手遊び、わらべうたで分かる発達の話を運動遊びの専門家の人に聞いてみよう２

「僕らの前で運動苦手な子は１人もいません。」
「３歳未満児を対象とした運動遊びもします。」
「跳び箱・マット・鉄棒はしません。」

一体どんな運動遊びなんでしょう？

運動遊びの専門家である小川さんは、「保育者が今している保育中に見られる子どもの姿の中に運動はたくさんあるんだよ」「これくらい発達していることが分かるよ」を教えてくれる人です。

今回は、わらべうたや手遊びの動きについて、「こんな動きの前段階として、まずこんな発達がある」「この動きは、こういう運動につながっている」というようなことを、小川さんから聞き出していく研修の第２弾です。

普段の保育に運動はいっぱい

実は、子ども達はすでに運動をたくさんしているんです。

例えば、この記事のトップ画像の子ども達は、いろんな座り方をしています。「この姿勢は、バランス取れるようになってるからできる姿勢なんですよ」「実は、体幹のさらに前に…」等という話が、この写真１枚からいくらでも出てきます。

特別な活動をしなくても、普段の保育、普段の生活に運動はたくさんあって、子どもが今どれくらい発達をしているかということが分かるんですよ。そして、「ちょっとしたことを取り入れるとこんな運動になる」…ということも分ります。それを知ると、普段の保育中に子どもを見る目も変わってきます。

以前の研修では、たった1時間で子どもを見る目が変わり、さっそく実践した方もいらっしゃいます。その方が分かりやすくまとめてくださったので、すぐに保育に取り入れることができる例として紹介しますね。

観察の引き出しが増えた
足指遊びを加えた
その子が今楽しんでいることに着目して体を使った遊びをした
ボディイメージ、人や物との距離感を意識できるようにした
眼球運動を意識した遊びをした
座り方を変えて椅子からの転倒や落下防止にもつながった

運動と体の発達の研修ですが、「学んだことを取り入れるとビジョンをもった保育、丁寧な関わりにつながった」ということも仰っています。たった１ヶ月ほどで、「椅子からの転倒や落下防止にもつながった」という成果にもつながっていますね。青い色で伏せてある部分は、研修の中で具体的にお伝えする部分ですので、ぜひ、参加して持ち帰り、普段の保育に取り入れてみてください。

また、前回の手遊び・わらべうたの研修では、次のようなDMも頂いてます。
いろんな視点を持つことができるようになると、その分だけ保育が楽しくなるんですよ。
↓

この記事のトップ画像に使っている写真では、後ろの方でうつ伏せになっている子ども達がいます。小川さんの運動遊びでは、その子ども達も、「楽しかった」と言ってハイタッチをして帰っていくんです。そのような運動遊びをする人と、子どもの発達の話をしてみませんか？

今回取り上げるわらべうたや手遊び

今回、主に取り上げる予定のわらべうたや手遊びは次の４つです。
・なべなべそこぬけ
・おしょうがつのおもちつき
・みんなのせんたくもの
・バスにのって

同じ動きが出てくる他の手遊びやアレンジが登場することもありますし、もしかすると、「なべなべそこぬけ」で30分くらい経ってしまうかもしれません。参加される方からの質問で、より専門的な話になった場合、取り上げる手遊びの数が少なくなる可能性はあります。

研修の概要

研修名：手遊び、わらべうたで分かる発達の話を運動遊びの専門家の人に聞いてみよう２
期日　：1月14日（日）
時間　：14:00～15:00　
ZOOMにて、オンラインで行います。

わらべうた、手遊びの動きについて、「こんな動きの前段階として、まずこんな発達がある」「この動きは、こういう運動につながっている」などということを、運動遊びの専門家である小川さんから聞き出していきます。その話を聞くだけでもOKですし、気になったことがあれば発言されてもチャットに書き込まれてもOKです。

この研修に参加すると、こんな良いことがあります。