【本当に飼えるの?】トンボの成虫を上手く飼うための3つのポイント

みなさん、トンボの成虫を上手く飼うことはできないと思っていませんか?

捕まえた次の日には、虫カゴの中で動かなくなっているし、広い部屋の中でも、トンボが干からびて死んでいることがありますよね。

でも、実は飼えてしまうんです。

トンボの成虫の飼い方には3つのポイントがあります。

しかも、他の生き物と飼い方を比べてみても、特別に難しくはないんです。

 

トンボの成虫を上手く飼うための3つのポイントとは

トンボの成虫を上手く飼うために、次の3つのことに気をつけましょう。

  • エサはたっぷりやる
  • 水は常備しておく
  • ある程度の広さを確保する

これだけなんです。

ここでは、覚えやすいように簡単に書きました。

「エサはたっぷり、水は常備、広さはある程度」

もう覚えましたね。

それでは、詳しく説明していきます。

 

トンボのエサはたっぷり与える

トンボのエサはたっぷり与えましょう。

トンボは、自分の身体の大きさと、あまり変わらない大きさの虫も、補まえて食べます。

生きた虫を捕まえるのが大変だから、トンボを飼うのは難しいですよね。

ペットショップにエサ用で売っている生き物でも大丈夫です。

 

という情報は、子どもには秘密にしておいて、本当に飼いたいのであれば、トンボのエサを一生懸命集めてもらいましょう。「他の遊びもしたいけど、それよりもトンボのためにエサを捕まえる」「トンボのために、自分が一生懸命に捕まえた、他の虫の命が失われるのを見る」という経験を、本気でするから、命について考えられるようになります。ペットショップにエサ用で売っている虫の命は、どうしても軽く扱ってしまいますよね。

 

トンボを飼うときには水を常備する

ビオトープといえば、メダカ、ホタル、トンボです。

トンボは水辺の生き物です。

子ども時代はヤゴとして、水の中にいますよね。

トンボを飼うときには水を用意しましょう。

トンボの大きさに合わせて・・・ではなくて、理想は小型のビオトープです。

人間が川の方に行かないから気付かないだけで、普段はこの写真のようなところに住んでいます。

とはいえ、そんなに大きな物は用意できませんよね。

大きめの飼育ケースに水を入れて、木を入れて足場も作りましょう。

これは水場として使うので、飼育ケースのフタはいりません。

水は傷まない程度に替えてください。

 

トンボを飼うのに調度良い広さは?

トンボは、水に太陽が反射しているのと、窓が光っているのを、見間違えるらしいです。

そのため、水を目指しているつもりで窓に向かって飛んでいき、窓にぶつかります。

実際の水とは見た目が少し違うので、距離感が違ってぶつかるのかもしれません。

トンボじゃないから憶測ですけど。

出口に向かってではなくて、何度も窓に突っ込み続けるから、部屋の中で死んでしまうんでしょうね。

 

というわけで、部屋のカーテンを閉めれば、部屋の中で飼うことができます。

でも、トンボを飼うために一部屋を提供する訳にはいかないので、トンボのスペースを作ります。

冷蔵庫が入っていた段ボールくらいの広さで飼うことができます。

段ボールの一部を切り取って、ビニールを貼って窓を作ってみましょう。

そうすると、段ボールの外から観察できます。

 

でも、トンボを飼おうと思ったときに、そんな都合の良い大きさの段ボールは出てきませんよね。

私は子どもと一緒に段ボールを組み合わせて作っていました。

段ボールを組み合わせるときには、できるだけ、トンボを入れる側からテープを貼ってください。

外側から貼ると、段ボールの隙間があったときに、テープの粘着面がむき出しになって、トンボがくっついてしまいます。

 

住むところができたら、あとは飼育ケースで作った水場を置いて、生きたエサを毎日やるだけです。

生きたエサを毎日やるのが、一番大変ですね。

難しくはないけど、エサを捕まえるのに手間がかかります。

 

本気で飼うと、生き物の扱いが丁寧になるし、上手く飼うことができなくても、生き物を飼う大変さに気付くことができます。

大変で飼うことができなかったら、その時点で逃がせば良いんです。

今までは逃がしていたトンボを、試しに飼ってみてはいかがですか?

子どもが自分で世話をできる生き物10選では、簡単に飼うことができる生き物をいろいろと紹介しています。

合わせてご覧ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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管理人うち@uchi70794834|Twitter)

保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務経験あり。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。

4 件のコメント

  • 62歳男子子供の頃、自分ではとても取れなくて友達に、よくギンヤンマを取ってもらいました。東京の場末にもギンヤンマがいました。飼えるなんて知りませんでした。吃驚しました。中学の修学旅行で五十の塔の横に群れで25cm位の真っ黒いトンボがいました。

    • ビオトープ等を作っている方に聞いた方法で、保育の現場でもできました。ですので、大人が本気になれば、どなたでも飼うことができるのではないかと思います。

  • 大田区にすんでいました。今は横浜にすんでいます。中学生の修学旅行で有名なお寺さんの五重の塔の真横に25cm位の真っ黒いトンボが群れてかなりの速さで上下に飛び、3 0匹位群れてました約半世紀前に見た昔ヤンマだと思いますが日本にまだどこかにいるでしょうか?

    • 申し訳ありませんが、私は専門家ではなく、聞いた方法を紹介しただけなので、横山さんが目にされたトンボの生息地は存じ上げません。ムカシヤンマにつきましては、ウィキペディアに載っていましたので、よろしければご覧ください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%9E

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    管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。