あなたは1日のうちどれくらいの時間、何かについて悩んでいるでしょうか?計ったことがある人は少ないかもしれませんが、実際に計ってみるとけっこうな時間になりそうです。何か他のことをしていても、悩み事があると集中できないんですよね。悩み事を無くすことは簡単にはできないでしょうが、悩む時間はできれば短くしたいものです。
悩む時間を減らすために考えておきたいこと
悩み事はつきませんが、悩む時間はなるべく短くしたいものです。悩みに伴う怒りや悲しみ、不安など、負の感情が、イライラや健康を害することにつながっていくかもしれません。かといって、身の周りで起こる問題を放っておくわけにもいきませんよね。そこで考えておきたいことがあります。すでに起こった問題や、これから起こるであろうそれぞれの問題に、どれくらいのエネルギーを振り分けるかということです。
悩みの4つのタイプとは
自分の中にあるエネルギーが急に増えることはあまり無いでしょうし、悩みがあるならむしろエネルギーは減っていきますよね。使えるエネルギーはそんなに多くないので、使うべきところに使いましょう。悩んでいることが次の4つのどれに当たるかを考えて、必要なところにだけエネルギーを注ぐようにすると、悩む時間は減っていきますよ。
- ちょっと頑張れば変わること
- 寝かせておいたら状況が変わること
- 自分ではどうしようもないこと
- なんとかなるけど相当な労力が必要なこと
1つずつ例を出していきますね。
ちょっと頑張れば変わること
エネルギーを注ぐのはここです。ちょっと頑張れば変わることに注力しましょう。
ある工場での話。次の工程の責任者に製品を渡すとき、いつもタイミングをうかがって、何十分も悩んでいる人がいるそうです。どんな職種でも似たような人がいる気がしますが。この場合、ちょっと頑張れば毎日の悩みから解放されますよね。思い切って声をかけるか、第三者にお願いしてしまうか、受け渡しの方法を決めてしまうかすればすむことです。ちょっとだけ頑張って、悩みの数を減らしましょう。少しだけ余裕ができて、他のことも変わるきっかけとなるかもしれませんよ。
寝かせておいたら状況が変わること
寝かせておいたら状況が変わることってあるんです。特に、育児や保育においては考えておきたいことです。子どもは成長しますから、そのときがくればいつの間にかできるようになることや分かるようになることが多々あります。背が伸びたら簡単に届くのに、それを待たず、赤ちゃんを無理に立たせて手を引っ張ることはしませんよね。必要なのは、「大体何歳くらいではこのような姿がある」を知ることです。ただ、「何歳ではこの姿になっているべき」ではありませんからね。
今すぐやらなくてもよいことで悩むのはやめましょう。
自分ではどうしようもないこと
これはよく言われることだと思いますが、考えてもどうしようもないことで悩むのはやめましょう。ここにかけるエネルギーは極力0に近い方が良いです。
過去に起こったことを変えることはできません。「次からは思い切ってやってみよう」などと、自らの言動を振り返り、次につなげるのであれば良いのですが、「あのとき◯◯だったら良かったのに」と、できごとをいくら思い出して悔やんでもキリがありません。未来に起こることや自然災害、病気などについても同様です。対策をする必要はありますが、悩む時間は短い方が良いですよね。
なんとかなるけど相当な労力が必要なこと
これに関しては、できれば分かる限り避けたいです。仕事なら一生懸命やればすむことですが、プライベートではなるべく労力をかけたくないですよね。できるだけ他の人の力を借りましょう。また、先延ばしにしても大丈夫か、そうでないかを考えましょう。先延ばしにしてもことが大きくならないのなら、迷わず先延ばしにします。忘れたらいけないのであれば、スケジュールに入れておけば大丈夫です。
いかがでしたでしょうか。悩みを複数抱えている人は、ぜひいくつか手放して、今やるべきことに力を注ぎましょう。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。