【密を避けて運動の機会を保障する】玉入れに代わる新競技のやり方・利点・アレンジとは

保育関係者のみなさん、今年の運動会は中止ですか?

「運動会が中止になる」という場合、無くなるのは、保護者のみなさんに子ども達の姿を見てもらう機会ばかりではありません。体を動かす機会も無くなりますよね。「運動会はするけれど、玉入れは密になるからやらないように」という通達があった地域もあるようです。

玉入れでは、「ひたすら投げる」「素早く拾う」という運動をしています。普段の生活や遊びで、それに代わる運動をしていますか?今回の記事では、玉入れ以上に盛り上がって、玉入れより運動効果が高く、工夫次第で密にならない新競技を紹介します。

玉入れに代わる新競技のやり方

  • 人数は2人~
  • ドッヂボールほどの広さで2チームに分かれる
  • それぞれのチームの陣地に、審判は玉入れの球をランダムに置く
  • スタートの合図で、プレイヤーは自分の陣地にある玉を相手の陣地に投げ込む
  • 相手チームから投げ込まれた玉は投げ返す
  • 終わりの合図で投げるのをやめる
  • 相手の陣地にたくさん玉を投げ込んだチームの勝ち

この競技の利点

実はこの競技、いろいろな利点があるんです。

  • 玉入れのような、上に投げる特殊な投げ方ではなく、前に投げる自然な投げ方
  • 玉入れほど密にならない
  • 玉入れのような「入った」「入らない」が無いので、純粋に投げることを楽しめる
  • 上手い下手の区別がつきにくい
  • 上手く投げた方が勝ちではなく、ひたすら頑張ればなんとかなる
  • 人がいない所に投げる、終わりそうなタイミングで投げるなど、やっていくうちに作戦を考えることもできる
  • カゴを運ばなくてすむ

この競技のアレンジ

蜜にならないようにする場合

  • 1度にプレイする人数を減らす
  • 人数に対して球の数を増やす
  • センターのラインから離れたところにもラインを引き、そこから前には出ないようにする

より安全にしたい場合

  • センターのライン上に職員が立ち、真っ直ぐ投げられた玉をブロックする
  • センターのライン上に仕切りを作り、その上を越える玉を投げるようにする
  • センターのラインから数m離れたところにもラインを引き、そこから前では球を投げないようにする
  • 使用する球を替える

当然、地域によって、できることできないことは違います。その都度状況も変わることでしょう。ですので、この競技をやりましょうということは言えません。この記事を読んで、何かを考えるきっかけにしてもらえたら幸いです。

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管理人うち@uchi70794834|Twitter)

保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。