ピアノが自由に弾けるようになる!おすすめコード伴奏




みなさん、コードで伴奏してますか?

ピアノの練習に時間がかかると感じているのであれば、コードでの伴奏を試してみましょう。

保育の世界では、多くの場合、ピアノは歌の伴奏として弾かれます。

ですので、歌いやすいように弾くことが大事です。

楽譜通りに弾くよりも、右手でメロディーを、左手でコードを弾いた方が歌いやすいこともあります。

 

もし、あなたがピアノの練習に苦戦しているのであれば、コードでの伴奏をオススメします。

この記事では、コードで自由に伴奏するための方法、楽譜に書いてあるコードを自分の好きなコードに置き換える方法を紹介しています。

読むだけでも、これまでとは感覚が変わってくるはずです。

でも、できれば音を出しながら読んでくださいね。

 

コードとは

そもそもコードってなんでしょう?

日本語で言う和音のことです。

どのような音の組み合わせかというのを表したのがコードです。

 

楽譜にFとかEmとか書いてあるでしょう。

そのFとかEmをコードネームと言います。

コードを覚えていたら、コードネームを見て伴奏ができます。

一応簡単に説明しましたが、意味が分からなくても気にしなくて大丈夫です。

先に進みましょう。

 

始めは3つのコードから

まず覚えるのは

C(ド、ミ、ソ)

F(ファ、ラ、ド)

G(ソ、シ、レ)

この3つです。

左手で弾いてみましょう。

楽譜は読みやすいように、1オクターブ高い音で書いてあります。

とりあえず今は、弾きやすい位置で弾いてみてくださいね。

 

弾いてみましたか?

このままだと、コードが変わるときに、左手の位置を大きく動かさないといけませんね。

さらに簡単にしましょう。

 

転回形と呼ばれる形にします。

C ドミソはそのまま

F ファラドをドファラに変える

G ソシレをシレソに変える(シは低いシです)

こうすると、C(ド、ミ、ソ)のドの指はそのままで、ミとソの指を一つ右に移せばF(ド、ファ、ラ)に。

C(ド、ミ、ソ)のソの指はそのままで、ドとミの指を一つ左に移せば(シ、レ、ソ)になります。

これだけなら左手を見なくても弾けますね。

何度か試して弾いてみてください。

これだけで、もうコードでの伴奏ができてしまいます。

 

 さっそくコードで伴奏してみる

コードというのは、「これが絶対に正解」というものではありません。

同じ曲でも、編曲する人が替わると、違うコードが書いてあります。

自分で好きなコードを選べば良いんです。

 

では、さっそく、覚えているうちに弾いてみましょう。

この楽譜に、Cドミソ、Fドファラ、Gシレソの、3つのコードで伴奏をつけてみましょう。

試しに、2分音符で好きなようにコードを弾いてみてください。

2分音符ごとにコードを変えても良いし、同じコードを続けても良いです。

 

弾いてみましたか?

一応、私が良いなと感じたコードを紹介します。

そろそろ覚えてきたと思うので、コードネームだけ書いてあります。

実際に音を出して、響きを確かめてみてください。

1小節目はCFではなくて、GCでもきれいに鳴りますね。

何度も言いますが、試しに弾いてみてくださいね。

 

他のコードを覚えた3つのコードに変えてしまう方法

C(ド、ミ、ソ)

F(ファ、ラ、ド)

G(ソ、シ、レ)

これだけ覚えれば、なんとかなります。

ハ長調(ト音記号の横に♯や♭がない)の曲の楽譜を開いてみてください。

できれば、右手でメロディーをすぐに弾けるくらいの簡単な曲が良いです。

 

ハ長調の楽譜が見付からない人は、こちらの記事に載っている楽譜を見てください。
目指せ!コードマスター(第1回「カエルの合唱」でCFGをマスターする)
目指せ!コードマスター(第2回「カタツムリ」でAmDmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第3回「ぶんぶんぶん」でセブンスを考える)
目指せ!コードマスター(第4回「しゃぼん玉」でEmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第5回「大きな栗の木の下で」で定番のリズムをマスターする)
目指せ!コードマスター(第6回「きらきらぼし」で定番リズム2をマスターする)
目指せ!コードマスター(第11回「夕焼け小焼け」で3コードを他のコードに置き換える)
目指せ!コードマスター(第18回「聖者の行進」で「テンション」を知る)

 

楽譜には他のコードもいろいろと書いてあります。

どうすれば良いのでしょうか?

 

一番のオススメは、

「メロディーを弾きながら、3つのコードのどれが合うかを試してみる」

楽譜に書いてある、知らないコードは無視をして、先ほどのように、3つのコードを適当に弾いてみましょう。

良い感じに響くコードを探してください。

コードは2分音符で弾ければ十分です。

 

コードが変わるタイミングが詳しく知りたい人は、楽譜を確認してみましょう。

楽譜のコードネームが書いてあるところで、コードが変わるはずです。

しかし、楽譜ではコードがどんどん変えてあっても、

4小節くらい同じコードで良い感じに音が鳴ることもあります。

自信がないのであれば、他の人にも聞いてもらいましょう。

 

「♯や♭がト音記号の横になかったけど、全然合わないよ。」という人。

あなたが弾いているのは、イ短調の曲の可能性があります。

今覚えた3つのコードではしっくりこないはずです。

イ短調の曲は、メロディーを弾くと、雰囲気が暗い感じがします。

明るい感じのする曲を選んでください。

 

・うまくいかないときは音を減らす

「ハ長調の曲だけどうまくいかない。」という人は、

メロディーを弾きながら、C、F、Gのコードを鳴らして、合わないときは適当にコードの音を一つ減らしてみましょう。

実は、これがうまくできるようになれば、ハ長調じゃない楽譜でも弾けます。

もう少し法則が知りたい人は、次のことを試してみてください。

 

・メロディーに使われている音を見る

例えば、メロディーにドドレミという音が使ってあると、

同じ音が多く使われているCのコード(ド、ミ、ソ)が合うはずです。

 

・コードにも性格がある

ハ長調では、FやGが続くと不安定な感じになり、Cが入ると落ち着きます。

特にGの次にはCがくると安心です。

ハ長調の曲の終わりは、Cのコードです。

 

・伴奏に使われている音を見る

伴奏に使われている音と同じ音が多いコードを選びましょう。

例えば、楽譜にシミソの和音が使ってあったとします。

コードはEm(ミ、ソ、シ)と書いてあったとします。

Em(ミ、ソ、シ)とは、Cのコード(ド、ミ、ソ)が似ていますね。

Cに変えて弾きましょう。

 

ちょっと待って。

Em(ミ、ソ、シ)とは、Gのコード(ソ、シ、レ)も似てるでしょ。

と思った人は、Gに変えて弾いてみましょう。

CとGと、どちらのコードを弾いたときの音が好みですか?

好きな方を使えば良いです。

 

Emの代わりに、CとGのどちらを弾くか、自信のないときは、Cのコードからドをなくしてミとソだけ弾きましょう。

それか、Gのコードからレをなくして、ソとシだけで弾いてしまいましょう。

 

Am(ラ、ド、ミ)の代わりはC(ド、ミ、ソ)のソをなくして弾けば良いです。

D(レ、ファ♯、ラ)は、Gの転回形で(シ、レ、ソ)のソをなくせば合います。

もちろん、もとのコードとは雰囲気は変わりますが。

文章で読むとややこしく見えますね。

これを覚えるくらいなら、Am(ラ、ド、ミ)やD(レ、ファ♯、ラ)を覚えた方が早い気もします。

 

ここまで読んで疲れた人は、次の「少しずつ覚えるコードを増やそう」は読み飛ばして、先に「できることを少しずつ変えてレベルアップしよう」を読んでください。

リズムを変えてコードで伴奏をする話です。

 

少しずつ覚えるコードを増やそう

3つのコードを覚えたら、次は他のコードも少しずつ覚えていきましょう。

♯も♭も苦手な人のために、覚えやすいコードから紹介しますね。

コードを1つ覚える度に、ハ長調以外の調の曲が弾けるようになります。

 

ヘ長調(ト音記号の横に♭が1つ)で使う3つのコード

F(ファ、ラ、ド)ハ長調のときに覚えてます。

汗B♭(シ♭、レ、ファ)

C(ド、ミ、ソ)ハ長調のときに覚えてます。

すでに覚えているコードにB♭だけ追加して覚えましょう。

 

弾きにくいと思った人は、ここでも転回形を使ってみましょう。

こんどは、ヘ長調なので、F(ファ、ラ、ド)を中心にすると、動きが少ないです。

F ファラドはそのまま

B♭ シ♭レファはファシ♭レに

C ドミソはミソドに

 

こうすると、F(ファ、ラ、ド)のファの指はそのままで、ラとドの指を1つ右に動かすとB♭(ファ、シ♭、レ)に、

F(ファ、ラ、ド)のドの指はそのままで、ファとラの指を1つ左に動かすとC(ミ、ソ、ド)になります。

ハ長調のときと同じように、この3つのコードで、ヘ長調(ト音記号の横に♭が1つ)の曲に伴奏をつけてみましょう。

ヘ長調の曲が見付からない人は、次の記事に載っている楽譜を見てください。
目指せ!コードマスター(第7回「山の音楽家」で「ヘ長調」の曲にコードをつける)
目指せ!コードマスター(第8回「でんでらりゅうば」でB♭Gmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)
目指せ!コードマスター(第10回「さよなら」を題材に「自分でコードを選ぶにはどうすればよいか」を考える

ト長調(ト音記号の横に♯が1つ)で使う3つのコード

G(ソ、シ、レ)ハ長調のときに覚えてます。

C(ド、ミ、ソ)ハ長調のときに覚えてます。

D(レ、ファ♯、ラ)

すでに覚えているコードにDだけ追加して覚えましょう。

 

転回形で弾きたい人は、

G ソシレはそのまま

C ドミソはソドミに

D レファ♯ラはファ♯ラレにします。

 

そうすると、G(ソ、シ、レ)のソの指はそのままで、シとレの指を右に1つ動かすとC(ソ、ド、ミ)に、

G(ソ、シ、レ)のレの指はそのままで、ソとシの指を左に1つ動かすとD(ファ♯、ラ、レ)になります。

何度か試してみたら、3つのコードを使ってト長調(ト音記号の横に♯が1つ)の曲を弾いてみましょう。

ト長調の楽譜が見付からない人は、次の記事に載っている楽譜を見てください。
目指せ!コードマスター(第12回「ふるさと」でDとBmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第13回「大きな古時計」でC6について考える)
目指せ!コードマスター(第19回「七つの子」コードを変えるポイントを考える)

 

もう少し頑張ってみましょう。

あと2つのコードを紹介します。

 

二長調(ト音記号の横に♯が2つ)で使う3つのコード

D(レ、ファ♯、ラ)ト長調のときに覚えてます。

G(ソ、シ、レ)ハ長調のときに覚えてます。

A(ラ、ド♯、ミ)

すでに覚えているコードにAだけ追加して覚えましょう。

 

転回形は、

D レファ♯ラはそのまま

G ソシレはレソシに

A ラド♯ミはド♯ミラに

 

D(レ、ファ♯、ラ)の、レの指はそのままで、ファ♯とラの指を1つ右に動かすとG(レ、ソ、シ)に、

D(レ、ファ♯、ラ)の、ラの指はそのままで、レとファ♯の指を1つ左に動かすとA(ド♯、ミ、ラ)になります。

できれば曲を弾いて覚えましょうね。

ニ長調の楽譜が見付からない人は、次の記事に載っている楽譜を見てください。
目指せ!コードマスター(第15回「こいのぼり」伴奏を簡単にする方法をいろいろと考える)

 

変ロ長調(ト音記号の横に♭が2つ)で使う3つのコード

B♭(シ♭、レ、ファ)へ長調のときに覚えてます。

E♭(ミ♭、ソ、シ♭)

F(ファ、ラ、ド)ハ長調のときに覚えてます。

すでに覚えているコードにE♭だけ追加して覚えましょう。

E♭は難しいですね。

 

転回形は

B♭ シ♭レファのまま

E♭ ミ♭ソシ♭はシ♭ミ♭ソに

F ファラドはラドファに

 

B♭(シ♭、レ、ファ)のシ♭の指はそのままで、レの指とファの指を右に1つ動かすとE♭(シ♭、ミ♭、ソ)に。

B♭(シ♭、レ、ファ)のファの指はそのままで、シ♭の指をレの指を左に1つ動かすとF(ラ、ド、ファ)になります。

変ロ長調の楽譜が見付からない人は、次の記事に載っている楽譜を見てください。
目指せ!コードマスター(第14回「ともだち賛歌」右手でコードを弾いてみる)

 

私の手元の楽譜集では、長調の曲の90%以上は、先程までに紹介した5つの調です。

長調の曲が大部分なので、今までの7つのコードで、ほとんどの曲に対応できます。

練習すればですけど・・・

 

慣れてきたら、さらに他のコードにも目を向けてみましょう。

楽譜に書いてあるコード通りに、弾けるようになっていくはずです。

Am(ラ、ド、ミ)やDm(レ、ファ、ラ)、Em(ミ、ソ、シ)などは、

シャープもフラットもないので、簡単に感じるでしょう。

覚えやすいコードからで良いので、頑張ってみてくださいね。

 

できることを少しずつ変えてレベルアップしよう

曲の雰囲気でリズムを変える

ここまでは、コードは2分音符で弾ければ十分だと言ってました。

少しリズムを変えてレベルアップしてみましょう。

「さんぽ」など、元気の良い感じの曲は、基本4分音符で良いと思います。

曲の途中で雰囲気が変わったときは、2分音符や、付点2分音符+4分音符にしてみましょう。

 

一番下の音と上の2つの音を分ける

1拍目と3拍目に、コードの一番下の音、

2拍目と4拍目に、コードの上の2つの音を弾いてみましょう。

それだけで、ずいぶん雰囲気が変わります。

 

楽譜を参考にしてリズムを変える

リズムが思い浮かばないときは、楽譜のリズムを参考にしてみましょう。

ただし、少しだけ気を付けることがあります。

楽譜を見てみると、右手で音を重ねてあり、左手は音が1つのことが多いと思います。

低い音が多いと重たくなるからです。

右手がギターで、左手がベースだと思えば分かりやすいです。

左手でリズムを弾くときは、音の数が多くなりすぎないようにしましょう。

 

右手でコードを弾いてみる

慣れてきたら、右手でもコードを弾いてみましょう。

左手はできれば楽譜通りにします。

できないのであれば、これも音を減らしてしまいましょう。

ここまできたら、楽譜通りに弾けるまで、あと少しです。

 

前奏はできれば楽譜通りに

前奏は、特徴ある曲が多いので、できれば楽譜通りに弾きましょう。

どうしても無理なら、曲の最後の2小節や4小節を、前奏として弾く方法があります。

前奏部分をうまく変えるにはなるべく雰囲気を変えずに曲を簡単にする編曲の方法を見てください。

 

まとめ

最初は3つのコードを覚えましょう。

ハ長調の曲が弾けるようになります。

次に、少しずつ覚えるコードを増やしましょう。

7つのコードを覚えると、たくさんの曲が弾けます。

慣れてきたら、少しずつリズムを変えましょう。

うまくできれば、曲の雰囲気に合った伴奏ができます。

右手でコードを弾けるようになると、楽譜通り弾いたのと似てきます。

 

コードで伴奏を弾くというのは、決して楽をするためだけではありません。

曲を練習する方法が少し変わるだけです。

無理なく、少しずつ、ピアノの腕をみがいてください。

他のコードも覚えてみようという気になった人は、少しずつ試してくださいね。
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目指せ!コードマスター(第20回「まとめ」スケールとコードを一気に覚える)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。