できるだけ無理することなく「小学校との接続」ができる研修の実践編についてのお知らせです

今回は、小学校との接続を無理せずにやっていく研修の実践編です。

  • 10の姿をどう捉えるかが分かる
  • 10の姿と5領域とのつながりが分かる
  • 「入学までに◯◯できるように」への対応が分かる
  • 「3歳までに◯◯できるように」への対応が分かる
  • 「小学校の先生ってこうなんだ」が分かる
  • まずどう取り組むかが具体的に分かる

という内容になっています。

無理しない接続を行うために

無理しない接続行うために、まずは質問です。

  • 話を聞けるように
  • 座っていられるように
  • 返事ができるように

園ではできていることを、「せめてこれだけは身に付けて入学してほしいです」と、小学校の先生に言われました。どうしますか?

2歳から3歳への接続

2歳児クラスから3歳児クラスになるときにも、同様のことがありますよね。「3歳からは1人担任になるから、それまでに座って話を聞けるように」なんてことを言われる場合があります。言われた場合、どうしてますか?

2歳のうちに、座って話を聞くことができるようになったのに、3歳の担任から「全然できてないじゃない」と言われてしまった…という話を聞いたこともあります。これって、「園ではできてました」と言っても、小学校の先生からすれば「できてない」と見えるのと同じことなんですよね。

2歳から3歳になるときも、年長から1年生になるときも、根本は同じです。

「できるようにしておいて」と言われてどうするか

では、「できていない」「できるようにしておいて」と言われないため、これまでよりもっと話を聞けるように、もっと座れるように、もっと返事ができるように、もっと待てるように、もっとすぐに動けるように、もっと片付けできるように、もっと集中できるように、もっとあいさつできるように…という保育をしていきますか?

つぶれてしまいますよね。全てにおいて今以上に、「もっと◯◯できるようにする」を追求すれば、あなたか子ども達がつぶれてしまいます。無理だから何もしない。というよりも、もう追加で何かをする余裕はない。このような現状があるならば、無理しない小学校との接続を知ってください。
知ることで、普段の保育も楽になる可能性がおおいにあります。

10の姿をどう捉えるか

10の姿については、小学校との接続に限らず、全ての人に知っておいて頂きたいです。

先日の研修のとき、「うちの園では10の姿が4歳ではこう、3歳ではこう、2歳では…と言う表になっていて」…という話を聞きました。各年齢で週ごとに10の姿のどれに重点をおくかという話もするそうですが、「10の姿ってそういうことなの?」と疑問に思っていたそうです。

ハッキリ言ってしまうと、10の姿について誤解をしたまま表を作ったり指導案や要録に書いたりしている現場が多く見られます。10の姿を手がかりに、小学校の先生と話をしていきたいところですが、保育をする側が誤解をしていては話になりません。

研修では、「10の姿は到達目標ではない」「ではどう捉えるのか」ということを、図を使って分かりやすくお伝えします。

10の姿と5領域のつながり

今回の研修では、10の姿と5領域のつながり、さらに、0歳児の3つの視点とのつながりがどのようになるか、一目で分かるスライドを見て頂きます。

10の姿は4歳ではこう、3歳ではこう、2歳ではこう…と考えること自体は素晴らしいですが、それを保育に取り入れようとすると大変です。取り入れるにしても、3つの視点や5領域と10の姿がどのようにつながっていくかを知ると、ずいぶん楽になると思います。

入学までに(3歳までに)◯◯できるように

冒頭の質問
園ではできていることを、「せめてこれだけは身に付けて入学してほしいです」と、小学校の先生に言われました。どうしますか?

この質問に対する答えの1つを、この研修でお伝えしています。
できているはずのことなのに「できない」と言われてしまう原因の1つは、「なにをもってできるとするか」の感覚が違うということにあります。

どんな状態ならば「できる」なのか
座らなかったら、聞かなかったらどうなるのか
いつまでにできればよいのか

ここら辺を考えてみると、見えてくるものがあるんですよね。

「小学校の先生って、こんな考え方なんだな」「まずは具体的にこうするんだ」ということも分かってきます。

研修概要

研修名:無理しない小学校との接続を考える(実践編)
期日 :11月27日(日)
時間 :22:00~23:00
ZOOMにて、オンラインで行います。

  • 10の姿をどう捉えるかが分かる
  • 10の姿と5領域とのつながりが分かる
  • 「入学までに◯◯できるように」への対応が分かる
  • 「3歳までに◯◯できるように」への対応が分かる
  • 「小学校の先生ってこうなんだ」が分かる
  • まずどう取り組むかが具体的に分かる

前回のおさらいで、「幼保小の架け橋プログラム」についてもちょっとだけ振り返ります。まともにやると、とんでもなく大変なことになりそうです。無理せずできる方法を知ってください。

参加方法

無理しない小学校との接続を考える(実践編)

https://note.com/forhoikusha/n/n0b5b002ba12f

こちらのnoteの記事にて、オンライン研修の参加を受け付けています。

それでは、11月27日(日)の22:00に、研修で会えることを楽しみにしています。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。