【園便り・クラス便り・連絡帳】「何について書くか分からない」が無くなる方法

あなたはお便りや連絡帳に何を書いていますか?子どもの姿は書きますよね。行事の連絡を書いている園もあるでしょう。業務の軽減でクラス便りが無くなったところもあります。今回の記事では「これはもう日々のお知らせボードで伝えたし、クラス便りに書くことが無い」という状態を無くすために、それぞれのお便り等に何を書くかを考えていきます。

クラス便りや連絡帳に書くことはそれぞれ違う

園便り、クラス便り、連絡帳、日々の姿をお知らせする掲示板(お知らせボード)など、いろいろと書くものはありますが、それぞれ書くことは違います。「掲示板で毎日の様子を知らせているから連絡帳は無くしました」という園もあるでしょう。本当にそれで良いのでしょうか?掲示板に書くことと連絡帳に書くことは違うのでは?それぞれに書くことを見ていきましょう。

ただ、これは1例です。また、記事タイトル通り「何について書くか分からない」という状態を無くす方法であって、簡単に書けるという方法ではないです。整理するため、簡素化を考えるときの叩き台のためのものだと思って読んでください。

園便りに書くこと

園便りには、園全体のことを書きます。当たり前のことを言ってしまいました。もう何でもありですが、2点だけ注意が必要です。

1点目は、園便りで行事などの業務的なお知らせはしないことです。または、行事などのお知らせをするのであれば、全部をしっかり載せることです。「特定の行事だけの注意点が園便りだけに載っている」ということは極力避けたいですね。まさか園便りだけに載っているなんて、想像できる人はいませんから。

2点目は、クラス便りに載せることができるエピソードを取ってしまわないことです。子どもの姿を取り上げるときは、園長・所長だけが子どもと関わったときのエピソードや、学年をまたいで見られる成長などを書きたいところです。

連絡帳に書くこと

連絡帳には、その子どもの日々の姿を書きます。「本日みんなでしたこと」を毎日お知らせしている状態(何冊も同じようなことを書いている状態)であれば、連絡帳はいらないですよね。日々のクラスの姿をお知らせするボードで十分です。また、連絡帳を書くとしても毎日である必要はないですよね。降園時に口頭でお知らせをするのであればなおさらです。ただ、話して伝えることが苦手な人、文字に表す方が上手くいく人もいます。連絡帳を書きたい保護者もいます。完全に無くしてしまうのであれば、文章で伝えたい人のために他の何かが必要だということも考えるべきでしょう。

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お知らせのボードに書くこと

日々の姿を伝えるお知らせボードには、クラスの日々の姿を書きます。誰かの個人的な姿を伝えることもあるでしょうが、中にはみんなに知られたくない人もいますよね。どうしても「これをやりました」という状況だけを伝えることになります。

ブログやその他のICT器機でお知らせすること

ブログやその他のICT器機では、写真がメインだと考えましょう。リアルタイムで様子を知ることができるのが利点ですので、他のものより文章が少なくても満足できます。

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クラス便りに書くこと

クラス便りに書くことは、一定期間のクラスとしての成長です。これが書けないのであれば、日々のお知らせをするボードでこまめに伝えた方が親切ではないかと思います。担任がクラスとしての成長を書けないのであれば、園便りで書くのも1つの手です。毎月のクラス便りは、割り切ってしまって、行事の時間や日々の活動で持ってくるものなどをまとめて書き、保護者が「どのお便りに書いてあるの(困)」と、ならないようにしましょう。

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他の月は、11月の文例を載せた記事の中にリンクが貼ってありますので、開いて見てください。

この記事の始めの方でお伝えしたように、ここに書いたことはあくまでも1例です。園で検討するときの叩き台にしてください。決して、「これを書かないといけない」になるのではなくて、仕事を簡単にするために使ってくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。