この記事に虫の写真は出てきませんので、安心してご覧ください。
みなさん、ドングリを拾ってきたら、何か処理をしていますか?
誰だって、本当は好き好んで、ドングリの中のどんぐり虫を殺したくはないですよね。
最初から、どんぐり虫が入っていないドングリだけ選びましょう。
この記事では、どんぐり虫が入っているドングリと入っていないドングリを見分ける方法、どんぐり虫の逃がし方、どんぐり虫の飼い方を紹介しています。
積極的に虫が嫌いなら、なおさら関わりたくないはずです。
関わらないですむ方法を、ぜひ知っておいてください。
どんぐり虫のいないドングリを見分ける方法
まずは、虫がいる可能性のあるドングリから。
あまり早くから落ちているドングリは、自然に落ちたのものではなく、虫に落とされた可能性大です。
どんぐり虫のいないドングリを見分ける方法は、ドングリを水に入れることです。
水に沈むドングリには虫がいません。
実がぎっしり詰まっているから沈みます。
水に浮かぶドングリには虫が入っています。
虫が実を食べている分、空洞があるから浮かびます。
水に入れたあとは、カビが生えないように、乾かしてから使ってください。
見分ける方法は以上で終わりです。
簡単でしょ。
それでも、もし虫が出てきたら、逃がせば良いんです。
どんぐり虫を逃がす方法
誰だって、本当は、積極的に虫を煮たり冷凍したりしたくないはずです。
「ドングリから虫が出てきたときに気持ち悪い」という感情があるかもしれませんが、それよりも「どう対応するのか分からない」という人も多いのでは?
どんぐり虫が出てきたら、花壇など、土がある場所に逃がしましょう。
どんぐり虫は、ドングリの実を食べた後、穴を開けて出てきて、土の中でサナギになります。
どんぐり虫を飼う方法
どんぐり虫を飼うには、ビンや飼育ケースなどに腐葉土を入れます。
後は、土が乾いてしまわないように、適度に湿らせます。
以上で終わりです。
飼うといっても、サナギになってしまうので、数日しか動きはありません。
運が良ければ、成虫になったら土の中から出てきます。
成虫はゾウムシです。
どんぐり虫の命も子どもにとっては影響大
死んだ金魚をトイレに流すな―「いのちの体験」の共有
という本があります。
自尊感情や、いのちの大切さについて書かれた本です。
金魚は死んでいても、トイレに流さないほうが良いんです。
どんぐり虫は死んでいません。
生きています。
「虫が出てこないように」ということを子どもに教えた上で、子どもの目の前でドングリを煮る・・・
子どもにどんな影響があるのか、想像するのも怖いです。
生き物との関わりは、命の教育そのものです。
たとえ、目的がドングリを使った遊びや製作だったとしてもです。
どんぐり虫を煮殺したドングリで、「子どもと一緒に楽しく飾りを作りましょう」というのは、違和感があります。
命の教育よりも優先される教育って、何のための教育でしょうか?
この記事を書く前に、どんぐり虫について検索してみました。
「駆除」とか「処理」とか「殺し方」の記事がたくさんあって、かなりショックを受けました。
どんぐり虫は害虫ではありません。
ドングリや松ぼっくりを殺菌しないといけないのなら、花瓶に飾る花も殺菌しないといけません。
レタスやキュウリ、トマトなどは、殺菌しなくても生で食べますよね?
ドングリや松ぼっくりも、野菜や花と同じように、洗えば十分なんです。
この記事で言っていることに賛同してくださる方にお願いです。
どんぐり虫を「駆除」しなくてもすむように、周りの人に「見分け方」を教えてあげてください。
「見分け方」や「飼い方」を書いている記事を見付けたら、シェアしてください。
よろしくお願いします。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務経験あり。
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