保育塾の記事を読んで、「こんなの全部できるわけない」と思ったあなた。その通りです。保育塾の記事で紹介したことを全部できる人はいないと思います。全部できる程の能力を持つ人がいるとしたら、もう何年も前から大活躍しているはずです。今回は「全部やる必要はないよ」「選択肢を増やすのは余裕を持つためだよ」という話をします。
選択肢が増えると余裕ができる
保育も育児も同じことですが、単純に、選択肢が増えた分だけ余裕も増えます。たとえば、毎食全部を手作りすると大変ですよね。外食、惣菜、冷凍食品、デリバリー、料理代行サービス、その他誰かに作ってもらう等、自分で作る以外の選択肢があると余裕ができます。もちろん、外食をすることで増える負担もありますが。
保育で考えると、劇をするときには次のような選択肢がありますよね。
- 劇のシナリオを1から作る
- 子ども達と話し合って作る
- 既存の話をベースにする
- 既存の話をそのまま使う
- 劇のことを書いてある本についているシナリオを使う
- 劇のことを書いてある本についているシナリオの1部を変える
などがあります。毎回全部を手作りすると大変なのは食事と同じことです。
具体的に「困った行動」の場面で考えると
では具体的に考えてみましょう。たとえば、子どもが困った行動をする場面で考えるとどうなるでしょうか。「いくら言い聞かせても言うことを聞かない」ということであれば、他の選択肢にも目を向けてみましょう。もしかしたら自分に合う方法が見つかるかもしれません。上手くいかなかったとしても、「次はどれを試そうかな」と、今までやったことのない対応を楽しんでできる人もいます。
保育塾の記事の役割
さて、保育塾の記事の役割は「選択肢を増やすこと」です。「こんなの全部できるわけない」と思われてもいいんです。というよりも、「これは知らなかった」「この視点を忘れていた」が1つでもあるようにということを意識して例を多めに出して記事を書いています。「保育に正解は無い」とは言いますが、少しでも正解に近付くことができるよう、選択肢を増やしていきましょう。その中から自分に合ったものが見つかれば、見つからなかったとしても、少しでもヒントになるものがあれば幸いです。
もしあなたが保育関係者なら、。「保育塾ベーシック」についての詳しい内容を読んでみてください。3日に1度、10分ほどでできるメルマガが無料で届きます。子どもの見取り、記録、援助、保育指導案や要録の書き方が分かるようになってきます。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。