発達障がいをもっているみなさん、発達障がいをもっている人が周りにいるみなさん。「そっとしておいてほしいとき」に一目で分かる、「そっとしておいてマーク」がほしいと思いませんか?
「ヘルプマーク」は、街中や交通機関など、様々な場所で、周囲からの配慮を必要としている人が身につけるものです。助けてほしいときに一目で分かります。でも、ヘルプマークだと、声をかけられてしまいます。反対に、「そっとしておいてほしいとき」ってありますよね。
ウサギマークは、聴覚過敏などの症状がある人が、イヤーマフをつけている場合の「そっとしておいてマーク」と言えます。聴覚過敏ではない人にも、「そっとしておいてマーク」が必要なことって、あるんじゃないでしょうか。
結論を言ってしまうと、「そっとしておいてマーク」そのものは、探したけど見つかりませんでした。なので、作ってもらうようにお願いしているところです。
発達障がいなどの人が助かる様々なマーク
ヘルプマーク
ヘルプマークは、街中や交通機関等で、周りの人の配慮を必要としている人が身に付けるものです。外見からは分からない障がいを持っている方、病気の方などは、一目見て支援が必要であることが分かるため、非常に頼りになるものです。
ヘルプマークの裏には、緊急連絡先や配慮してほしい詳しい内容を表示することができます。もしものときに、周りの人に対応してもらえるんです。
だけど、身に付けていると、必要以上に周りの人から見られることになります。次の記事の前半にも、周りの人からの視線について書いてあります。
【妊婦VSヘルプマークをつけた障がい者】ゆずりあい合戦が勃発!!その時周囲は…
私のとりせつ
私のとりせつは、NHKの複数の番組で結成した発達障害プロジェクト公式サイトで手に入れることができます。発達障がいのある、本人、保護者が、職場や学校に、どのように対応すればいいのか、具体的に伝えるためのものです。
「周りの人が一目見て分かる」というものではありませんが、特定の人に詳しく伝えることができます。
感覚過敏のパスケース
感覚過敏のパスケースは、子ども情報ステーションというサイトで取り扱っている、感覚過敏を知らせるためのものです。感覚過敏の人限定で、多くの人を対象にしたヘルプマークのようには使えません。でも、目や鼻が絵で表してあるため、子どもに分かりやすくなっています。
ウサギマーク
ウサギマークは、株式会社石井マークがデザインしたものです。聴覚過敏の人が周囲の音を和らげるためにイヤーマフをつけていると、周りの人は誤解を受けてしまいます。そのため、一目見て「聴覚過敏のためにイヤーマフをつけているのだ」と分かるようにデザインされています。
そっとしておいてマーク
この記事の冒頭でも言いましたが、「そっとしておいて」という状況が分かるようなマークは、探してもありませんでした。
聴覚過敏の人と同じように、他の症状がある人も、「そっとしておいてほしい状況」はあると思います。
たとえば、「大きな声で独り言が出てしまう」とか、「こだわりが強くて、特定のものを持ち続けている」などの姿があると、周りの人からジロジロ見られてしまいます。
そんなときに、「そっとしておいてほしい。」と言わなくても、症状の説明をしなくても、マークがあれば一目見て分かります。
マークができたら、改めてみなさんにお伝えします。
マークを作っている人を見付けました(2019.8.19)
お子さんがパニックを起こした時、あやすのではなく、クールダウンさせることがあると思います。通りかかりの人に白い目で見られて胃に穴が空きそうな親御さんのために「クールダウンお知らせカード」を作りました。 pic.twitter.com/eIpTwxbzp4
— たきれい(子育て模索アカウント (@kumokun8) August 16, 2019
ツイッターで、「そっとしておいてマーク」と同じようなものを作っている人を見付けました。もちろん名前は違います。「クールダウンお知らせカード」という名前です。※期間限定で公開していらっしゃったためか、現在はリンクが切れています。
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