保育塾では、「無理しない小学校との接続」についてオンライン研修をしています。前回、前々回は、「幼保小の架け橋プログラム」や、小学校の先生とどのように話を進めていくかについて、研修を行いました。今回は、カリキュラムの例を見て、どんなことが書いてあるかを考え、実際に接続期のカリキュラムを作成してみる研修です。
この研修で分かること
この研修では、次のようなことが分かります。
- カリキュラムの様式に書いてある各項目の意味が分かる
- 「資質・能力の3つの柱」と「10の姿」の新たな面が分かる
- 何から始めると作成しやすくなるのかが分かる
- 何のどこの部分を参考にすれば良いのかが分かる
- 実際に作成する体験ができる
少なくともこれくらいは分かって頂ける内容となっています。
カリキュラムの様式に書いてある各項目の意味が分かる
カリキュラム作成の難しさには、「カリキュラムに何を取り入れるべきか」ということも当然あります。それ以上に、そもそも「ここには何を書くのか」が分からないし、それどころか「様式のここに書いてある言葉は一体何なのか」が分からないということが多々あります。まずはそれらをハッキリさせましょう。実際の様式を例にして、なぜ書きづらいのか、それぞれの場所に何を書いていけばよいのかを考えていきます。
「資質・能力の3つの柱」と「10の姿」の新たな面が分かる
保育指針や幼稚園教育要領に少しだけ書いてある「育みたい資質・能力」。研修などでしか聞かない言葉かもしれませんね。ところが、小学校以降の先生達にとっては知っていて当然の言葉なんですよ。もちろん、接続のカリキュラムを作成しようとするときにも出てくる言葉です。出てこられても、よく分からなかったら、それを踏まえて書くなんてことはできませんよね。まずはこの研修を受けて、「育みたい資質・能力」がなぜカリキュラムに登場するのか、どう解釈すればよいのかを知ってください。
10の姿については、前回、前々回の研修で、到達目標ではないことや5領域とのつながりを図解しました。とても大事なことなので、今回も改めてお伝えします。さらに、小学校の生活にどうつながっていくかということも考えていきます。これが異校種同士の相互理解とカリキュラム作成に直結するんですよ。
何から始めると作成しやすくなるのかが分かる
「幼保小の架け橋プログラム(文科省が推進してます)」の手引きには、課題として、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿が到達目標と誤解され、連携の手掛かりとして十分機能していない」ということが取り上げられています。ということは…
- 10の姿を誤解なく共通理解
- 10の姿を連携の手掛かりとする
これが連携のスタートです。
では、カリキュラムを作成するときは何から始めましょうか?
研修の冒頭で、カリキュラムの様式を見てもらいます。それを見て「実際に書けそうか」という質問をしますが、おそらく「書きづらい」と感じられるのではと思います。これを「書けるかも」と感じて頂けるよう、書きづらい原因と何から始めるかをお伝えします。
何のどこの部分を参考にすれば良いのかが分かる
「何の」というのを言ってしまうと、保育指針解説とか幼稚園教育要領解説です。ですが、熱心に読んでいたとしても、どこに書いてあることを具体的にどのように参考にすれば良いのか気付きにくいものです。これも図解してお伝えします。
実際に作成する体験ができる
ここまでのことを踏まえて、参加したみんなでカリキュラムの1部分を考えてみましょう。想像よりも取り組みやすいと感じられるのではと思います。パワポを見て話を聞いて終わりではなく、作成の手順を体験してください。園に持ち帰って同じように和気あいあいとカリキュラムを作成しましょう。
研修概要
研修名:無理しない小学校との接続を考える
(カリキュラム作成編)
期日 :12月25日(日)
時間 :22:00~23:00
ZOOMにて、オンラインで行います。
まずは、カリキュラムの様式を実際に見ながら、「そこに書いてあることがどんな意味なのか」「書いてあることから何が分かるのか」をお伝えします。それから、カリキュラムを作成するために必要なことを考えていきましょう。
- カリキュラムの様式に書いてある各項目の意味
- 「資質・能力の3つの柱」と「10の姿」の新たな面
- 何から始めると作成しやすくなるのか
- 何のどこの部分を参考にすれば良いのか
ここまで分かってから、実際にみんなで作成してみましょう。同じようにして、自園のカリキュラムも作成してみてくださいね。
作成の過程を忘れないように、この研修については希望者された方に動画を差し上げます。
参加はnoteの記事で受け付けています。
次の記事を読むと、この投稿と同じ内容が書かれており、下の方に進むと参加方法が書かれています。