【保育観・子ども観】「何を大切にするか」を考えると保育が変わる




「保育観」「子ども観」で悩んでいるみなさん。
「保育が上手くいかないな」と感じているみなさん。

保育するとき、子どもを育てるときに、何を大切にするか」ということを、改めて考えてみましょう。

この記事では、「保育観」「子ども観」について、具体例を基にして考えることができるようになっています。

明日からの保育が変わりますよ。個人的に考えることはもちろん、研修に取り入れることもオススメします。

「保育観」「子ども観」を考えると保育が変わる理由

「保育観」「子ども観」を考えると、保育が変わります。

一言で表すと、

「保育観」「子ども観」は、保育の根っことなるものだからです。

幼児教育・保育の全体構造の基底にあって全体を支えているのは、保育者が子どもをどのような存在として捉えているかという「子ども観」であり、子どもの成長・発達を促すにはどのような方法が適しているかという「教育・保育観」である。したがって、保育者自身がもつ「子ども観」や「教育・保育観」によって幼児教育・保育の目標、内容、計画、展開(方法や形態)は規定され、構想される保育そのものも規定されることになる。

出典:「子どもをありのままに見る」ことの意味を考える 田中正浩 駒沢女子短期大学教授(内閣府所管 公益財団法人 日本教材文化研究財団」のHP)

そもそも「保育観」「子ども観」って何?

「保育観」「子ども観」と言うと難しいので、
「保育をするとき、子どもを育てるときに、何を大切にするか」
と考えてみましょう。

保育観とは 「あなたが大切にしたいこと」

ある研修での具体例

ある研修で、大縄跳びの事例を挙げて話をしました。この記事の冒頭の写真は、研修が終わってから頂いた感想です(使用の許可は頂いてます)。

  1. どこに価値のポイントを置くかによって全ての物事の進め方が違ってくる(保育観・子ども観)。
  2. まずは、事実を偏見のない目で見つめる(子どもの姿)。
  3. 次に何が本当のゴールなのかを設定する(ねらい)。
  4. 最後にそのゴールを達成するためにどうすればいいのかを考える(内容、保育者の援助・はたらきかけ)。

研修での話を上手くまとめてくださいました。上で引用した論文でも、同じようなことを言ってます。保育指導案に書くことそのものです。
保育指導案も、基になるのは「保育観」「子ども観」です。

順番が後先になりましたが、そのときの具体例は次の通りです。

ある幼稚園で、子どもが大縄跳びに入ろうとしていました。タイミングがつかめなくて、毎回、縄が頭に当たってしまいます。そのたびに、「あれ~?」と言いながら、何度も笑顔で繰り返します。何度も繰り返した後、最後には、タイミングをつかんで、入れるようになりました。

縄跳びは「苦手だ」と感じさせない遊び方をすれば跳べるようになる

引用したのは、このサイトの記事で、私が書いたものです。

この子どもは、「何回も頭に当たって面白かった。」と言っていました。イメージでは縄に入れるはずなのに、なぜか頭に当たってしまうことが不思議だったようです。

このとき、子どもが楽しんでいることは、「なぜか縄が頭に当たること」ですね。上手く跳べることではありません。

そして、このとき保育者は、すぐに跳べるようになることよりも、子どもが楽しんでいることを大事にし、見守ることと、「何でなんだろうね?」と思考を促すはたらきかけをしていました。

こうすると、「どうやったら跳べるかを自分で考えた」「私ってすごい」という気持ちが生まれます。「どんなこと考えてた?」「どうやってできた?」などと、みんなで集まったときに、話題にすることもできます。みんなの前で、子どもが言葉で伝えると、周りの子どもも「やってみようかな」という気持ちになってきます。

まとめ

「何を大切にするか」を考えてみましょう。 明日からの保育が変わりますよ。個人的に考えることはもちろん、研修に取り入れることもオススメします。

「できないことをできるようにする」って、簡単なことなんです。「できるようにすること」自体が簡単という意味ではないですよ。簡単に思い付くってことです。

まずは、
「できないことをできるようにする」以外の視点はないか
ということを考えてみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。