あなたは保育指導案を書くときに、子どもの発達にあった「ねらい」を書くことができますか?実は、「発達を踏まえて」とか「発達段階が」なんて言い出すと難しくなってしまいます。今回は、難しくならないように、「ねらいの書き方を教えます」「自然と子どもの発達に合ったものになります」という順番にしました。
具体的に考えることで発達に合った「ねらい」となる
ハッキリ言ってしまうと、「ねらい」のことだけ考えていくら悩んでも適切な「ねらい」、子どもの発達に合った「ねらい」にはならないんですよ。具体的に考えましょう。ということで、まず質問をします。
- 子どもが初めてハサミを使う活動をするとき、あなたはどんな配慮をしますか?
- 「ちょっと危なそうで心配だな」という子どもが3人いて、補助の先生が1人だけだったとしたらどうしましょうか?
- ハサミを使う活動では、どんなねらいにしますか?
研修で具体的に考えること
今回の研修では、まず、ハサミを使う活動について、具体的にどのような配慮をしていくか考えます。他の活動を安全に行うことにもつながる話です。ぜひ参加してくださいね。次に、ハサミの例を使って、「何を見据えてねらいを立てるのか」ということを考えていきます。お得なことに、これらを考えていくと、ねらいと内容の関係、ねらいと援助の関係、「週案や日案のねらい」と「行事や活動のねらい」の関係なども分かってきます。
ということで、さらに質問です。
- ねらいを立てるとき、あなたは何を参考にしていますか?
- 何を指針にしてねらいを立てていますか?
- それらを園長や先輩は教えてくれましたか?
これらの質問を見て、迷い無く答えることができる人は、ぜひ若い先生に教えてあげてくださいね。数年の経験があっても迷っている人は相当数います。その声を聞いて企画したのがこの研修です。
ここまでの質問に全て答える形で「ねらい」や「内容」「援助」を考えていくと、それは自然と子どもの発達に合ったものになります。ですので、今回の研修は単に「ねらいの書き方」ではなくて、「子どもの発達に合ったねらいの書き方」なんですよ。
「発達を踏まえて」とか「発達段階が」なんて言い出すと難しくなってしまいますよね。そうならないように、「ねらいの書き方を教えます」「自然と子どもの発達に合ったものになります」という順番にしました。これは、研修の後半で、ある園で実際に書かれた週案を使って説明します。
研修を受けて分かるようになること
では、この研修を受けるとどうなるかをまとめますね。
- 安全に活動を行うための配慮が分かる
- 配慮が必要な子どもへの対応が分かる
- ハサミを使う活動の「ねらい」が分かる
- 「ねらい」と「内容」の関係が分かる
- 「ねらい」と「援助」の関係が分かる
- 「週案や日案のねらい」と「行事や活動のねらい」をつなげるにはどうするかが分かる
- 他園の週案がどのようなものかを見ることができる
- ねらいの書き方が分かる
- 週案の書き方が分かる
- ねらいが自然に子どもの発達に合ったものになる
盛りだくさんですね…
これらが1時間の研修につまっています。
研修の日時
4月10日(日)(2022年です)
22:00~23:00
ZOOMで行います。
今後、また同じ研修をするかもしれません。この日を過ぎてからこの記事を見て、興味を持った人はまたチェックしてみてくださいね。
申し込み方法
申込みはこちらのリンクからお願いします。
https://note.com/forhoikusha/n/n9a528c6dd768