運動遊びの専門家が運動と発達の視点からドキュメンテーションを解説する研修(1歳児編)

「僕らの前で運動苦手な子は1人もいません。」

「3歳未満児を対象とした運動遊びもします。」「跳び箱・マット・鉄棒はしません。」…一体どんな運動遊びなんでしょう?運動遊びの専門家である小川さんは、「保育者が今している保育中に見られる子どもの姿の中に運動はたくさんあるんだよ」を教えてくれる人です。今回は1歳児編の研修です。

普段の保育に運動はいっぱい

実は、子ども達はすでに運動をたくさんしているんですよ。

だから、運動苦手な子は一人もいないんです。
だから、3歳未満児を対象とした運動遊びもできるんです。
だから、跳び箱・マット・鉄棒をする必要は無いんです。

様子見で身体を動かさなかった子どもも「楽しかった」と言って帰っていく運動遊びとはどんなものか、知りたいと思いませんか?

外部から見た保育現場の運動遊び

Trenta(トレンタ) 代表の小川さんは、保育の現場に行くときには、いわゆる外部講師です(Trentaホームページはコチラ)。外部から見たとき、一般的な保育現場の運動遊びはどのように見えているのでしょうか。

  • 運動遊びの時間なのに運動してない(並ぶ時間、待つ時間が多い)
  • 苦手な子が、プレッシャーを感じてまで運動する必要があるのか
  • 保育士が並ばせ、静かにさせ、外部講師の補助をする…これが保育なのか

リトミックや合奏も同じような問題はありますよね。普段の保育とはかけ離れたことでも、園の方針で「3歳以上は週1回」などと決まっていて、従うしかない状態だという話もあちこちで聞きます。保護者さん受けを考えると、するしかないという人もいるでしょう。

普段の保育とつながった運動遊び

では、普段の保育とつながった運動遊びとは、どのようなものだと思いますか?遊びの中で、子どもが自ら選び、楽しんで遊んでいることそのものが運動遊びだとしたら、「運動面でこんな育ちが見られましたよ」と、保護者さんに伝えて満足してもらえるとしたら、それを知りたいと思いませんか?

ドキュメンテーション×運動と発達

今回の研修では、小川さんに「この姿勢ってね、こういうところが育ってるからできる姿勢なんですよ」というように、ドキュメンテーションを見ながら話してもらいます。いくらでも話ができてしまうので、今回は、1歳児に特化して話をしてもらいます。

保育塾の研修では、いつもは、「この子どもは、ダンゴムシを眺めてるけど、手を引っ込めたままだから、興味をもちつつ怖がっているのかもしれないね」と、写真1枚からでも分かることを話しています。今回は、いつもやっていることを、特に運動面に着目して語る回だと思ってください。

「今できることを大人も一緒にトコトン楽しむ」は、普段の保育だけではなく、運動遊びともつながっているんですよ。普段通りでできる運動遊びを知り、育ちをどのように保護者さんに伝えるか、考えてみましょう。

研修の概要

研修名:運動遊びの専門家が運動と発達の視点からドキュメンテーションを解説する研修(1歳児編)
期日 :9月24日(日)
時間 :第1部 小川さんによる解説  14:00~15:00
    第2部 希望者による振り返り 15:00~16:00

ZOOMにて、オンラインで行います。

この研修に参加するとこんな良いことがあります。

  • 「運動遊びってこれでいいんだ」「自分の保育でよかったんだ」が実感できる
  • 子どもの普段の動きがどんな運動になっているのかを知ることができる
  • 現役の保育士が「参考にしたい」と言う関わり方を知ることができる
  • 運動遊びを適切に取り入れるカリキュラムの可能性も見える

さらに、今回は、希望者を対象に振り返りをしてディスカッションの時間を設けます。いずれ自分でも、小川さんと同じように子どもを見ることができるようになりましょう。

参加方法

こちらのnoteの記事より受け付けています。

運動遊びの専門家が運動と発達の視点からドキュメンテーションを解説する研修(1歳児編)

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。