【損してるよ?】保育所保育指針を読むほど上手くいかないケース集




保育所保育指針を一生懸命に読んでいるあなた。

保育所保育指針を読むほどに、上手くいかないことがあるんですよ。

「え?何言ってるの?」「保育指針って大事なんじゃないの?」と思いますよね。

その通りです。

保育指針はとっても大事です。

保育指針を否定しているのではなくて、「保育指針だけだとちょっと足りないことがあるよ」「保育所保育指針解説も読みましょうよ」ということなんです。

どういうことか、続けて読んでみてくださいね。

なぜ保育所保育指針を読むほど上手くいかないのか

なぜ、保育所保育指針を読むほど上手くいかないかというと、短くまとめすぎてあって、誤解を生むからです。

保育所保育指針解説を合わせて読んで、初めて本当の意味が分かる・・・というところが、保育所保育指針にはチラホラ見られます。

誤解をしたまま、どんなに一生懸命に保育をしても、少しズレたことになってしまいます。

それをいくつか紹介しますね。

保育所保育指針の誤解その1

1番の誤解は「10の姿」です。

保育所保育指針だけでは分からないことが、保育所保育指針解説に書いてあります。

保育所保育指針に書いてあること

保育所保育指針には、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿について、こう書いてあります。

⑵ 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
次に示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、第2章に示すねらい及び内容に基づく保育活動全体を通して資質・能力が育まれている子どもの小学校就学時の具体的な姿であり、保育士等が指導を行う際に考慮するものである。

引用:保育所保育指針

これを読むと、「幼児期の終わりまでに育ってほしいということは、そうなってないといけないよね」と受け取れます。

実際に、そう受け取る人がたくさんいて、「園で1歳から5歳までの表を作ろう」と頑張っているところもあると聞きます。

そして、事情を知っている人達は「10の姿は到達目標じゃないって、ずっと前から汐見先生方が言ってるのに・・・。」と別の場所で言ってるんです。

保育所保育指針解説に書いてあること

いや、みなさん、保育所保育指針解説も読みましょうよ。

実際の指導では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が到達すべき目標ではないことや、個別に取り出されて指導されるものではないことに十分留意する必要がある。

引用:保育所保育指針解説

これについては、私も複数の記事の中で何回も言ってます。

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保育所保育指針解説も読まないと、誤解して1歳児からの表を作ることになってしまうんですよ。

合わせてコチラもご覧ください。
厚生労働省から配布された 保育所児童保育要録に記載する事項にも、「到達すべき目標ではないことに留意し」との記載ありです。

幼稚園、こども園も同様です。

保育所保育指針の誤解その2

自分でできることは自分でする。

これ、3歳以上児の5領域「人間関係」の、3番目の「内容」です。

これだけ見ると、「着替えをする」とか「カバンの準備をする」ということに思えます。

でも、保育所保育指針解説を読むと、「自分が『やりたい』と思ったことを自分でしようとする姿」というニュアンスです。

「もうできるんだから自分でやりなさい」というのとは違います。

あくまでも自分でやりたいことを意識し、自分が思ったことができたということを喜ぶ気持ちが大切である。自分でやってみたいという意欲をもったり、やったらできたという充実感や満足感を味わったりすることが自立の第一歩である。

引用:保育所保育指針解説

保育所保育指針解説を読んでから「自分でできることは自分でする」を読むと、「なるほど」と思えます。しかし、解説を読まないと、保育に携わらない、一般的な人と同じような解釈をしてしまうのではないでしょうか。

保育所保育指針の誤解その3

保育士等を仲立ちとして、生活や遊びの中で友達との言葉のやり取りを楽しむ。

これは、1歳以上3歳未満児の「言葉」に出てくる6番目の「内容」です。

保育士等が仲立ちして、会話してる映像が浮かびませんか?

違うんです。

「○○くんの電車が来るよ。ガ タンゴトン、ガタンゴトン。」などと保育士等が言葉をかけることで、 他の子どもたちも「ガタンゴトン、ガタンゴトン」と電車になり、皆で一緒に電車ごっこを楽しむこともある。

引用:保育所保育指針解説

これくらいなんですよ。

会話ではありません。

これも、保育所保育指針解説を読まないと、3歳未満の子どもに会話を求めてしまうことになります。

まとめ

保育所保育指針だけを読んでいると、誤解をしてしまうことがあります。

そこで、保育所保育指針解説も、合わせて読みましょう。

両方読んで比べてみると、他にも「なんか違うな・・・」という部分があるんです

「なんか違うな・・・」という部分がもっと知りたい方、保育所保育指針解説を読み込むのが辛い方は、「保育塾ベーシック」についての詳しい内容を読んでみてください。

また、この記事を読んで、「分かりやすい研修やワークショップをしてほしいな」と思った人は、問い合わせから「研修希望」の連絡をくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。「もっといろいろと知りたい」という方は、ホームページや、このサイトの記事が一覧になったサイトマップをご覧ください。

管理人うち@uchi70794834|Twitter)

保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務経験あり。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。




ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。