オンライン研修のお知らせ「環境構成・援助の引き出しを10倍に増やす思考ツール」

たとえば、制作や、運動会に向けての活動など、クラスでの活動をしているときに、それをやりたくない子どもがいたらどうしますか?

「促す」「誘う」「繰り返し伝える」「お願いする」「やり方を教える」「楽しさを伝える」「なぜやりたくないかを聞き出す」…等の働きかけをするでしょうか。今回は、この辺りの働きかけを多用している方に、ぜひ受けて頂きたい研修のお知らせです。保育が変わりますよ。

まず、「環境構成・援助の引き出しを10倍に増やす思考ツール」というタイトルについて、少し訂正します。正しくは、「環境構成・援助の引き出しを何倍にも増やす思考ツールを4種と、ちょっとした視点をお伝えします」です。タイトルが長すぎるので、分かりやすく「10倍」としました。本当はもっと多いということです。ご了承ください。

環境構成・援助の引き出しを10倍に増やす思考ツールとは

思考ツールとは、考えることを助けてくれる便利な道具です。以前、連絡帳の書き方について研修をしました。その研修内で紹介した、「日記を上手に書くための魚」も、思考ツールの1つです。子どもにも一目見て分かりやすい方法で、それを意識して、連絡帳に書く内容がガラッと変わった人もいます。そして、「こんな連絡帳を書いてもらいたかった」と、保護者さんに言われた人もいます。そんな風に言われたら嬉しいですよね。

さて、環境構成・援助の引き出しを10倍に増やす思考ツールとは次の4つです。

  • 「できる」「できない」とは別に見ておく3つのこと
  • 環境構成の視野を広げる5つの言葉
  • 「いつ」の矢印
  • 子どもの反応が変わる「立場一覧」

これらを全部やる必要はありません。自分に合ったものを1つでも上手く使えば、思い付く環境や援助が何倍にもなっていきます。

「できる」「できない」とは別に見ておく3つのこと

この記事の冒頭で、「クラスでの活動をしているときに、それをやりたくない子どもがいたらどうしますか?」という質問をしました。「こっちにおいで」と促すとか「一緒にやろう」と誘うとか、「AちゃんやBちゃんがすごく面白いって言ってるよ」と、やってみたら楽しいということを伝えるとか、おそらくそれらのような働きかけをしますよね。他には、「繰り返し伝える」「お願いする」「なぜやりたくないかを聞き出す」等でしょうか。

「何かをやりたくない子どもがいるときに、これらの働きかけをする」ということは、反対から考えると、「これらの働きかけをすることが多いなら、何かをやらせようと思っていることが多い」ということなんですよね。

「やっていない」「できていない」とは別に見ておくことが3つあるんですよ。本当はもっといろいろとあるんでしょうけど、分かりやすく3つにしました。研修内では、10の姿の1つ「思考力の芽生え」の1部分について、砂場での遊びだけで、具体的な姿を20個ほど挙げています。これって、「できる」「できない」とは別の姿なんですよね。何を考えるとこんなことが思い付くのか、研修内でお伝えします。

環境構成の視野を広げる5つの言葉

研修では、環境構成を考えるとき視野を広げるための5つの言葉を図にしてお伝えします。それぞれの言葉について深掘りすると、さらに何倍にもなっていきますよ。

環境構成についてのアイディアが多くなると、それだけやることが増える気がするかもしれませんが、逆です。「たったこれだけで子どもの姿が変わるよね」ということも思い付くようになるんです。もちろん、これも具体例をお伝えしていきます。

ここで、思い出して頂きたいのは、「今回は4つの思考ツールについての研修」だということです。単にいろんな環境構成や援助を知ることではありません。いろんな環境構成や援助を思い付きやすくするためのツールを4つ手に入れることができる…というのが今回の研修です。

この研修を受けていただきたい方

改めて、この研修を受けていただきたい方は、何かをやりたくない子どもに対して、「促す」「誘う」「繰り返し伝える」「お願いする」「やり方を教える」「楽しさを伝える」「なぜやりたくないかを聞き出す」…等、この辺りを多用している方です。また、より多くの引き出しを手に入れたい方です。

研修中は簡単な言葉で分かりやすく伝えますが、「何をやれば良いか全く分からない。正解を教えてほしい。」という方には難しい内容になっています。

研修の概要

では、改めて研修のお知らせです。

研修名:環境構成・援助の引き出しを10倍に増やす思考ツール
期日 :9月11日(日)
時間 :22:00~23:00
ZOOMにて、オンラインで行います。

いろんな環境構成や援助を知ると共に、それらを思い付きやすくする4つの思考ツールを手に入れることができます。オマケにちょっとしたヒントになる視点も1つお伝えします。10倍どころか、20倍、30倍のアイディアを思い付くことができる人もいるでしょう。

参加方法

研修への参加は、noteの記事で受け付けています。

こちらのnoteの記事をご覧ください。
環境構成・援助の引き出しを10倍に増やす思考ツール
https://note.com/forhoikusha/n/nea2cf5df1ebc

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。