十分に日があるはずなのに、期日通りに指導案が提出できないのには理由があります。
思うように書くことができないのは、あなたのせいだけではありません。
上司に原因がある場合もあるんですよ。
もし、これを読んでいるあなたが上司の立場なら、ちょっと確認してみてください。
成長を願う指導で指導案が書けなくなる場合
実は、部下の成長を願った指導が、書けなくなる原因になることがあります。「こんな書き方もある」「こうすれば上手い表現になる」をやり過ぎると、それを目指してしまうため、思うように書くことができなくなります。「文章表現に悩む→止まる→期日に間に合わなくなるor中途半端で提出→さらに指導が入る→悩む→・・・」という無限ループです。すんなりとアドバイスを吸収して、どんどん成長できる場合もあれば、プレッシャーになってしまう場合もあります。赤ペンの入れすぎには要注意です。
信頼を寄せられ過ぎて指導案が書けなくなる場合
頼りになる人は、仕事をどんどん任されてしまいます。上司が気付かないところで、他の人からも頼られています。オーバーワークでどうしようもなくなり、指導案を書くことが後回しになってしまう場合があるんです。指導案を書かないことで影響が出るのは少し先の話ですよね。どうしても、ただ今のことを優先してしまいます。「仕事する→さらに仕事を頼まれる→なんとかこなす→仕事できるように見えるからさらに頼まれる→持ち帰れる仕事は持ち帰る→疲れ果てて書けない」という状況が想像できます。
手厚い指導で指導案が書けなくなる場合
「(提出された指導案を)直すのに時間がかかるから」と、「ちょっと早めに出して」なんて言い直されても希望通りには出せません。「今まで何してたの?」と言われても、「他のことをしてました」としか言いようが無いです。期日に余裕があったら、その余裕に違う仕事が割り込んでくるのは、大人なら知っているでしょう?急に期日を早くされても、「未完成で出す→たくさん直される→時間がかかるから期日がさらに早くなる→早過ぎて子どもの姿が見えないから悩む→書けない→未完成で出す→・・・」という無限ループに陥ります。
病んでいる場合
ここまで書いてきたことを繰り返していたら病みます。「辛くて書けない→指導が入る→病む→指導が入る→さらに病む→指導が入る→・・・辞める」にならないように願って止みません。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。