あなたは、おたよりや指導案を書くとき、時間がたくさん必要ですか?時間がたくさんかかって困っているのであれば、書き方を見直してみてはいかがでしょうか。今回の記事では、思い切って「文を完成させない」という方法を試してみることをオススメしています。文を完成させないで書き進めた方が早く書けるという話です。
おたよりや指導案を書くときに何に時間がかかるのか
まず、おやよりや指導案を書くときに、「何に時間がかかるのか」ということを考えてみると、主に次の3つが思い浮かびます。
- 根拠となるものを探すこと
- 全体のバランスをとること
- 上司を満足させること
根拠となるものを探すこと
文章を書くときには、根拠となるもの(情報源、ソース)を探すのに時間が必要です。また、自分が書いた文章の根拠となるものを探してきたら、元々書いていたこととちょっと違うという場合もあります。そのようなときは文を直さないといけませんよね。文章に合わせて調度良いものを見つけるのは大変です。ですので、根拠となるものを先に用意してみましょう。というよりも、「ああ、そうなんだ」と思ったことがあったら、それを中心にして文章を書いてみましょう。そうすると楽に書くことができます。
指導案やおたよりの場合、根拠となるものは「子どもの姿」や「子どもの言葉」です。文章に合った写真や言葉を探すよりも、「これいいね」と思った写真や事例があったら、それを基に書いた方が早いです。
全体のバランスをとること
文章を書いているとき、「足りなかったので長くしないといけない」ということや、反対に「どこかを短くしないと収まらない」ということがありませんか?書いた後で修正すると、それに時間がかかります。文章を書くときには全体のバランスを取りながら書きましょう。
私の場合は、必要ないとしても「見出し」を考えます。正確に言葉にする必要はありません。この記事の場合だと、「何に時間がかかるのかという理由」「理由その1」「理由その2」「理由その3」「まとめ」という見出しを、まず最初に書いています。そして、文章を書きながら見出しを書き直しています。
指導案の場合は決まった様式があるので、バランスについてはあまり困ることがないかもしれませんね。おたよりや要録を書くときには、書くことを複数あげておいて、それから書く方が早いです。要録については多くの記事を書いていますが、時間をかけずに書く方法についてはコチラの記事をご覧ください。
【1語からスタートしても書ける】指導要録・保育要録をスラスラ書く方法
【指導要録・保育要録】1分で書ける「個人の重点」
上司を満足させること
上司からのダメ出しで書き直しをするのはよくあることです。まず、「このようなことが書きたい」という大体の打ち合わせをして書き始めることをオススメします。これも、正確にする必要はありません。「A、B、Cの3点について書こうと思います」くらいで十分です。上司としては、「Dも必要なのではないか」とか、「Bを詳しく書いてほしい」ということを伝えたいですね。書きづらかったら、「こういうことに困っている」と聞いてしまえば良いし、上司も「このように書いたらどうか」と教えてしまえば良いんですよね。文章表現についても上司に聞けばOKです。そのうち書けるようになります。
浮いた時間で見直しをする
文章を書くときはサッと書いてしまって、ぜひ浮いた時間で見直しをしてください。書くのに時間がかかると、何を書いているか分からなくなってしまうことや、疲れてしまって見直しをしないということが起こります。とにかくサッと書いてしまって、文を正確に書くのは見直しをするときにしましょう。
もしあなたが保育現場で働いているのなら、この記事の内容をもっと深く理解できるよう、「保育塾ベーシック」について読んでみてください。保育塾のプチ研修を3日に1度受け取ることができる無料のメルマガです。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。