【保育の視点で見る日常生活】いつの日か自分で洗濯をすることが自然にできるための声かけ

あなたは洗濯に関して子どもにどんな声をかけていますか?「着替え持って帰ったんなら、忘れる前に出しておいてよ」とか「明日体操服いるのに着て帰ったの?早く脱いで」とか「月曜エプロンいるの?確認しといてよ」なんて要求ばかりになりがちですよね。ちょっと保育の視点で見て、自然と洗濯への意識が高まるような声かけを考えてみましょう。

洗濯に関して子どもに言いがちな言葉

洗濯をしていると、また、しようとするときに、つい、子どもへの声のかけ方が雑になってしまうというか、きつい言い方になってしまうことがあります。子どもの不満そうな顔を見て、「ちょっと言い方がきつかったかな…」なんて思えるならまだ良いのですけど、子どもが言い訳をしているように思えたり言い合いになってしまったりすることもあるのではないでしょうか。

  • 着替え持って帰ったんなら早く出して
  • なんで今頃出すの?
  • いついるかなんてこっちが分かるわけないでしょう

冒頭の例に合わせて、これらの言葉を保育の視点だとどのように伝えるか、考えてみますね。

着替え持って帰ったんなら早く出して(忘れる前に出して)

着替えを出すのが遅くなった場合でも、「忘れずに持って帰ってきたんだね」などと認める言葉かけができます。早く出してほしい場合は、帰ってからのルーティーンを考えるとか、「まだ忘れてることがある気がする」と、自分で思い出せるような声のかけかたがあります。

明日体操服いるのに着て帰ったの?早く脱いで

明日も学校で着るはずの体操服を着て帰ってしまったということは、なにか理由があるはずです。汚れたのか、濡れたのか、他に適当な着替えが無かったのか。考えた末の行動なので、その選択が最適ではなかったとしても過程に目を向けて認めることはできます。その上で、適当な着替えが無いのなら準備するとか、「明日までに乾かさないといけないから洗濯が必要」ということを自分でいずれ気づけるように対話をしていきます。

月曜エプロンいるの?確認しといてよ

エプロンに限りませんが、図画工作でいるものや普段使いのノートの残りが少なくなったことなど、会話の中で探っていきます。授業の内容に親が興味をもって、子どもに解説してもらうと、授業の理解が全く変わってきます(解説が上手である必要はないです)。話しているうちに思い出すこともありますし、会話することで授業を楽しみにすることにもなります。

なんで今頃出すの?

たとえば、今日必要なものをランドセルの底から朝出されても、どうしようもないですよね。この記事でお伝えしていることは、「この言葉を言わないようにしましょう」ではなくて、「保育の視点で見ると、違う言い方を考えることもできますよ」です。本音として、「なんで」と言ってしまうのも自然なことだと思っています。

つい言ってしまうでしょうから、「なんで今頃出すの?…って言っても忘れてたんだよね」などとつなげてみてはいかがでしょうか。忘れる以外の理由はたぶんありませんし、問いただしても気まずくなるだけで、子どもは言い訳をしたくなるだけです。

言わなくてもすむなら言わないようにして、言ってしまったら先に進んで、「とにかく今どうするか」を(できれば子どもと)考えます。

いついるかなんてこっちが分かるわけないでしょ

これを言わないですむ考え方は、「月曜エプロンいるの?確認しといてよ」と似たようなものです。子どもが予定を確認して、忘れ物をしないようにして、困ることなく生活するためにも、「もしかして、○○に書いてあるんじゃない?」「じゃあ、今度から連絡帳に書いておけばいいんだ」などと会話をしていきましょう。

ツーオペだったらできること

最後に、ツーオペで家事、育児をしているご家庭にオススメしている声かけです。洗濯してない側の人も、子どもの意識を洗濯に向けることはできます。「これ、もう乾いてると思う?」とか、「洗濯機の中に入ってるのは、洗う前かな?乾燥終わった後かな?」などと、分からないふりをして声をかけてみましょう。頼りにされるとその気になるのは、子どもも同じです。普段から意識をするようになっていきます。必ずそうなるとは限りませんが、方法の1つとして気長に試してみてください。

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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。