【お父さんも読みたくなる】「毎月のおたより」の書き方




毎月書いている「おたより」「クラス便り」。
「当然、保護者は読んでいる」と思っていませんか?

はっきり言って、お父さんは読んでませんよ。
お母さんも、どれだけ読んでるか分かりません。
「お弁当の日や、持って行くものをチェックしたら終わり」で、後は読んだとしても流し読みです。
※これは管理人の交友関係に聞き取り調査したことを基に書いています。保護者の個人情報ではありません。
※「全ての保護者が読んでいない」ということではありません。

この記事では、お父さんや、おじいちゃん、おばあちゃんも読みたくなるような、毎月のおたよりの書き方を、分かりやすくお伝えしています。
保育の内容が素晴らしくても、それが伝わらないともったいないですよ。

ポイントを押さえた上で、何をどのように書けばいいのかを考えてみましょう。

お父さんも読みたくなる「おたよりの書き方」のポイントとは

保護者が知りたいのは子どもの姿です。

「園や担任が何をしたいか」ではありません。

だから、「今月のねらい」は、正直、全く目に入っていません。
何のことだか分からないからです(書いてる方も、よく分かってない場合がありますよね)。

「こんなことがありました」というのは、幼稚園なら降園時の話、保育所ならお知らせボードで、すでに知っています。連絡帳で書いているところもありますよね。

じゃあ、具体的にどうするかというと、次のようなことに気をつけて書きましょう。

  • 目を引く「見出し」にする
  • ねらいを書くなら保護者に分かりやすく書く
  • (可能であれば)タイムリーに発行する
  • 子どもの言葉、エピソードを書く

目を引く「見出し」にする

おたよりの内容は、当然大事です。
でも、
「読んでもらえるかどうか」を考えたときに、「見出し」ってとても大事なんです。

目を引く「見出し」にするために、次のことを考えましょう。

  • イラストはワンポイント
  • 見出しの枠線は統一する
  • 見出しの言葉を工夫する

イラストはワンポイント

目を引くために、イラストや枠線を豪華にして・・・ではないですよ。
内容が薄いのに、イラストを豪華にしてしまうと、「大したこと書いてないのに、絵を描いて遊んでる」と受け取られてしまいます。

本当に読んでほしいのは、書いてある内容ですよね?
文字よりも絵が目立つと、絵しか見ないんです。

子どもが絵本の絵だけを見るのと一緒です。

見出しの枠線は統一する

あなたは記事ごとに枠線を変えていませんか?
見出しにつける枠線は、同程度のことを書く場合、統一しましょう。
少なくとも、「大見出しより小見出しの方が目立つ」なんてことがないようにしてください。
「メインの記事は目立たせる」
「誕生日のお知らせは特別」
という区別はアリです。

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見出しの言葉を工夫する

A「発表会のその後について」
B「発表会後の爆笑エピソード」

A「ウサギの赤ちゃんが産まれました」
B「子ども達みんな大喜び!」

それぞれ、どちらの見出しが興味を引くと思いますか?

「発表会後の爆笑エピソード」は、園長先生からストップかかると思いますけど。
「【思わず微笑む】発表会後のエピソード」くらいにしておいた方がいいですね。
漢字ばかりだと読みにくく、カタカナが混ざっていた方が読みやすいです。
そして、カッコで区切ると読みやすいです。

「ウサギの赤ちゃんが産まれました」だと、カタカナも入っています。
でも、見出しで結論を言ってしまうと、それ以上読まれないこともあります。

ねらいを書くなら保護者に分かりやすく書く

研究会などに行ったとき、保育指導案の「ねらい」を見て、その人が意図していることが、すぐに分かりますか?
分かりませんよね。

そもそも、「ねらい」の意味が分かりますか?
分かっているなら、「ねらいとは」「ねらいと内容」「ねらいと目標の違い」なんて検索して調べる人もいません。

保護者のみなさんは、ねらいを見ても意味が分かりません。
先生達にも分かりにくいものですから。

保護者のために書く「おたより」です。
ですので、
「ねらい」を伝えたいのなら、保護者に分かりやすいように書くべきです。

せめて、「今月のねらい」ではなくて
「今月大事にしたい姿」などに変えましょう。

「養護のねらい」ではなくて
「養護について気をつけること」などに変えましょう。

「ねらい」の文も、「変えて表現してはいけない」なんて決まりはありません。
許されるのであれば、保護者に分かりやすいように、変えて伝えましょう。

A今月のねらい
・自分が興味をもったことに、積極的に向かい、興味の幅を広げる

B今月大事にしたい姿
・「興味をもったことを、どんどんやっていこうとする姿」を大事にします。
 「自ら学ぼう」という意識が芽生えている姿なんですよ。

AとBの、どっちが保護者に伝わりやすいと思いますか?

タイムリーに発行する

可能であれば、おたよりは月1回ではなく、タイムリーに発行しましょう。

3月初めに出すおたよりで「1年間ありがとうございました」って言ってもピンときません。月初めの行事について、月末のおたよりに載せても、もう忘れてます。

だから読まれないんです。

せっかく書いた「おたより」、読んでほしいですよね。

子どもの言葉、エピソードを書く

毎月のおたよりで保護者が知りたいのは子どもの様子です。
でも、毎日のちょっとしたことは、連絡帳やお知らせボードで知ることができます。
おたよりには、1ヶ月を通した子どもの成長を書きましょう。

できれば、「ねらい」とつながったことを書きます。
そうでないと、おたよりに「ねらい」を載せる意味がありません。

ただ、実践発表や研究会で発表するような、「事例」を書く必要は、全くありません。

くだけた言葉でいいので、子どもの言葉、エピソードをしっかり入れましょう。
たとえば、次のような書き方です。

◯先月は、「友達との関わり方」を大事にして過ごしました。
子ども達は、友達と上手に関わることができる言葉を知って、使うようになりましたよ。どんな言葉かというと・・・

「(使っているものを)貸して。」と言われ、しばらく考えていたAちゃん。考えた末、「もうちょっとだけ待ってね。」と返事をしました。自分にとって大事なものだから、すぐには渡せない。だけど、大好きなBちゃんにも使わせてあげたい。そんな気持ちが、「もうちょっとだけ」という言葉に表れているようです。その気持ちがBちゃんにも伝わったのでしょう。落ち着いて待っていました。

「もうちょっとだけ待ってね。」と言えば、上手く伝わることを知った子ども達。その日から、「もうちょっとだけ待ってね。」という言葉が、あちこちで聞かれるようになりました。ご家庭でも、「もうちょっとだけ待ってね。」と言うかもしれません。ちょっとだけ、子どもを待ってあげてくださいね。

というように、先月大事にしてきたことに関わる姿を書いてから、「じゃあ今月は、こんなことを大事にします。」って書けばいいんです。

まとめ

おたよりって、思ったよりも読んでもらえません。

せっかく書いたものなら、読んでもらいたいですよね。

読んでもらえるように、次のポイントを意識して書いてみましょう。

  • 目を引く「見出し」にする
  • ねらいを書くなら保護者に分かりやすく書く
  • (可能であれば)タイムリーに発行する
  • 子どもの言葉、エピソードを書く

さらに、「見出し」については、次のことを意識してみましょう。

  • イラストはワンポイント
  • 見出しの枠線は統一する
  • 見出しの言葉を工夫する

「書き方を変えると時間がかかるし・・・」と思った方、いますよね。

「子どもの言葉、エピソードを書く」という部分を、もう一度見てください。「ねらいに関連した先月の様子を書き、それから今月大事にしたいことを書く」って、どこかで聞いた気がしませんか?

保育指導案でやっていることと同じなんです。
先月や先週の姿を書いて、それから「ねらい」を書きますよね。
ということは、おたよりを書くときには・・・・
月案の一部を取り出して、保護者向けの文にするだけです。

この書き方だと、おたよりと保育指導案で、別のことを書かない分、トータルで時間が短くなります。ぜひ試してみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。