【「誰と遊んだの?」より効果的】夕ご飯の時に話題にしたいことNo.1はこれ

あなたは夕ご飯のとき、子どもと話をしていますか?

「今日誰と遊んだの?」と聞いて、毎回のように「先生」とか「誰も遊んでくれなかった」と返事をされ、心配になってしまったことがある方もいらっしゃると思います。ある程度の成長をするまで、子どもは自分の好きなことをして遊ぶものなので、誰かと遊んでいなくても心配することはありません。それよりも、子どもの成長に合わせて、子どもの興味を広げる質問をしてみましょう。今回の記事では、夕ご飯のときに最も話題にしたいことを紹介します。

夕ご飯の時に話題にしたいことNo.1とは

夕ご飯の時に話題にしたいことNo.1は、目の前にある夕ご飯の話です。

実は、「思い出しながら話をする」ということは、かなり難しいことなんです。「誰と遊んだの?」「何をして遊んだの?」と聞かれた場合、思い出しながら話をする必要があります。うまく思い出すことができなくて、返事ができない場合もあるんですよね。

目の前にある夕ご飯の話なら、今現在のことなので分かりやすいです。特に、クイズにすると楽しんで食べることにもつながります。

じゃあどんな話し方をすればいいの?

「何歳だとこの言い方」というハッキリ決まったものはありませんが、大体のところを並べました。普段してらっしゃる言葉かけと比べてみてくださいね。

  • 「ニンジンさんどこかな~?」「これかな~?」「あー、あったー」(大人が示す)
  • 「ニンジンはどれでしょう(どこでしょう)?」(ものの名前を聞いて子どもが探す)
  • 「ニンジンは何個あるかな?」(数を理解する)
  • 「何が入っているでしょう?」(複数のものを探す)
  • 「何で味付けしてあるでしょう?」(目で見えないものを考える)

味付けは、普段から話をしていない場合、小学生でも分からないと思います。大人が数人いる場合、大人向けにクイズを出して、やりとりを子どもに見せてみるのも面白いですね。

congerdesignによるPixabayからの画像

園や生活とのつながり

食材に興味をもったら、園や普段の生活ともつながってきます。食卓だけで完結するのはもったいないですよ。

給食のサンプルや給食便りを見る

保育所では、「今日はこんな給食でした」と分かるようにしてありませんか?それを見て、「どれが美味しかった?」などと話をしてみましょう。そのうち、何を食べたか思い出して話ができるようになってきます。思い出して話をするようになると、「誰と遊んだか」にもつながってきます。

夕食のときに、「給食で何を食べたか」の話ができると、思い出せないときに給食便りを見てみることにもつながります。文字への興味をもつことにもなるんですよね。

作るときに実況する

「今からニンジンの皮をむきまーす」など、夕食を作るときに状況を伝えてみましょう。どうやって作るか、興味をもつことになります。子どもがやってみたくなって時間がかかるかもしれませんが、大人がすることと子どもにもできそうなことをハッキリ分けておけば大丈夫です。

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買い物のときに夕食の話をする

夕食のときに「何が入っているでしょう」という話をしていると、買い物のときに「何が食べたいか」だけではなく、「スープには何を入れてほしい」「これを入れてこんな味付けにしたら美味しいと思う」という話もできるようになってきます。

この記事の途中でもお伝えしましたが、大事なことなので最後にもう一度お伝えします。「何歳のときにこれができる」というものではありません。何度も繰り返しやりとりとして、少しずつ分かるようになってくるものです。「昼間のことを思い出して話をする」「買い物に行って夕食のことを考える」などは、保育所では経験できないことです。ぜひ、ご家庭で楽しみながら話をしてみてくださいね。

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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。