今回は「目指せ!コードマスター」の第14回です。
「ともだち賛歌」を題材に、右手でコードを弾いてみましょう。
ここまでくると、楽譜通り弾くことに、かなり近づいています。
実際に弾いて、音を確かめながら読んでくださいね。
この「目指せ!コードマスター」は、
- レパートリーを増やしながら
- コードを少しずつ覚えることができ
- いろんなリズムパターンを身に付けることができる
という、夢のような内容になっています。
第1回「カエルの合唱」と第2回「カタツムリ」、第3回「ぶんぶんぶん」、第4回「しゃぼん玉」、第5回「大きな栗の木の下で」、第6回「きらきらぼし」、第7回「山の音楽家」、第8回「でんでらりゅうば」、第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」、第10回「さよなら」、第11回「夕焼け小焼け」、第12回「ふるさと」、第13回「大きな古時計」を終わらせていない人は、そちらの方もご覧ください。
3コードで伴奏をつけた「ともだち賛歌」
「3コード」と聞いて「?」が浮かぶ人は、第10回「さよなら」、第11回「夕焼け小焼け」、第12回「ふるさと」も読んでみてください。
「ともだち賛歌」はB♭メジャースケール(変ロ長調)なので、3コードはB♭(シ♭、レ、ファ)、E♭(ミ♭、ソ、シ♭)、F(ファ、ラ、ド)です。
まずは、3コードで4分音符の伴奏をつけた楽譜で、音を確認してください。
前奏がほしい人は、最後の2小節と1拍を前奏にしてください。
「ワン、トゥ」とか「ウノ、ドス」とかの部分は、この楽譜では省略していますが、最後の2小節と同じコードでいけます。
弾いてみましたか?
伴奏が全部4分音符だと、うるさいというか、重たいですよね。
じゃあ、音を減らしてみましょう。
楽譜の後半も同じ伴奏なので、省略してあります。
1拍目と3拍目は、コードの一番低い音、2拍目と4拍目は、コードの真ん中と上の音を鳴らしてみましょう。
E♭とFは転回形を使っているので、(シ♭、ミ♭、ソ)と(ド、ファ、ラ)にしてあります。
E♭(ミ♭、ソ、シ♭)のままだと、ソの音がミ♭とシ♭の黒鍵の間にあるので、弾きにくいです。
私の場合は、(シ♭、ミ♭、ソ)の形が一番弾きやすいので、多用しています。
右手でコードを弾く「ともだち賛歌」
左手で、全部4分音符でコードを弾いたとき、重たくなるのは、低い音が多すぎるからです。
バンドの場合、ベースは低い音を単音で、ギターはコードで多くの音を鳴らしていますよね。
それと同じです。
それなら、右手でコードを弾いてみましょう。
子どもは、メロディーが鳴っている方が歌いやすいので、右手でコードを弾くのは、歌い慣れてからにしてくださいね。
これも、後半の楽譜は省略してあります。
同じ伴奏を繰り返してください。
最後、メロディーが2分音符になる部分は、たとえば、1拍目と3拍目を左手だけ、2拍目と4拍目を右手だけで弾くと、変化があって面白いですよ。
今回は、3コード以外のコードを使うと、みなさんが持っているものと同じような楽譜になるので、これで終わりです。
お手元の楽譜で、コードネームを見ながら、楽譜通りのリズムに挑戦してみてください。
今後の予定
次回は、目指せ!コードマスター(第15回「こいのぼり」伴奏を簡単にする方法をいろいろと考える)です。
コード以外のことにも触れていきます。
最初からじっくり練習するのも、好きな曲から取り組むのも、なんでもありです。
気楽に眺めるだけでも少しずつレベルアップできるので、とにかくなるべく多くの楽譜に目を通しましょう。
目指せ!コードマスター(第1回「カエルの合唱」でCFGをマスターする)
目指せ!コードマスター(第2回「カタツムリ」でAmDmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第3回「ぶんぶんぶん」でセブンスを考える)
目指せ!コードマスター(第4回「しゃぼん玉」でEmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第5回「大きな栗の木の下で」で定番のリズムをマスターする)
目指せ!コードマスター(第6回「きらきらぼし」で定番リズム2をマスターする)
目指せ!コードマスター(第7回「山の音楽家」で「ヘ長調」の曲にコードをつける)
目指せ!コードマスター(第8回「でんでらりゅうば」でB♭Gmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)
目指せ!コードマスター(第10回「さよなら」を題材に「自分でコードを選ぶにはどうすればよいか」を考える
目指せ!コードマスター(第11回「夕焼け小焼け」で3コードを他のコードに置き換える)
目指せ!コードマスター(第12回「ふるさと」でDとBmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第13回「大きな古時計」でC6について考える)
目指せ!コードマスター(第16回「うれしいひなまつり」で短調のコードを考える
目指せ!コードマスター(第17回「かごめかごめ」で「♭5」「sus4」「dim」「aug」を知る)
目指せ!コードマスター(第18回「聖者の行進」で「テンション」を知る)
目指せ!コードマスター(第19回「七つの子」コードを変えるポイントを考える)
目指せ!コードマスター(第20回「まとめ」スケールとコードを一気に覚える)
それから、
ピアノが自由に弾けるようになる!おすすめコード伴奏も参考にしてくださいね。
もっといろんな楽譜がほしい人は
【簡単・無料のピアノ楽譜】コード3つで弾ける童謡・保育の定番曲まとめ
をご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「もっといろいろと知りたい」という方は、