【手抜きのススメ】子どもの自立と教育のために時々あえて味付けしてないものを食卓に出す話

あなたは毎日ごはんの支度をしていますか?「今日のご飯何?」と聞かれたとき、何という名前を付けるか分からないような、味付けは何にしようか迷うような、そんな感じの料理をしている人にぴったりの提案を、今回の記事ではしていきます。むしろ、積極的に味付けをせず、食卓に出してしまいましょう。

手抜きと子どもの自立と教育が関係しているワケ

まずは、なぜ手抜きと子どもの自立と教育が関係しているかをお伝えしますね。

簡単に言うと、「手を抜いた分だけ子どもが自分で考えるから」です。もちろん、いきなり「自分で作って」なんて言うとハードルが高すぎます。スモールステップが必要です。「自分で作る」までのスモールステップとして、「自分で好きな味付けをする」というくらいが調度良いです。

「自分で食べることができる量を考えて給食を盛り付ける」「自分で考えて決めたからには頑張って食べる」ということが給食の場面でよく見られますが、それの味付けバージョンだと思えば分かりやすいかもしれません。さらに、味付けの場合、好き嫌いや量だけではなく、いろいろな食材や調理法、食材の組み合わせにも目を向けることになります。あるいは、各国の料理の話になるかもしれません。我が家では、「この野菜は高いから入っている量が少ない」などと、値段の話もしています。味付けに関係なく、「何割引だった」という話はしょっちゅうしていますが。

食事を作るためのが技術が伴なっていなくても、料理のセンスは育ちます。そして、食材や料理に興味をもって会話することで、他のいろいろなものに目を向けることにもなります。

子どもが味付けしやすいもの

いつも料理をしている側からすれば、「味見もせずに適当に」くらいの感覚かもしれませんが、味付けでもハードルが高い場合があります。「お手伝い」とか「任された」などと抵抗を感じないように、まずは子どもが味付けしやすいものから試してみましょう。

味付けしやすいのは焼き肉やギョウザです。店に食べに行ったとき、周りの大人が自分で味付けをしていますから。「自分でするもの」と認識しやすいんですよね。家庭でも、普段から各自でサラダにドレッシングをかけるなどしていれば、子どもが自然に自分でやりたがることがあるでしょう。出し過ぎが心配なら、かけるのではなく、小皿に出して、つけて食べるようにすればOKです。

できるようになってきたら

子どもが簡単なものに味付けできるようになってきたら、もう少しハードルを上げてみましょう。味が染みてなくても美味しい調理法なら、何でも試してみる価値はあります。おひたし、和え物、蒸し物、炒め物、酢の物など、大概はいけます。いろんな調理法にも目が向き、どんな組み合わせをすると美味しくなるかを考えることになり、買い物のときに調味料の棚をよく見るようになっていきます。興味をもつと、ドレッシングのラベルを見て、原材料まで知りたがることもあるんですよね。字を学ぶことにもなります。

ここまでオススメしてきましたが、「ただひたすら面倒だ」という人にはオススメしません。手抜きをして投げっぱなしでは、それはネグレクトにつながってしまいますから。ぜひ、食卓で楽しむことから始めてくださいね。料理の苦手な大人にも試してみる価値ありです。

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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務の後、保育塾を立ち上げる。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。

ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。