公道で自転車に乗っている小さな子どもがいると、とにかく心配になりますよね。先日、小学生の子どもが自転車に乗っていて、後ろからついて行くおばあちゃんが、ずっと大きな声で支持を出し続けている場面を見かけました。そんな声のかけ方をしなくても安心して自転車に乗れるよう、公道で自転車に乗る前にやっておきたいことを紹介します。
小学生が公道で自転車に乗るときにやりがちなこと
まずは、先日見た小学生の乗り方を、ちょっと紹介します。田舎ではありがちです。
- 蛇行する
- 道路を横断するとき確認しない
- 右側通行
- 後ろを見ずに道路の右と左を行ったり来たりする
このような姿が見られる度に、というか、常にこのような状態だったのですが、後ろの自転車からおばあちゃんが「ちゃんと見た!?」「止まって!」「危ない!」などと声をかけていました。そう言われたときに、横断し始めてからチラッと横を見るくらいしかしていませんでしたが。
小学生になったからといって、このような状態のまま自転車に乗って公道を走られると困りますよね。公道で自転車に乗る前には、やっておきたいことがあります。
公道で自転車に乗る前にやっておきたいこと
公道で自転車に乗るときにやってほしいことは、「交通ルールを守って安全に運転すること」なんですけど、公道に出てから、その場で経験しないと分かりにくいことでもありますよね。ですので、今回は、「公道で自転車に乗るときと同じような状況のとき少しずつ身に付けていきたいね」ということを考えていきます。子どもが公道で自転車に乗る前に、できれば次のような状況を作って教えていきましょう。
- 1人で安全に歩く
- 遠くまで歩く
- 大人の自転車の後ろに乗せてもらう
1人で安全に歩く
公道で自転車に乗る前に、1番やってもらいたいことは「1人で安全に歩く」です。
自転車に乗るときは、大人が並んで声をかけることも、手をつないで支えることもできません。「そろそろ公道で自転車に乗っても良いか」を考えるときに、「1人で安全に歩けるか」ということを確認してみてください。
もちろん、小さいうちは並んで手をしっかりつなぎ、一緒に歩くことが大切です。手をつないでいて安全なので、交通ルール以外の興味を大事にしましょう。少し大きくなったら、子どもと一緒に歩きながら、交通ルールや歩き方を教えますよね。このとき、「安全のためにしっかり手をつなぎ、交通ルールを何度も教える」をやっても、1人で安全に歩けるようにはならない場合があります。手をつないでいると、何も考えずに大人について行くだけのことがあるからです。
たまに見かけるのが、車通りが少ない道路を子どもだけで歩き、親は後ろからついて行くという姿です。結果安全かもしれませんが、子どもは「一時停止や安全確認を全然せずに歩いても大丈夫」という経験をしてしまいます。ぜひ、「比較的安全な場所で子どもが1人で歩き、ルールに気持ちを向けられるように声をかけたり後から確認したりする」をやってみてください。
遠くまで歩く
自転車に乗ると遠くまで行くことができます。そうすると、歩いているときに体験していないことが起こるんですよね。家から離れた所には、見たことのない形の交差点があるかもしれないし、車と近いところを通らなければならない場合もあります。できることなら、自転車で公道を走る前に近所をたくさん歩いて、多くの経験をしたり通らない方が良い道や気をつける場所を確認してみたりしましょう。
大人の自転車の後ろに乗せてもらう
大人がこぐ自転車の後ろに乗せてもらうと、自分が自転車をこぐときと同じような目線で道路を見ることができます。自分でこいでないので、その点では全く違いますが。車の後部座席に乗っていると、運転席から見る景色とは違うものを見ていますよね。信号機もしっかり見えませんし。自転車に乗せてもらうと、自転車に乗っているときにどこを見ればよいかが分かります。もちろん、大人がお手本になるような乗り方をしながら、教えることもしないといけませんが。
もしあなたが保育現場で働いているのなら、この記事の内容をもっと深く理解できるよう、「保育塾ベーシック」について読んでみてください。保育塾のプチ研修を3日に1度受け取ることができる無料のメルマガです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。「もっといろいろと知りたい」という方は、ホームページや、このサイトの記事が一覧になったサイトマップをご覧ください。
管理人うち(@uchi70794834|Twitter)
Follow @uchi70794834
保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。