【知育・食育・本物体験】1歳からできる夕ご飯前の簡単で安全なお手伝い5パターン

「やりたい!」という気持ちは大事にしたいけど、グチャグチャにされたら困る。

お手伝いするのは大切だと思うけど、付き合う時間が無い。

あなたはこのように思ったことがありませんか?

前回、お手伝いに電子レンジをオススメしました。今回は、夕ご飯を準備しながらできる、その他の簡単で安全なお手伝いを5パターン紹介します。

1歳からできる夕ご飯前の簡単で安全なお手伝いとは

1歳からできる夕ご飯前の簡単で安全なお手伝いは、大きく分けて次の5パターンがあります。

  • スイッチを押す
  • 持ってくる
  • 洗う
  • ちぎる
  • 皮を剥く

スイッチを押す

前回の記事でオススメした電子レンジも、「スイッチを押す」ですね。スイッチを押すだけなので簡単で安全です。スタートボタンを押すだけで、子どもは大概満足します。もちろん、それだけでは満足できないこともありますが、そこは他の場面でも同じこと。やり取りを重ねていって、興味を広げたり我慢を学んだりしていきます。

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他にも、炊飯器、ミキサーなど、子どもが触っても大丈夫そうなものを選んで、最後の一押しをお手伝いしてもらいましょう。

持ってくる

「カボチャを持ってきて」など、野菜を持ってくるお手伝いはいかがでしょうか。DVDやカードを見て物の名前を覚えるのも良いかもしれませんが、それは本物ではありません。冷蔵庫を開けるのが難しかったり安全面で心配だったりするのであれば、何か台を用意して、その上に使うものを並べておき、そこから持ってきてもらいましょう。

congerdesignによるPixabayからの画像

子どもが大きくなってきたら、「お皿やハシを持ってきてテーブルに並べる」という定番のお手伝いをすることができますよね。「野菜を持ってくる」は、「お皿やハシを並べる」より前にできるお手伝いです。

洗う

子どもにとって、水で野菜を洗うことは遊びも同然。楽しくお手伝いをすることができます。もちろん、子どもが洗うだけだと十分ではありませんので、前もって洗っておきましょう。子どもが洗った後はザッと水で流すだけです。1つだけ注意したいこととして、子どもが洗うときは水を流すとキリがないので、水を溜めておき、そこで洗うようにしましょう。「まだ流しに手が届かないけどやりたい」という場合は、ブルーシートなどを床に敷き、そこで水遊び…ではなくてお手伝いしてもらいます。

ちぎる

実は、「ちぎる」だけでも十分なお手伝いです。「やりたい」という気持ちがあるときに、やりたい気持ちを大事にすることで次への意欲が生まれます。やりたいときを逃し、後から手伝いを求めても難しい場合があります。

子どもは3~4歳くらいまでは、積み上げられた積み木を崩すなど、壊すことを楽しんで遊びます。だから、ティッシュを全部出したり紙をビリビリに破いてまき散らしたりするんですよね。野菜をちぎることは、壊したい気持ちを満たしながらお手伝いにもなるので一石二鳥です。

ちぎるときには、レジャーシートなどを敷いて、まき散らしても大丈夫なようにしておきましょう。後から洗えばいいんです。レタス、キャベツ、ホウレンソウ、小松菜など、葉物野菜はちぎりやすいですね。形を気にしないのであればピーマンやオクラなどもちぎることができます。指先の運動にもなりますよ。

こぼさないようになってきたら、チーズ、ノリ、魚肉ソーセージなど、後から洗いにくいものもちぎってみましょう。

皮を剥く

最後に紹介するのは「皮を剥く」です。野菜の皮を剥くのは難しいですが、1つ簡単な野菜がありますね。タマネギです。これも、床がすごいことになるのでレジャーシート等を敷いて手伝ってもらいましょう。全部しっかり剥けなくてもいいんです。少しずつできるようになってきます。

バナナやミカンの皮を剥くことはできますが、誤飲の可能性もあります。小さい子どものお手伝いとして果物の皮を剥くのはやめましょう。

年中や年長になるころには、ピーラーを使うなどして、いろんなものの皮を剥いてもらいましょう。それはまた次の機会に紹介します。

まとめ

今回は、1歳からできるお手伝いを紹介しました。実はコレ、前回の記事 「【知育・食育・本物体験】子どもの育ちに役立つ簡単お手伝いNo.1は電子レンジ説 」と同じように、保育現場ではなかなかできないことなんですよね。子どもの人数が多いですから。ぜひ、家庭でやってみてください。お手伝いをした後は、その日の夕ご飯に話題にしましょう。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。