あなたは保育指導案を書くときに、「整合性を取るのが難しい…」と感じたことはありませんか?書き上げてから、「整合性があるのだろうか…」と思ったことは?
整合性がある保育指導案を書くときに必要なことは、たった1つだけです。たった1つのことをするだけで、効果は絶大なんですよ。
整合性を取るためにやってほしいたった1つのこととは
保育指導案を作成するとき、整合性を取るためにやってほしいたった1つのことは、「文章にする前に整合性を取る」ということです。これだけ言われてもわけが分からないと思いますので、例を出してお伝えしますね。
絵を描く場合を思い浮かべてください。目の前の風景を見ながら、「右端にこれくらいの大きさで樹を描いて、手前の方は遊歩道の1部を入れて、全体的には池を描いて…、いや、空のスペースをもう少し広げた方が面白いかな」などと構図を考え、それから下描きをするのではと思います。思うがままに、いきなり絵の具で描き始める人もいるかもしれませんが。
一方、保育指導案を書くときは、いきなり文章を書き始め、「思うように書けない」「どうしたらいいか分からない」と言う人が多いように思えてなりません。まずは、「全体的にこういうことを書こうかな」「ちょっと落ち着かなくてヒヤッとしたことがあったから、来週は余裕をもってゆったりやろう」などと、全体的なことを考えます。次に、「大体こういうことを書こう」と、子どもの姿、ねらい、内容、援助などに、メモ書き程度で良いので全体を埋めていきます。文にするのは最後です。
「文章にする前に整合性を取る」の意味が分かりましたでしょうか。ぜひ、絵を描く場合の「構図を決める」「下描きをする」と同じようなことを、保育指導案を書く場合にも取り入れてみてください。整合性を取ること以外の詳しい書き方については、次の記事を読んでみてくださいね。
【伝わりやすい保育指導案の書き方】日案を10分で書く方法を実践して意味のある指導案にする話
保育指導案の書き方を変えると保育も働き方も変わる
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。