こんにちは。保育塾代表「うち」です。
今回は
「保育士の離職率は高いって言われてるけど、そこまでではないよ」
「ちゃんと本当のことを知って、自分で考えてよ」
という話をします。
「嘘でしょ?けっこう辞めてる人多いんだけど」
「仕事キツいし、給料安いし、辞めてもおかしくないでしょ」
と思う人もいますよね。
それは否定しません。
否定はしませんが、本当に仕事を辞めるときのために、本当のことを知っておいてください。
保育士の離職率って実際どうなの?
保育士の離職率は10.3%です。
1年で、10人に1人は辞めてるってことです。
「メッチャ多いんだけど?」と思いますよね。
ただ、辞めても他の保育現場に再就職をする人がいます。
その人も合わせて離職率は10.3%です。
詳しく知りたい人は、 第3回 保育士等確保対策検討会 参考資料1 「 保育士等に関する関係資料 」を見てください。
他の職業の離職率はどうなの?
保育士の離職率が高くないというのは、他の職業の離職率を見れば分かります。
分かりやすいように、ランキングにしますね。
1位 宿泊業、飲食サービス業 30.0%
引用: 平成 29 年雇用動向調査結果の概況 厚生労働省
2位 生活関連サービス業、娯楽業 22.1%
3位 サービス業(他に分類されないもの)18.1%
4位 不動産業、物品賃貸業 16.5%
同率5位 医療・福祉 卸売業、小売業 14.5%
参考までに、 介護労働安定センターが発表している『介護労働実態調査』によると、介護職の離職率は16.2%です。
医療・福祉の離職率は全体の5番目です。
他の業種と比べると、医療・福祉の離職率は特別に高くはありません。
離職率が10%を切っている業種は3つしかないんです。
複合サービス事業 7.7%
建設業 8.4%
製造業 9.4%
これを見ると、保育士の離職率10.3%は、そこまで高くないことが分かります。
それから、他業種に転職しても、それなりに大変だろうなということも分かります。
ダマされるってどういうこと?
じゃあ、なんで「保育士の離職率は高い」と思っていると業者にダマされるかというと、
「保育士は離職率高いんです」
「それは、給料安いから」
「仕事がキツいから」
「人間関係もいろいろあって」
「じゃあ、いいところに転職しましょう」
離職率が高い→みんな転職してる→あなたもしましょう
と言われて、その気になってしまうんです。
利用者は、冷静な判断をできなくなってしまう可能性があります。
自分の意思で決めましょう
重要なのは、正しい情報を手に入れて、自分で決定し、自分に合った職場で働くことです。
「保育士の離職率は別に高くないし、他の人がどうかは全然関係ない」
「私にとっては給料が十分ではない」
「私にとっては仕事がキツい」
「私の職場は人間関係もいろいろある」
「私の意思で、転職する」
これをやってほしいんです。
正しい情報を手に入れる方法の1つが、複数の機関に登録しておくことです。オススメの転職サイトを載せておきますので、あなたに合った職場を探すためにも、まずは複数のサイトに登録をしておきましょう。
比べた上で、自分の意思で決めましょう。
保育塾のサイト上で、求人の情報を掲載すること、求人している園を探すこともできます。求人する側も完全無料です。保育塾求人掲載のページをご覧ください。完全無料なので、誰か専門のスタッフがつくようなことはありません。気長に待てる方は、ご利用ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。「もっといろいろと知りたい」という方は、ホームページや、このサイトの記事が一覧になったサイトマップをご覧ください。
管理人うち(@uchi70794834|Twitter)
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務経験あり。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。