あなたは保育指導案に保育者の援助を書くとき、困ってないですか?
保育者の援助は、短くまとめない方がいいんです。
「そんなこと言われても、枠に収まらない・・・」と思いますよね。
収めなくていいんです。
この記事は、保育指導案を書くときの「保育者の援助」の書き方について、「短くまとめなくていいよ」むしろ「まとめない方がいいよ」ということをお伝えしています。
ぜひ、指導する立場の人にも読んでもらいたい記事です。
保育者の援助を短く書かない3つの理由とは
保育者の援助は、保育指導案に書くときに、短くまとめなくていいんです。むしろ、まとめない方がいいんです。
保育者の援助を短くまとめない方が良い理由は、次の3つです。
- 詳しくて分かりやすい
- 書くのに時間がかからない
- 保育の力がつく
短くまとめない方が詳しくて分かりやすい
保育者の援助は、短くまとめない方が詳しくて分かりやすいです。言い換えると、短くまとめたら、なんのことか分かりません。
分かりづらい援助の1つが「見守る」です。0歳でも1歳でも年長になっても、「見守る」って書きますよね。保育指導案を見る立場の人は「0歳も年長も一緒なの?」と思います。
いや、プロなので「一緒なの?」とは思わないでしょうが、「どんな風に違うんだろう?」と思います。これ、保育指導案の意味がありませんよね。「保育をする人が、どのような意図でどんな保育をするか」を伝えるために、保育指導案を書いて、保育を見る人に渡すんですから。
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保育者の援助「見守る」を考えると保育が変わる
これ、「見守る」だけではなくて、「配慮する」「共感する」なんかも同じことです。見る方の人は、保育指導案を見ただけでは、何のことかが分からず、困ったり諦めたりしています。
保育指導案を見る人が分かりやすいように、保育者の援助は短くまとめず、具体的に書きましょう。
短くまとめない方が書くのに時間がかからない
保育指導案を書くときに、保育者の援助は、短くまとめるよりも、まとめない方が書くのに時間がかかりません。
「いや、長く書いた方が時間かかるでしょ?」と思う人もいますよね。
本当にそうでしょうか?
クラスに20人の子どもがいるとしたら、1つのねらいや内容に対して、援助は20通りあるはずです。同じような援助をまとめたとしても、4~5通りはあります。さらに、ねらいや内容は1つではないですよね。それなのに、援助をたった数行にまとめることができますか?
保育者の援助は、無理に短くまとめられることが多々あるんです。
そのための時間がかかっていることは、毎月、毎週、保育指導案を書いている人は知っていますよね。
余分な時間をかけないように、保育指導案に書く保育者の援助は、無理にまとめることは止めましょう。
短くまとめない方が保育の力がつく
保育指導案に書く「保育者の援助」は、短くまとめない方が、保育の力がつきます。
これはもう、歴然としています。保育者の援助を短くまとめないことによって、保育の力がつくんです。なぜなら、「短くまとめる」の実際は、「キチンとしたことを書いてから短くする」のではなく「書くスペースが無いし、どう言っていいか分からないから、『見守る』とか『配慮する』にしておこう」だからです。
具体的な姿を思い浮かべ、適切な保育者の援助を考えることによって、保育の力がつきます。無理にまとめることは止めましょう。
まとめ
保育指導案に書く「保育者の援助」を、短くまとめるのは止めましょう。
短くまとめない方が良い理由は次の3つです。
- 詳しくて分かりやすい
- 書くのに時間がかからない
- 保育の力がつく
読む人にも分かりやすく、まとめる時間もいらず、具体的に考え、文字で表すことで保育の力もつく。
いいことだらけです。
「保育者の援助」は、無理に短くまとめなくても良いんですよ。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務経験あり。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、余裕をもって保育ができるように情報発信をしています。専門的なことも交えつつ、それが感じられないほどの分かりやすい言葉で情報をお届けしていきます。