とても身近な食べると危険な植物10

子どもって、何でも口に入れてしまいます。

美味しそうに見えてしまったら、とりあえず一口かじります。

でも、中には毒があるものもありますよね。

そこで今回は、身近にある植物の中から、特に危険な植物と、「今までは気にせず食べていたけど実は危険」という植物を紹介します。

身近にある食べると危険な植物はこれ

  • センダン
  • ヨウシュヤマゴボウ
  • ギンナン
  • スイセン
  • アジサイ
  • ジャガイモ
  • アサガオ
  • トマト
  • ドクダミ
  • ナンテン

身近にある食べると危険な植物を摂取したときの症状

センダン

子どもの場合6個~8個の実を摂取すると死に至ると報告されているそうです。
嘔吐、下痢、腹痛、痙攣、麻痺、昏睡などの症状が、摂取して数時間経ってから現れるようなので、原因が分かり辛いかもしれませんね。ごっこ遊びには使用しない方がいいでしょう。

ヨウシュヤマゴボウ

強い嘔吐や下痢、摂取量が多い場合は痙攣や意識障害が生じ、呼吸障害や心臓麻痺も。つまり、色水を作って飲んでしまうと、わずか数粒分でも重篤な症状が起きてしまう可能性もあるということです。
撤去されているケースが多いようですが、まだ残っている施設も見かけます。

ギンナン 

重篤な場合、意識を失うこともあり、死亡例も報告されているそう。
ギンナン中毒の多くは10歳未満の子どもで、5~6個で症状が出たということもあるそうなので、小さい子どもに与えるのは危険です。食べることができる実ではありますが、食べない方が無難です。

スイセン

ニラやノビルと間違えて食べてしまうことが多いらしいです。
症状は、嘔吐、下痢、頭痛、低体温など。外国では高齢者の死亡例も報告されています。また、液に触ることで炎症が起こることもあるらしいので、食べなかったとしても、ごっこ遊びに使わないよう注意が必要です。

アジサイ

摂取すると、めまいや吐き気の症状があります。
ごっこ遊びでお皿として使用することがあると、子どもの口に入る可能性も・・・。カタツムリの真似をして、アジサイの葉っぱを食べるかもしれません(実際、アジサイの葉を食べるカタツムリは、ほとんどいませんが)。
毒性について詳しくは解明されていないらしいですが、どちらにせよ、子どもの口に入らないよう気をつけましょう。

アサガオ

種に毒があります。少量の摂取でも、激しい下痢や腹痛、嘔吐、血圧低下などが起こるようです。噛まずに飲み込んだら症状が出ないこともあるようですが、とにかく気をつけましょう。種を採った後は、すぐに子どもの手の届かない所に保管したほうが無難です。

ジャガイモ

ジャガイモの芽と、黄緑色のジャガイモに毒性があるのは有名な話です。
しかし、私のような年代の人たちは当たり前のように食べている、小さいイモも毒性が多いらしいです(サイズにして2~3センチ以下)。食べるとしたら、皮を剥いて食べましょう。また、地中の浅い所にあったジャガイモも、毒性は強いです。

トマト

待ちきれなくて、実が小さいうちに採って食べてしまった・・・ということってありますよね。
未成熟のトマトにはジャガイモの芽などに含まれているものと似た成分の、弱い毒があります。数㎏単位で食べないと、重篤な症状が出ることは無いようですが、体質により、何らかの症状が出る可能性はあるので気をつけましょう。

ドクダミ

実は、ドクダミ茶からも副作用が報告されていて、高カリウム血症、肝機能検査値の上昇が見られたそうです。
「ドクダミはお茶になる」「薬になる」ということを子どもに話した場合、もしかしたら生でかじってしまうかもしれません。「プロが作った物でないと口にはできない」ということも、しっかり伝えましょう。

ナンテン

のど飴にも使われることから、体にいいと思いますが、有毒成分も含まれています。生で大量に摂取すると、知覚神経、運動神経の麻痺が起こるようです。どこにでもあり、実もキレイなので、ごっこ遊びに使いやすいですが、口には入らないように気をつけましょう。

まとめ

基本的に

  • 生では食べない
  • 花や葉っぱ、種は食べない
  • 未熟な実は食べない

ということを覚えておきましょう。

薬になる植物は、摂取の仕方を間違えると毒にもなります。

食べることができる実が身近ある場合や、ごっこ遊びで食べる真似をする場合、その後の子ども達の行動に気をつけましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。