【初心者向け】パソコン作業中に間違って消したものを復活させる方法

パソコンの作業中に、ふと気付くと、あるはずのものが無くなっていることがありませんか?

・文章を書いている途中に、思わぬところが消えていた

・エクセルの表が計算してくれなくなった

・大事なファイルが無くなった

・フォルダごと見付からない

 

こんな時には、まず落ち着きましょう。

そしてこの記事を読んでみてください。

今回は、パソコン初心者の人でも分かる範囲で、消してしまったものを復活させる方法を紹介します。

 

パソコン作業中に間違って消したものは、ほとんどの場合は復活させることができる

パソコン作業中に間違って消してしまったものは、ほとんどの場合は、もとに戻すことができます。

まずは落ち着きましょう。

あせっていろいろと触ってしまうと、余計に分からなくなってしまいます。

では、文章やデータが消えてしまう原因と、復活させる方法を、1つずつ説明しますね。

 

さっきまであったはずの文が無くなった場合

文章を書いているとき、さっきまであったはずの文が無くなっていることがあります。

この場合、次のような原因が考えられます。

・どこかに手が当たって消してしまった
・コピーしたつもりが切り取ってしまった
・いつの間にか上書きする設定になっている

 

どこかに手が当たって消してしまった

どこに手が当たってしまったかは分からなくても、消してしまったときは、消す前に戻しましょう。

ワードやエクセルは、画面の左上の方に、前に戻す矢印があります。

この矢印を押した回数だけ、前に戻すことができます。

 

矢印の右に、下向きの小さい三角形がありますね。

その三角を選択すると、これまでにしてきた行動が並んで表示されます。

戻りたいところを選びましょう。

ワードにもエクセルにも、前に戻る矢印はついています。

落ち着いて、消える前まで戻しましょう。

 

コピーのつもりが切り取ってしまった

文をコピーをするときに、間違えて「切り取り」を選択していることがあります。

ウインドウの「コピー」のすぐ上に「切り取り」があるので、気付かないうちに切り取っています。

「コピーしたつもりなのに消えてしまった」という場合は、あせらずに「貼り付け」をしましょう。

先程の、前に戻る矢印でも、「切り取り」の前の状態に戻すことができます。

 

いつの間にか上書きになっている

キーボードの右上の方に、「Insert」と書いてあるキーがあります。

知らないうちにこれを押してしまうと、文が消えることがあります。

Insertキーは、文を上書きするか、挿入するかを選べるキーです。

 

「ちょっとここの部分を書き直したいな」というときに、上書きのモードになっていると、前に書いた文字を消しながら、新しい文字を書くことになります。

上書きのモードに気付いたときは、Insertキーを1回押すと、挿入して書くモードに切り替わります。

 

上書きになっているときは、文字を打ち込んでいる最中に、周りの文字と少し違うので、気付くことができます。

上の画像では、青い矢印のところの「とにかく」が、文の他の部分より少し下に書かれていますね。

「とにかく」と書かれた部分の背後には、他の文字が入っていますが、「とにかく」と入力してEnterキーを押すと、「とにかく」の背後に書かれていた文字は消えます。

エクセルなどは、上書きになっていると、カーソルの所に網がかかったように色がつくので分かります。

上書きのモードで、消すつもりのない文字が消えてしまうときは、Insertキーを1回押して、挿入のモードにしましょう。

 

気付いたらデータが無くなっていた場合

どこかに手が当たって消してしまった

「デスクトップにあるはずの資料が見当たらない」なんていう経験がありませんか?

パソコンで作業をしようと思ったら、あるはずのファイルが無くなっていることがあります。

ファイルというのは、ワードやエクセルなどで作った、お便りや職員会の資料を、保存したものです。

知らないうちに、なぜか削除していることがあります。

いらないものを整理したときに一緒に消してしまったかもしれません。

 

こんなときは、ゴミ箱の中を見てみましょう。

おそらく、みなさんのデスクトップに、ゴミ箱のアイコンがあるはずです。

ゴミ箱を開くと、次のような画面が出てきます。

戻したいものの上で右クリックをすると、「元に戻す」「削除」などが選べます。

「元に戻す」を選択すると、元々あった場所に戻すことができます。

ゴミ箱の中身がたくさんあって探せないときは、画面のどこかに「ゴミ箱の検索」というような、検索できる場所があるので、それを探しましょう。

ファイルの名前を一部分でも良いので入れると、同じ名前のものをパソコンが見付けてくれます。

 

コピーのつもりが切り取ってしまった

文字を入力しているときと同じように、ファイルに対しても、コピーしたつもりが切り取っていることがあります。

コピーして、新しい場所に貼り付けたら、前の場所からは無くなっているのであれば、それはコピーではなく切り取りです。

落ち着いて、前の場所にも貼り付けをしましょう。

 

近くのフォルダに入ってしまった

フォルダというのは、ファイルを整理するときに分類して入れておくことができる入れ物です。

この画像では「フォルダ1」「フォルダ2」という名前をつけていますが、「運動会」とか「○○組保育指導案」とか、名前を変えることができます。

ファイルを整理するときに、気付かずに違うフォルダに入れてしまうことがあります。

そうすると、次に探したときに、「あるはずのところにファイルが無い」ということになります。

 

このようなときは、検索して探しましょう。

画面の左下のところに、次のような、検索できる場所がありませんか?

試しに「sleep」という文字を入れてみます。

私のパソコンに入っているものと、みなさんのパソコンに入っているものは違うので、同じ結果は出ませんよ。

「sleep」と入れて検索すると、「sleep」に関連したもの、「sleep」という名前が入っているファイルなどが出てきます。

探しているファイルの上にカーソルを持ってくると、ファイルのある場所が表示されます。

「Cドライブ」の中の、「Users」の中の、「秘密なので消しています」の中の、「Documents」の中の「画像」の中の「アイキャッチ」の中に、「sleep-1265856_640.jpg」という名前で保存されていますよ・・・ということが分かります。

 

計算してくれるはずのエクセルがおかしい場合

「エクセルは訳分からないから無理」と諦めないでください。

コピーと貼り付けだけで、計算式が復活できます。

画像の中では「E3」のところが空白になっています。

いつの間にか、「E3」に入っている計算式を消してしまったんです。

計算式というのは、画像の青い矢印が指しているところに表示されているものです。

 

詳しい話は全部やめて結論を言うと、消えてしまった隣の計算式のところをコピーして貼り付ければ復活します。

この表の場合は「E2」のところか「E4」のところをコピーします。

「E3」に貼り付けると、勝手に計算するようになって、この画像の表では「E3」に22と表示されます。

 

注意してほしいことは、違う式を貼り付けても意味が無いということです。

合計してくれる式が消えてしまったときに、平均を出す式を貼り付けてもダメです。

この画像の場合は、「E2」と「E3」と「E4」は、それぞれの左にある数字を合計しています。

ですので、「E2」をコピーして「E3」に貼り付けると、同じように計算してくれます。

 

消えてしまったところの周りに、同じような計算をする式が無い場合でも大丈夫です。

エクセルの表は、元々誰かが作ったデータです。

元のデータをもらってきましょう。

 

まず、元のデータを別のウインドウで開きます。

例えば、「T8」の部分の計算式が消えてしまったときは、元のデータの「T8」のところをコピーして、それを貼り付ければOKです。

この意味が分からないのであれば、パソコンが得意な人と一緒にこの記事を見てください。

とにかく、消えてしまったものは、思っているよりも簡単に直せるということを覚えておきましょう。

 

どこをどう探しても見付からなかった場合

どこを探しても見付からなかった場合は、とにかくパソコンが得意な人に聞きましょう。

サーバーを管理している業者さんなどに、連絡を取ることができますか?

この意味が分からない人は、まず、幼稚園・保育所の中で、少しでもパソコンのことが分かる人に聞きましょう。

その人に頼んで、業者さんに連絡を取ってもらいましょう。

状況によりますが、完全に消えてしまったものでも復元してもらえます。

また、公立の幼稚園、保育所、こども園であれば、市役所などの、担当の人に質問できるはずです。

 

まとめ

「消えてしまった」と思っても、まずは落ち着きましょう。

ほとんどの場合、もとに戻すことができます。

・文字が消えたときは、画面左上の矢印か三角形を選んで、前に戻る

・コピーのつもりが切り取ったかもしれないので、貼り付ける

・上書きのモードになっているときはInsertキーを1回押す

・データが消えたときはゴミ箱の中を見てみる

・どこにあるか分からないときは検索する

・エクセルが計算してくれなくなったときは、隣にある計算式をコピーして貼り付ける

・元のデータの同じ場所からコピーして貼り付ける

・困ったときは、とにかく得意な人に聞く

 

「消えてしまった」と思って、最初からやり直すほど無駄なことはありません。

分からないときは、とにかく落ち着いて、誰かに聞きましょう。

パソコンが苦手でも、少しずつ覚えていきましょうね。

 

パソコンが苦手な人は、自分が思っている以上に仕事に時間がかかっています。

普段から、得意な人に頼ったり仕事を分担したりしましょう。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。