10月31日はハロウィンです。「ハロウィンなんて子どもは知らないでしょう?大変になることはしたくないよ」…という人もいるかもしれませんが、スーパーではハロウィン仕様で包装されたお菓子が並んでいます。小さな子どもでも、目にしたことはあるはずです。また、何をすれば正解か分からない行事なので、好きなようにしてしまいましょう。
ハロウィンを楽しんでみる
ハロウィンの経済効果はバレンタインと同じくらいだそうです。日本では馴染みが無いと思っていましたが、いつの間にか広まってきているんですね。それでも、ハロウィンで何をすれば正解なのか、本来はどんなものなのか、「このようにしなければならない」というものが無いので、好きに楽しんでしまいましょう。「当園では、このような意図をもって、ハロウィンを行っています」とか、保護者さんに格好良いところを見せなければ」と、並んだり嫌なのに参加させられたりすることは無いですよね。行事を自由に楽しめるんです。
飾り付ける
何かの活動をするときに、絵本を読むことを導入の1つとして行っている人は多いと思いますが、環境として飾り付けをするのも1つの方法です。本物のカボチャを置いておくとか、ハロウィン模様の靴下を履くとか。そんな小さなことから始めても、子どもは気付くものですよ。それをきっかけに、話を膨らませていきましょう。
作りたい子どもが好きなように飾りを作ればOKですし、みんなでする製作活動のときに、壁面に貼るコウモリやジャック・オー・ランタンを作っても面白いです。
衣装を作る
ハロウィン当日は10月31日ですが、それまでのところでも、ハロウィンのイメージで遊ぶのは楽しいものです。魔法使いやお化けになって遊びましょう。そうすると、衣装が作りたくなってきます。行事のために大人が衣装を作るから大変なんです。なんでもありのハロウィンですから、子どもが自由に作ればOKです。
ハロウィンを調べる
「ハロウィンってなんだろう」を調べてみても面白いですね。「なんかお菓子がもらえるらしいよ」「いろんな格好をするみたい」と、やってみたいことが広がるかもしれません。子ども達が家で聞いてみたら、園であったことを話すきっかけになるかもしれませんし。
お菓子を作る
「ハロウィンにはお菓子をもらえる」ということから、反対に、お菓子をあげたくなる子どもがいるかもしれません。クッキングの活動をしても楽しいですし、本物を作ることができなかったら、プレゼントとして何か違うものを作りたくなるかもしれません。このようなときに、「小さい子が口に入れると危ないから、小さい子に渡す物のサイズには気をつける」ということを教えることもできます。
お化け屋敷を作る
お化けになって遊ぶので、お化け屋敷を作りたくなる子どもがいるかもしれません。そうすると、可愛い壁面ではなくて、怖い壁面を作りたくなるかもしれません。保育室全体をお化け屋敷にしたり段ボールや積み木で作ったりと、もちろん、作り方は自由です。
カードを作る
アメリカでは、クリスマスやハロウィンにグリーディングカードを送ります。もしかすると、「ハロウィンとは」を調べたときに、カードの話を知って作りたくなる子どもがいるかもしれません。カードというハッキリした形あるものを作らなくても、「当日を楽しみにして絵を描く」もありですよね。
パーティーをする
ハロウィンでは、パーティーをしたくなるかもしれません。プレゼントを交換するかもしれないし、みんなでお菓子を食べるかもしれないし。給食のメニューをハロウィン仕様にして、給食の時間をパーティーにするのも面白いですね。もちろん、安全には十分に気をつけて。
チケットやポスターを作る
ハロウィンのパーティーやその他の催しをするなら、チケットや招待状を作ったり他クラスに宣伝に行ったりポスターを描いたりしたくなるかもしれません。宣伝に行くときに、「衣装が必要だ」と思い付くとか、宣伝に行った先で詳細を尋ねられ、そこから内容を考えるとか、遊びが広がるきっかけにもなります。
英語を体験する
ハロウィンなので、英語を体験する機会にもなります。「Trick or Treat!」「Happy Halloween! Oh, you’re so scary!」を言ってみるとか、ネイティブの人に習ってみるとか。ハロウィンを楽しんでいるときに英語に触れると、つながりがあって興味が湧きますよね。
交流をする
ハロウィンを楽しむと、お菓子を交換したりパーティーに招待したりすることになるので、いろんな人との交流にもなります。隣のクラスはもちろん、英語を教えてもらうなら異文化交流にもなりますし、地域や小学校のハロウィンに参加することもできます。もちろん、「家の人にも来てほしい」という思いがある子どももいるでしょう。
「行事のために準備をする」ではなくて、「準備ができたから来たい人はどうぞ」ができるんです。ハロウィンですから、なんでもありです。「やりたいことを、やりたい子どもが、やりたい分だけする」をしてみませんか?正解はありません。やってみて、「これだったらできそう」を、他の行事の進め方にも取り入れてみましょう。行事を見直すきっかけになるかもしれません。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
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