【子どもがこっちを向くピアノ】「サッと立ちたくなる」「座りたくなる」楽譜とゲーム

子ども達に、サッと立ってもらいたいとき、ありますよね。
特に式の時などは、みんなでカッコよく立ってもらいたいです。
「はい、サッと立ってよ。もう一回。」なんて声をかけていませんか?

この記事では、子ども達が自然にそろってサッと立てるようになるゲームを紹介します。式の時でなくても、いつでもできるゲームなので試してみてくださいね。音に対する感覚も育ちますよ。

子ども達が立ちたくなる音・座りたくなる音

お辞儀をするときに、ピアノを鳴らすときがありますよね。
「ジャン(気をつけ)、ジャン(礼)、ジャーン(もどる)」ってやつです。
あれって、お辞儀したくなる音なんです。

立ちたくなる音や座りたくなる音もあります。
さっそく紹介しますね。

立ちたくなる音の楽譜

ハ長調でGのコードは不安定なんです。Cのコードに進みたくなります。
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というわけで、この音を聞いていると、体も動きたくなります。音も上がって行くので、上に向かって動きたくなります。実際に立つのは4拍目です。最後の音はスタッカートで鳴らすと、よりピッと立てます。

慣れてくると、1拍で「立ちましょう。」と言って、2拍目にCのコードを鳴らせば立てます。もっと慣れると、1拍で「立ちましょう。」と言うと、ピアノを鳴らさなくても2拍目でそろって立てます。

座りたくなる音の楽譜

立つときの楽譜と同じように、ハ長調でGからCのコードに動いています。不安定なところから、安定するところに音が動くので、この音を聞くと動きたくなります。音が下がって行くので、座る動きをしたくなります。実際に座るのは4拍目です。

子ども達が立ちたくなる・座りたくなるゲーム

「ピアノを鳴らすと、反射的に子どもが動くようになる」ということは、私は好きではありません。そのとき、子どもは何も考えていませんから。

というわけで、ゲームで楽しく頭と体を動かしてみましょう。
まずは、あえてゆっくり立ったり座ったりしてみます。

先程の楽譜とは、音が変えてあります。テンポもゆっくり弾いてみましょう。

座る方の楽譜も、先程とは音が変えてあります。

左手の音は、立つ楽譜も座る楽譜もそっくりにしてあります。ピアノをよく聴くことができるようになってくると、「たちましょう」「すわりましょう」と言わずに、「よっこらしょ」と言っても、立つか座るかが分かります。

旗上げゲームと同じことをしてみる

旗上げゲームって、みなさん知っていますよね。

「赤上げて、白上げて、赤上げないで、白下げる」などの声に合わせて、旗を上げたり下げたりするゲームです。

同じことを、立つ、座るでやってみましょう。

「たちましょう」「すわりましょう」「たちません」「すわりません」「よっこらしょ」を、いろいろな順番で言ってみましょう。もちろん、旗揚げゲームほど、速くはできませんよ。

テレビ番組のように、「すわりま・・・・・・・す!」などと、言い方を変えてもおもしろいですよ。

今さらですが、「立つ」「座る」だけなので、ピアノが無くてもできますけどね。

ゲームをしながら、「よく聴いてたね。」「◯◯ちゃんの立ち方は今すぐ小学生になってもいいくらいだね。」などと褒めましょう。子ども達は、その気になって、自らサッと立ったり座ったりしようとします。

「もう一回。」「できるまでやるよ。」などと言わなくてすみますよ。ぜひ試してみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。