もし、あなたが保育現場で働いているのであれば、しなければならない書類仕事の量に対し、そのために使うことができる事務時間が少なすぎると思っていることでしょう。事務時間がゼロなんてことも珍しくないですよね。それでも仕事をしなければならないことに変わりはないので、できる限り短い時間ですませるためにどうするか、考えてみますね。
書類仕事のスピードが劇的に速くなる3つのポイントとは
書類仕事をする時間が無いのであれば、とにかく速くすませれば良いわけです。これについては、すでに記事を書いているので、詳しくはそちらをご覧ください。
- ギリギリのタイミングで仕事に手をつける
- 仕事の〆切りは自分で設定する
- 必ず見直しをする
こちらの3つをワンセットですることで、週案や要録を書くのにかかる時間が驚くほど変わる場合があります。
【指導案・要録・おたより】書類仕事のスピードが劇的に速くなる3つのポイントとは
今回は、これに加えて、「仕事の時間を管理する」ということを考えていきます。
やる気や頑張りに頼らない
私の知り合いの女性が仕事中、よく言う言葉のNo.1は、おそらく「やる気が出ない」です。もちろん、人によるんですけど、みんなやる気は出ませんよ。やる気が出るのを待っていたらいつまで経っても仕事は終わりません。というか、始まりません。「今日は神ってた」「なんか降りてきた」というのを待つのもやめましょう。脳科学的に見ると、何かをやる気になって始めても、2日目にはやる気が失われていくらしいです。意気込んで始めたことを2日目でやめてしまうのも不思議ではないんです。
新しいことを始めても、2日目、3日目にやめてしまうくらいのやる気なのに、そこから後を頑張りでなんとかするのはキツいですよね。「2日目、3日目にやめてしまうかもしれない」くらいのつもりで始めましょう。「1日目に張り切りすぎない」とも言えますね。
頑張らずにできる量を把握する
「1日目に張り切りすぎない」ができて、2日目、3日目も同じようにできたとしたら、次は、「頑張らずにできる量」を把握しましょう。「頑張ってできる量」ではありません。頑張らずにできる量です。保育は、1日やって終わりではない、毎日続いていく仕事です。全力で走ると、その後はしばらくまともに動けなくなるように、仕事も全力を出しすぎると動けなくなります。「楽に走ることができてるな」という状態だから、長い距離を走ることができるんです。
整理してから新しいことを始める
今回お伝えすることの中で、1番オススメしたいのはこちらです。何か大きなことを始める前には、それだけの仕事が入るための場所(時間的にも空間的にも心の余裕も)を空けましょう。新しいことを始めてから、「やっぱりキツいね」となると、やる気があっても続きづらくなります。
- 今している仕事のそれぞれにかけるスピードを無理のないように少しずつ上げる
- 余分なことを見付けてやめる
- 他の人に任せることができるものは任せる
- 仕事の順番を入れ替えるなどして、スムーズにいくようにする
- これらをして手に入った時間で、しっかり休んでおく
これらは実際に、保育塾のオンラインサークルを始める前に、特に意識してしていたことです。オンラインサークルも少しずつ企画が増え、講師の数も増えていますが、こうやってブログの毎日投稿もできるようになりました。この記事が、毎日投稿を始めてから50記事目です。
もしあなたが保育関係者なら、「保育塾ベーシック」についての詳しい内容を読んでみてください。3日に1度、10分ほどでできるメルマガが無料で届きます。子どもの見取り、記録、援助、保育指導案や要録の書き方が分かるようになってきます。
指導案や要録を実際に書き進めていく様子を見たり他の人の考えを聞いたりしたい方のために、
オンラインの研修も用意しています。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。