みなさんは、子ども達の前でピアノを弾くまでに、どれくらいの時間、練習していますか?
コードさえ分かれば、初見でも、ある程度はピアノを弾くことができるようになります。
子ども達に「これ歌いたい。」と言われたとき、「練習してからね。」って言わなくてもすみますよ。
この「目指せ!コードマスター」は、
- レパートリーを増やしながら
- コードを少しずつ覚えることができ
- いろんなリズムパターンを身に付けることができる
という、夢のような内容になっています。
今回は「カエルの合唱」を弾きながら、CFGの3つのコードを覚えましょう。
伴奏付きの楽譜を載せているので、できれば大きな画面で見てくださいね。
Cのコードを使った「カエルの合唱」
始めはCのコードだけを使った「カエルの合唱」です。
ずっと2分音符だと重たいので、途中スタッカートをつけた4分音符を使っています。
大きくて重たいカエルのときは、全部2分音符でもOKです。
C(ド、ミ、ソ)を覚えてしまうまで、いろいろなテンポで弾いてみましょう。
CFGのコードを使った「カエルの合唱」
次はCFGの3つのコードを使った「カエルの合唱」です。
F(ファ、ラ、ド)は、転回形の(ド、ファ、ラ)を使うと便利です。
C(ド、ミ、ソ)のドを弾いている小指はそのままで、ミとソの指を1つ右にずらせば、(ド、ファ、ラ)になります。
同じように、G(ソ、シ、レ)は、転回形の(シ、レ、ソ)を使うと便利です。
C(ド、ミ、ソ)のソを弾いている親指はそのままで、ドとミの指を1つ左にずらせば、(シ、レ、ソ)になります。
7小節目の、コードが1拍ずつ変わる部分が難しいのであれば、先程の楽譜のように、2分音符に変えて弾いてみましょう。
でも、今後CFGのコードを自由に弾くことができるように、あえて難しくしてあります。
ゆっくりのテンポから、少しずつ速くしてみましょう。
手元を見ずにCFGのコードを自由に変えることができるように、頑張ってみてください。
今後の予定
すこしずつステップアップして、第11回で初心者脱出です。
ピアノを弾きながら、記事を読んでいる人は、第11回目を終わった頃には自分で曲に伴奏をつけることができるようになってきます。
そして、第20回まで頑張ると、コードを見ながら、いろんな楽譜が2~3回の練習で弾けるように!
というような状況を想定して楽譜を作ってあります。
ぜひ、実際に音を出しながら、記事を読んでくださいね。
次回は、
目指せ!コードマスター(第2回「カタツムリ」でAmDmをマスターする)です。
余裕のある人は、第2回の「カタツムリ」の楽譜を見る前に、「カタツムリ」に自分でコードを自由に当てはめてみてくださいね。
メロディーが「ソ」の音から始まる「カタツムリ」は、今回覚えたCFGのコードだけでも弾くことができます。
Am(ラ、ド、ミ)、Dm(レ、ファ、ラ)を使うと、良い感じになりますよ。
今回使ったCFGのコードは、Cメジャースケール(ハ長調)の曲では、「3コード」と呼びます。
「いろんなコードを覚えるのが面倒くさい」「単純なコードでいろんな曲を弾きたい」という人は、3コードを覚えましょう。
3コードについて詳しく知りたい人は、第10回「さよなら」、第11回「夕焼け小焼け」、第12回「ふるさと」、第16回「ひなまつり」
を読んでみてください。
好きな曲からやりたい人は、
- 目指せ!コードマスター(第3回「ぶんぶんぶん」でセブンスを考える)
- 目指せ!コードマスター(第4回「しゃぼん玉」でEmをマスターする)
- 目指せ!コードマスター(第5回「大きな栗の木の下で」で定番のリズムをマスターする)
- 目指せ!コードマスター(第6回「きらきらぼし」で定番リズム2をマスターする)
- 目指せ!コードマスター(第7回「山の音楽家」で「ヘ長調」の曲にコードをつける)
- 目指せ!コードマスター(第8回「でんでらりゅうば」でB♭Gmをマスターする)
- 目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)
- 目指せ!コードマスター(第10回「さよなら」を題材に「自分でコードを選ぶにはどうすればよいか」を考える
- 目指せ!コードマスター(第11回「夕焼け小焼け」で3コードを他のコードに置き換える)
- 目指せ!コードマスター(第12回「ふるさと」でDとBmをマスターする)
- 目指せ!コードマスター(第13回「大きな古時計」でC6について考える)
- 目指せ!コードマスター(第14回「ともだち賛歌」右手でコードを弾いてみる)
- 目指せ!コードマスター(第15回「こいのぼり」伴奏を簡単にする方法をいろいろと考える)
- 目指せ!コードマスター(第16回「うれしいひなまつり」で短調のコードを考える)
- 目指せ!コードマスター(第17回「かごめかごめ」で「♭5」「sus4」「dim」「aug」を知る)
- 目指せ!コードマスター(第18回「聖者の行進」で「テンション」を知る)
- 目指せ!コードマスター(第19回「七つの子」コードを変えるポイントを考える)
- 目指せ!コードマスター(第20回「まとめ」スケールとコードを一気に覚える)
を読んでください。
また、
ピアノが自由に弾けるようになる!おすすめコード伴奏
も参考にしてくださいね。
もっといろんな楽譜がほしい人は
【簡単・無料のピアノ楽譜】コード3つで弾ける童謡・保育の定番曲まとめ
をご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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保育塾代表
2人の娘の父親
公立幼稚園・幼保園・大学の附属幼稚園で勤務経験あり。
ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。
ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・
そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。