「全体的な計画」の作成や見直しは難しく思えるけど保育指導案を書くことができる人なら分かりますよ…という話

この記事は、保育塾のオンライン研修を1部公開するものです。

あなたは「全体的な計画」という名前を聞いたことがありますか?まずは、全体的な計画というものがなんなのか、この記事を読んで知ってください。なんなのかが分からなかったら、何をどう書けば良いのかも分からないですよね。

全体的な計画とは

まずは、「全体的な計画」とはなんなのか、保育所保育指針解説に書いてあることを見てみましょう。

(1)全体的な計画の作成
ア 保育所は、1の(2)に示した保育の目標を達成するために、各保育所の保育の方針や目標に基づき、子どもの発達過程を踏まえて、 保育の内容が組織的・計画的に構成され、保育所の生活の全体を通して、総合的に展開されるよう、全体的な計画を作成しなければならない。

引用:保育所保育指針解説

全体的な計画は、「作成しなければならないもの」なんですよ。幼稚園、こども園でも同様です。

さて、幼稚園には「教育課程」という名前のものがあります。

この、「教育課程」と「全体的な計画」との関係を考えると、全体的な計画とはなんなのかが分かりやすいです。

教育課程は、幼稚園の教育時間に関わるものなんですよ。

いわゆる、預かり保育の部分は、「教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動の計画」と言います。

また、「学校保健計画」「学校安全計画」なども含めて、全部をまとめると「全体的な計画」という名前になります。

それぞれが独立したものではなく、相互に関連しているので、矢印も入れておきますね。

保育所やこども園では、「各クラスで過ごす部分の計画が幼稚園の教育課程のようなもの」と考えると分かりやすいかと思います。これで、どこに異動しても、ややこしく考える必要は無いですね。

全体的な計画をどのように作成するか

では、全体的な計画をどのように作成するのか、保育指針解説に書いてあることを見てみましょう。

「全体的な計画」は、児童福祉法及び関係法令、保育所保育指針、児童の権利に関する条約等と各保育所の保育の方針を踏まえ、入所から就学に至る在籍期間の全体にわたって、保育の目標を達成するために、どのような道筋をたどり、養護と教育が一体となった保育を進めていくのかを示すものである。全体的な計画における保育のねらいと内容は、2及び4、第2章に基づき、乳幼児期の発達過程に沿って、それぞれの時期の生活や遊びの中で、子どもは主にどのような体験をしていくのか、 またどのような援助が必要となるのかを明らかにすることを目的として構成される。

引用:保育所保育指針解説

これも難しそうですね。ブログの記事だとキリがないので、上に書いたのと同じように図解をしながら研修内でお伝えします。

研修概要

9月17日(日)
22:00~23:00
ZOOMにてオンラインで行います。

・全体的な計画とは何か
・全体的な計画で現場の保育者がずいぶん楽になること
・全体的な計画の見直しは難しくないこと
・実際の見直し方

この記事で紹介したのは、「全体的な計画とは何か」の1部です。これくらい簡単に分かるように、他の部分も研修でお伝えしていきます。

難しく思える全体的な計画について、たった1時間で今の状況が大きく変わる研修になっています。

みんなもっと効率良く、質の高いものを、労力は少なく作成したいと思いませんか?

参加方法

参加は、noteの記事で受け付けています。
次のnoteの記事をご覧ください。
保育指導案が書ける人なら分かる全体的な計画や教育課程の見直し方

それでは、9月17(日)の夜、ZOOMで会えることを楽しみにしています。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。