【3歳未満児にも楽しめる】フルーツバスケットの遊び方と10のアレンジ




保育所、幼稚園のみなさん。フルーツバスケットやってますか?実は3歳未満児でも理解できて楽しめる方法があるんです。

この記事では、

  • フルーツバスケットの基本的な遊び方
  • 通常のルールだと理解できない年齢でも楽しめるアレンジ
  • 楽しさ大幅アップのアレンジ

などを紹介しています。

「決まったルールでやらないといけない」という感覚の人には理解できないかもしれません。自分の園に取り入れることができそうなことは何かを考えながら読んでくださいね。

フルーツバスケットの基本的な遊び方

フルーツバスケットのルール

  • 10人~20人程度で遊ぶ
  • 人数より1つ少ない数のイスを用意する
  • イスを内側に向けて丸く並べる
  • 「イチゴ」「ブドウ」「ミカン」など、全員が何かの果物になる(果物は人数に合わせて3~4種類程度)
  • ジャンケンでオニを決める
  • オニは円の真ん中に立ち、「イチゴ!」などと果物の名前を言う
  • オニが「イチゴ!」と言ったら、「イチゴ」の人達は、自分が座っていた所ではないイスに移動して座る
  • オニも空いているイスに座る
  • イスに座ることができなかった人が次のオニになる
  • オニが「フルーツバスケット」と言ったときには全員が移動する

「フルーツバスケット」と呼ばれることもある「なんでもバスケット」のルール

  • 基本的にはフルーツバスケットと同じルール
  • プレイヤーは果物にはならない
  • オニが「メガネをかけている人」「白い靴下をはいている人」などと言ったら、該当する人はイスを移動する
  • オニが「なんでもバスケット」と言ったとき(「フルーツバスケット」という名前で遊んでいるなら「フルーツバスケット」と言ったとき)には全員が移動する。

通常のルールだと理解できない年齢でも楽しめるアレンジ

フルーツバスケットって、ある程度の年齢にならないと楽しめません。
※「できること」と「楽しめること」は違います。できたとしても楽しくありません。
ルールのある遊びを楽しめるのは、年中の後半くらいからです。

実習生は、子どもの実態を考えるよりも先に「この遊びをしよう」って決めてしまうから、担当の先生に「それはちょっと・・・」という顔をされてしまいます。
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フルーツバスケットでは、小さい子どもには次のようなことが理解しづらいし、分かったとしても行動できないんです。自分の名前じゃない言葉で、「自分のことだ」って認識するのは、簡単なことではないですよ。

  • 自分の名前ではなく「イチゴ」や「ミカン」を自分のことだと認識する
  • 自分が「イチゴ」や「ミカン」ということを覚えておく
  • 空いたイスを見付ける
  • 自分が座っていた所には座れない
  • 他の人と同じイスには座れない
  • オニは他のみんなと違うことをする
  • 「イチゴ」や「ミカン」「ブドウ」など、決められた果物を数種類覚えておく

覚えることが多すぎて、楽しむどころではありません。
じゃあ、子ども達に合ったやり方で楽しみましょう。

1.名前を呼ばれて返事をする

  • 人数と同じ数のイスを用意して、子ども達全員が座ります。
  • 先生に名前を呼ばれたら、返事をしましょう。

これだけです。
返事をするだけなので「フルーツバスケット」とは呼べませんけど。

普段は、なんとなく集まって床に座り、先生の方を向くか、なんとなくいろんな所を見ている状態で名前を呼ばれて返事をし、あいさつをしますよね(普段からイスに座る園もあるかもしれませんが)。

イスに座って、みんなの顔が見える時点で、普段とは違った特別な状況です。名前を呼ばれて返事をするだけでも楽しいです。

ただ、先生の腕次第です。実習生にはあまりオススメできません。

「みんなの顔が見えるね~。」「◯◯ちゃんは、どんなお返事するかな?」などと、子ども達が楽しめるよう、退屈にならないように声をかけましょう。

でも、それができる人は、この記事を見る必要はないですよね。

2.名前を呼ばれて立つ

  • 人数と同じ数のイスを用意して、子ども達全員が座ります。
  • 先生に名前を呼ばれたら、返事をして、その場で立ちます。

今度は、返事だけでなく、その場でできる何かを1つ付け加えてみましょう。

  • 返事をして立つ
  • 返事をして立ち、その場でくるっと回る
  • 返事をして立ち、先生の真似をしてポーズをする

など、子どもが楽しんでできることをしてみましょう。「イスに座って返事をし、立つ」ということ自体が新しい体験です。「好きなポーズ」だと難しい場合もあります。「これまでにしたことのあるポーズを真似する」くらいが調度いいかもしれません。

反対に、「真似をする」という気分ではなく、「好きなポーズ」をしたい場合もあります。

3.当番のグループや運動会のチームなどを言われて立つ

  • 人数と同じ数のイスを用意して、子ども達全員が座ります。
  • 先生に名前や当番のグループを呼ばれたら、返事をして、その場で立ちます。
  • 立った後に、その場でポーズを取るなどします。

3歳児くらいから、当番のグループを決めているところもありますよね。グループがあるのなら、その名前を言ってみましょう。

4.真ん中まで行って何かをする

  • 人数と同じ数のイスを用意して、子ども達全員が座ります。
  • 先生に当番のグループや「◯◯組さん」と呼ばれたら、その子ども達は真ん中に行って、みんなで何か楽しいことをしましょう。

今度は、座っていた所から移動して、真ん中まで行ってみましょう。そこで、何か楽しいことをしてみます。

  • ギューッとハグをする
  • 「ひらいたひらいた」や「なべなべそこぬけ」などのわらべ歌で遊ぶ
  • ジャンケンをする(もちろん勝敗にはこだわりませんよ)

これも、その場で何かをするときと同じで、子どもが楽しんでできることをしましょう。

5.それまで座っていたのとは違うイスに座る

  • 人数と同じ数のイスを用意して、子ども達全員が座ります。
  • 先生に当番のグループや「◯◯組さん」などと呼ばれたら、それまで座っていた所とは別のイスに座ります。

ちょっとフルーツバスケットっぽくなってきました。「男の子」「女の子」「白い靴下をはいている人」なども、分かるようなら言ってみましょう。まだオニは出てきませんよ。「1人だけ別のことをする」って、けっこう難しいんです。

  • 自分の名前以外の呼び方で呼ばれていること
  • それまでいた所とは違うイスに座ること

これらが理解できたら、通常のフルーツバスケットをしてもスムーズにいくはずです。

楽しさがアップするアレンジ

6.楽しく遊べるためのルールを考える

フルーツバスケットを本当に楽しめるのは、年長になってからですよ。

困ったときには、自分達で考えて解決できるからです。

  • 同じイスに2人が座ったときには、ジャンケンで決める。
  • 同じイスに2人が座ったときには、お尻がたくさん載っているほうが座る。
  • 同じイスに2人が座ったときには、手を使わずにお尻で押し出すのはアリ。
  • オニになりたくて座らないのはダメ。
  • 「わざとオニになる」をしないように、誰かが3回オニになったら終わりにする。

これくらいのことは、先生に言われなくても、子どもが思い付きます。
ゲームをスムーズに進行させることが大事なのではありません。
単にゲームを楽しむだけではなくて、「子どもが考える場」を作りましょう。

7.お題にもう一つ条件をつける

オニが言う「メガネをかけている人」などに、もう一つ条件をつなげてみましょう。

  • 「◯◯グループは、変顔3回してから歩く」
  • 「髪を結んでいる人は、しゃがんで歩く」
  • 「もう6歳になった人は、ハッピーバースデーの歌を歌ってから座る」

などです。

条件をつけると、オニに余裕ができるので、同じ子どもばかりがオニにならずにすみます。

また、通常の「体操服を着ている人」と、条件をつけた「体操服を着ている人は帰りの準備をしてから座る」の、どちらを言ってもいいことにすると、みんながオニの言うことを集中して聞くようになります。

8.お題に「しばり」をつける

簡単に言えるようになってきたら、「しばり」をつけてみましょう。
「言えたらポイントゲット」
「10数える間に言えなかったら交替」
「10数える間に言えなかったら、他のことを言ってもいい」
など、遊びやすいように、子どもがルールを考えて変えていきます。

テレビしばりだと、
「昨日◯◯見た人」
「1日何個まで見ていいって決まってる人」
「前のプリキュアより今のプリキュアが好きな人」
などがあります。

遊びしばりだと、
「補助なしの自転車に乗れる人」
「今日、縄跳びした人」
「泥団子を3つより多く持っている人」
などと言えます。

「食べ物しばり」が言いやすいですよ。

便利なアレンジ

9.順番を決めるときに使う

たとえば、時間外の保育のときなど、遊ぶことのできるオモチャの数が限られているような場合がありますよね。そのようなときに、順番を決める1つの方法として、フルーツバスケットのルールの一部を使ってみましょう。

先生が、「今日、朝ご飯の時に牛乳を飲んだ人」とか「ディズニーランドに行ったことがある人」などと言って、その子ども達から順番に何かをできるように決めておくと、不満も出にくいですよ。お題をクジに書いておき、くじ引きにすると、さらに公平です。

10.自己紹介に使う

他園との交流のときなどに、最初に自己紹介をすると、緊張して上手く話せないことがあります。自己紹介にフルーツバスケットを使ってみましょう。

このとき、イスの数は子どもの人数と同じにしておきます。「名前に『み』がつく人」などと言って、移動した子どもにインタビューで名前を聞きましょう。

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まとめ

この記事では、次の遊び方を紹介しました。

  • 名前を呼ばれて返事をする
  • 名前を呼ばれて立つ
  • 当番のグループや運動会のチームなどを言われて立つ
  • 真ん中まで行って何かをする
  • それまで座っていたのとは違うイスに座る

3歳未満児で、どうしてもフルーツバスケットがしたいのであれば、通常のルールではなく、これらのような事を少しずつ楽しんでみましょう。子どもをオニにする必要はありません。

3~4歳でも、通常のルールでは一度に理解しづらいです。
ルールに子どもを合わせるのではなく、子どもの実態にルールを合わせましょう。

通常のルールでフルーツバスケットを楽しめるようになったら、さらに、次のようなことを試してみましょう。年長向けです。

  • 楽しく遊べるためのルールを考える
  • お題にもう一つ条件をつける
  • お題に「しばり」をつける

フルーツバスケットを便利に使えるのは

  • 順番を決めるときに使う
  • 自己紹介に使う

最後に、もう一つオマケです。
親子や、年長と年中など、2人一組で、ひざの上に座る遊び方が紹介してあることがあります。
親子ならまだしも、子ども同士はどう考えても危険です。やらないでください。
触れ合う遊びにしたいのであれば、他の遊びがいくらでもあります。

いかがでしたか?
取り入れることができそうなものを試してみてくださいね。

フルーツバスケットの他にも、ただやるだけ、できるようになるだけではもったいない遊びって、いくらでもあります。縄跳びを跳べるようになるだけではもったいない、泥団子を光らせるだけではもったいないですよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。