む!
を読んでみてください。

保育所保育指針解説や、幼稚園教育要領解説を、「読みたいところだけを読む」というだけでも、かなりの時間短縮になります。難しくて長い言葉を覚えておく容量があったら、覚えなくていいので、もっと他の役に立つことに使えばいいです。

「幼保連携型認定こども園教育及び保育の内容に関する全体的な計画」などの言葉をブログに書くときは、私はいつもコピペです。長すぎて覚えていられないし、覚えていたとしても正確かどうか自信がないので結局調べて書くことになります。こども園のみなさん、ごめんなさいね。でも、こども園の園長先生なども、正確に覚えているか怪しい人がけっこういますよ。他に覚えることがたくさんありますから。調べてすむものなら覚えなくても大丈夫です。

もしあなたが保育関係者なら、。「保育塾ベーシック」についての詳しい内容を読んでみてください。3日に1度、10分ほどでできるメルマガが無料で届きます。子どもの見取り、記録、援助、保育指導案や要録の書き方が分かるようになってきます。

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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。