あなたは保育指導案(週案や月案など)をどこから書いていますか?
最初から書き始めて最後まで書く人、書きやすいところから何となく書く人は、この研修を受けると、保育が大きく変わる可能性があります。単純に、書きやすいところから書くということではなく、考えるべきは「どこを優先し、力を入れて書くか」です。
- 整合性を取りやすくなる
- 子どもの発達に合ったものになる
- 子どもの実態に寄り添ったものになる
- 書く時間が大きく減る(これは人による)
- 見通しをもちやすくなる
今までのように悩んで書かなくても、これらが自然とできるようになってきます。
指導案を書く順番で中身が大きく変わる
まず知っておいてもらいたいのは「指導案を書く順番で中身が大きく変わる」ということです。ちょっと順番を変えただけで大きく変わることって、身近にいろいろとありますよね。
- 野菜を食べる
- メインの肉や魚を食べる
- ご飯を食べる
この順番で食べると、「血糖値をゆるやかに上昇させて、太りにくい体を作る」「食べ過ぎを防ぐ」などの効果があるということを、どこかで聞いたことありませんか?
また、濃く味付けしてある物を先に食べて、その後、薄い味付けの物を食べると、味付けがしてないようにも感じられますよね。寒い時期に好んで水に浸かる人は珍しいでしょうが、サウナに入った後なら、水風呂に入りたい人はたくさんいます。化粧するときにも順番があって、それを変えると効果が違ってきますよね。
週案や月案を書くときも、書く順番によって結果が変わってくるんです。
週案や月案だとどうなるか
週案や月案の場合は、文科省とか厚生労働省から「このような形で書きましょう」というような例がハッキリと示されてないので、要録よりさらに自由です。週案や月案を書く順番を変えても、何の問題もありません。というよりも、より良くなるのであれば書く順番を変えるべきです。
週案や月案などの指導案でも、考えるべき順番があるんですよ。これを分からないまま、「3歳児のイス取りゲームは、どんなねらいにしたら良いですか」とか、「4歳9月のねらいは」なんて言ってても、意味がありません。「洗顔をせずに上手く化粧が乗る方法」を模索しているようなものです。
化粧をするときは、スキンケアをし、日焼け止めを塗って、それから下地…というような、順番があるはずです。これらをせずに、完成形にばかりこだわっても、思ったような結果にはならないですよね。
前週(前月)の子どもの姿、目の前の子どもの姿を踏まえて、次のねらいを考える
これは絶対として、さらに、「このことを先に考える方がいろいろと上手くいくよ」という提案をします。今回の研修で提案することを理解し、実践すると、
- 整合性を取りやすくなる
- 子どもの発達に合ったものになる
- 子どもの実態に寄り添ったものになる
- 書く時間が大きく減る(これは人による)
- 見通しをもちやすくなる
という指導案を書けるようになっていきます。
なぜ「書けるようになっていきます」と言い切れるかというと、アフターフォローもするからです。
希望される方には、指導案を見ながら個別で対応します。
具体的にどんな感じで書くことができるか
今回提案する書き方で、実際に「ねらい」「内容」「援助」を書くと、次のようになります。
たとえば、発表会の前に、絵本を基にして、特別に練習を繰り返さずに劇に向かうときは…
ねらい
◯好きなように身体を動かしたり言い方を変えたりするなど、自分なりの表現を楽しむ。
内容
・イントネーションや速さ、声の大きさなどを変えて、色々な言い方を試す。
・絵本の絵や言葉からイメージを広げ、身体を動かす。
援助
・あえておかしな話し方や変な顔をして、子ども達の興味をひく。
・動きながら絵本を聞いている子どもに、「今のポーズ面白いね」などと伝える。
・子ども達が気に入っている部分を何度も繰り返して楽しめるようにする。
たとえば、合奏の前段階で、子ども達がリズムを思い付いたり曲のどの部分で楽器を鳴らすか考えたりしながら楽しむときは…
ねらい
◯それぞれの表現を楽しみながら、音やリズムが合う心地よさを感じる。
内容
・自分で考えた楽器を作ったりそれを鳴らしたりして楽しむ。
・保育者の真似をしながらリズムの感覚を身に付ける。
・自分が出した音を確認しながら、様々な表現方法を楽しむ。
援助
・音階のあるものや足で鳴らすものなど、目新しい楽器を作って興味をひきつける。
・リズムを真似するゲームで勝負をする。
・音や声を録音し、みんなで聞けるように、子どもが操作できる機材を用意する。
こんな感じで週案や月案を書きたいという方は、ぜひご参加ください。
研修の概要
研修名:指導案はここから書く!ビックリするくらい書きやすくなる順番を教えます
期日 :8月6日(土)
時間 :21:00~22:00
ZOOMにて、オンラインで行います。
参加方法
こちらのnoteの記事から申し込んでください。
https://note.com/forhoikusha/n/n56636a7e8e5d
それでは、8月6日(土)の21:00に、研修で会えることを楽しみにしています。