オンライン研修のお知らせ「すらすら書けない人のための指導案の書き方」をZOOMで行います

あなたは指導案(日案や週案)を、すらすら書くことができますか?

今回は、指導案をすらすら書けない人のために、指導案の基本的な書き方についてお伝えします。これは新任の人にもできることなんですけど、ベテランだからといってできているとは限らないことです。ですので、すらすら書けなくて困っている人すべてにオススメします。

天才の人と同じ指導案の書き方をしていませんか?

まず、ハッキリ言ってしまいますと、「指導案の上から書き始めて下まで書いていく」というのは天才の人用の書き方です。

たとえば、ジグソーパズルを左上から始めて、次に隣のピースを当てはめ、その次に3番目のピースを当てはめる…ということをやるようなものです。これをサラッとできる人はホンの1部の人ですよね。

できる人は、それでいいんですよ。それでいいというか、天才のやることに口を出すことはできません。何百ピースも混ざっている状態を眺めて、十数秒で正解のピースを拾いあげる人を見たことがありますが、理解不能です。

私はもちろん、そんなことはできませんので、次のような順番でジグソーパズルを作ります。

  1. 枠となるもの、絵柄、色などでピースを分ける
  2. 枠を作る
  3. 絵の輪郭や特徴ある色など、分かりやすいところから組み立てる

というように、まずは準備をして、始めは分かりやすいところから…という順番で作っています。みなさんはどのような順番でジグソーパズルを作りますか?

指導案を書く前にも準備が必要

実は、保育指導案を書くときも同じことなんですよね。

天才ならば、上から書き始めて、すらすらと下まで書くでしょう。ですが、ほとんどの人は天才ではないので、その書き方だと必要以上に時間がかかります。時間をかけずに書く人もいますが、多くの場合、そこに当てはまらないはずのピースを当てはめて満足しています。

または、長年の経験から、指導案を書かなくても保育できるくらいの状態だったり、書く前に頭の中で準備ができていたりすると、すらすら書けることもあるでしょう。ですが、このような人達も、そんなに多くはいませんよね。

では、どうすれば良いのかというと、ジグソーパズルと同じように、準備から始めます。もう一度、ジグソーパズルの作り方を思い出してみましょう。

  1. 枠となるもの、絵柄、色などでピースを分ける
  2. 枠を作る
  3. 絵の輪郭や特徴ある色など、分かりやすいところから組み立てる

ジグソーパズルの作り方で考えると3番目に当たる、「書きやすいところから書く」は、実践している方もいらっしゃると思います。ただ、惜しいことに、準備をしっかりする前に書きやすいところから書いている状態なんですよね。

この研修で提案すること

指導案を書く前に、まず準備をしましょう。「まず準備をする」ということを言葉にすると、あまりにも当たり前なんですけど、必要な準備ができる前に指導案を書いている人が多すぎるんですよ。

「ジグソーパズル」で言うと、ピースを分けず、枠を作らずに、目についた分かりやすい場所から作り始めるようなものです。「旅行」で言ったら、行き先を決めずに計画を立てるようなもの、「家」で言うと、住みたい町も必要な間取りも分からないまま、物件を探すようなものです。

そんな状態で指導案を書くので、書きづらいのは当然です。結局何もハッキリしないまま、時間をかけて紙面を埋め、提出していませんか?

指導案を書くときの準備とは

では、指導案を書くときの準備って何なんでしょう?

大きく分けて3つあります。

  1. 長期の計画の書き方をするか、短期の計画の書き方をするか決める
  2. どこに何を書くかをハッキリさせる
  3. 自分の大事にしたいことをハッキリさせる

まず、長期の計画(年間、期、月)と短期の計画(週、日)では書き方が違うんですよ。どう違うかというと、発達についての考え方が違います。発達については、みなさん難しいと思っていらっしゃるかもしれませんが、短期の計画の場合は簡単です。研修内では、それを分かるようにお伝えしますね。

二つ目の準備は、「どこに何を書くかをハッキリさせる」です。一年の最初にこれをやってしまえば、それ以降は何度もやらなくてもすむことです。しかし、分からないまま何を書くか悩んでいる人が多いようなので、これも研修内でスッキリさせましょう。または、「後日、園で何をどう質問すれば良いか」を知りましょう。指導案の様式についても、実は簡単なんだと知ることができます。

三つ目の準備は、「自分の大事にしたいことをハッキリさせる」です。「これだけは絶対」というところを決めましょう。どうするか迷ったときには、「大事にしたいこと」に合っているかどうかが判断基準となります。

これらが、ジグソーパズルの作り方で言うと、「ピースに分ける」「枠から作る」に当たる、指導案を書く前にする「準備」となります。

これらの準備をした上で、
「分かりやすいところから全体的に書いていく」
なんですよ。

研修の概要

研修名:すらすら書けない人のための指導案の書き方(基本編)
期日 :5月8日(日)
時間 :22:00~23:00

ZOOMにて、オンラインで行います。

この研修で分かること

この研修では、次のことが分かります。

  • 指導案を書く前に準備が必要なことが分かる
  • 長期の計画と短期の計画では、発達についての考え方が違うことが分かる
  • 短期の計画において、子どもの発達について簡単に考えていく方法が分かる
  • 指導案のどこに何を書けば良いかが分かる
  • 様式についても、簡単に考えることができるということが分かる
  • 「ねらい」や「内容」がどのようなものかが分かる
  • 養護のねらいについて、どう考え、どう書いていくかが分かる
  • 「予想される活動の展開」「家庭との連携」など、様々な言葉について、どうとらえるかが分かる
  • 指導案の具体的な書き進め方が分かる

これらは、特別な方法ではありません。あくまでも基本です。基本ではありますが、指導案を書くときに迷ってしまう人や、そのような人を指導する立場の人にとっては、大幅な時短につながる可能性はあります。

申し込み方法

こちらのnote記事から申し込んでください。
すらすら書けない人のための指導案の書き方(基本編)

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。