「サンタはパパとママなんでしょ?」「本当はいないんでしょ?」
などと言われたとき、あなたはどうしますか?
うう・・っと、本当のこと教えるのはまだ早い気もするし、いっそのこと「◯◯君に聞いた」とか言ってくれたら楽なのに・・・
などと焦らなくてもいいように、ちょっと読んでいってください。
本当のことを伝えつつ、サンタを信じ続けるような言い方や、カミングアウトしなくても、自然に気付いていく言い方をしたいものですよね。
保育の現場で何度も修羅場(?)を切り抜けてきた、とっておきの言い方を紹介します。
サンタのお手伝いをしてるよパターン
「煙突が無い家は、プレゼントが玄関の外に置いてあるんだよ。そこから中に持って入るのは、大人の役目なんだ。」
「煙突が無い家はどうするのか」という答えにもなります。これが信じてもらえたら、毎年苦労をしなくてもすむんですけどね。
「サンタさんが1人で配るのは大変だから、お手伝いをしてるんだよ。」
「サンタさんはどうやって、たくさんの家にプレゼントを配っているのか」という答えにもなります。この言い方も、子どもが信じたら次の年から楽になりますね。
「さっき、トイレに行ったらサンタさんに会っちゃって、『渡しといて』って言われたから・・・。」
これが通用するなら、プレゼントを置くのは枕元でなくてもいいですよね。我が家は最初から、プレゼントは玄関やテーブルの上に置いています。
「サンタクロース協会というのがあってね、長老のサンタさんを手伝っているサンタさんが、100人よりもっとたくさんいるんだ。そのサンタさん達のお手伝いを、お父さんもやっとできるようになったんだよ。」
「グリーンランド国際サンタクロース協会」と、公認サンタの存在を伝えてしまいましょう。もし、自分の親が「長老サンタの手伝いをしているサンタさん達の手伝いをしている大人」だとしたら、ワクワクしませんか?
信じてたほうがいいよパターン
「本当のこと知りたい?」「教えてあげてもいいけど・・・本当のことを知ってしまったら、もう大人と同じだよ。サンタさんのプレゼントって、子どもだけ貰える気がするんだけど・・・それでも知りたい?」
「◯◯君のお兄ちゃんに聞いた」くらいの状況では、子どもはまだ半信半疑です。サンタさんを信じ続けることはできます。
「じゃあ、◯◯君のところは、お兄ちゃんにプレゼントをあげてるのはパパやママで、◯◯君にプレゼントをあげてるのはサンタさんだね。たぶん、◯◯君のお兄ちゃんにバレちゃったから、サンタさんはパパやママにお願いしてるんだよ。こんな話はサンタさんに聞こえないように小さい声でしたほうがいいよ。」
サンタさんにバレないように、周囲に注意する振りをして話すと完璧です。もちろんヒソヒソ声で。
まとめ
いかがでしたか?
最後の2つは、子どもが本当のことを聞いてしまった後でも、一瞬で再び信じます。「あなたが演技派だったら」という条件はつきますが・・・。
サンタさんを信じる心を大事にしたいのは、おそらく、子どもへの愛情からですよね。イベントとしてのクリスマスも楽しいものですが、せっかくなので、クリスマスは無条件の愛を子どもに注ぐ日にできたらいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。「もっといろいろと知りたい」という方は、ホームページや、このサイトの記事が一覧になったサイトマップをご覧ください。
管理人うち
(@uchi70794834|Twitter)
Follow @uchi70794834
保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務経験あり。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。普段は保育士・幼稚園教諭のみなさんが、余裕をもって保育ができるように情報発信をしています。専門的なことも交えつつ、それが感じられないほどの分かりやすい言葉で、保護者のみなさんにも情報をお届けしていきます。