目指せ!コードマスター(第4回「しゃぼん玉」でEmをマスターする)

この「目指せ!コードマスター」は、

  • レパートリーを増やしながら
  • コードを少しずつ覚えることができ
  • いろんなリズムパターンを身に付けることができる

という、夢のような内容になっています。

第1回「カエルの合唱」第2回「カタツムリ」第3回「ぶんぶんぶん」を終わらせていない人は、そちらの方もご覧ください。

今回は「しゃぼん玉」を弾きながら、Emを使ったときの響きを感じてみましょう。

コードによる音の違いが分かると、自分でコードを考えることができるようになっていきますよ。

伴奏付きの楽譜を載せているので、できればパソコンで見てください。

もちろん、実際に弾いて、音を確かめてくださいね。

CとEmの雰囲気を比べてみる

C(ド、ミ、ソ)とEm(ミ、ソ、シ)を比べてみましょう。

CとEmは、ミとソが同じ音です。

ドとシの部分だけ違います。

ピアノが自由に弾けるようになる?!おすすめコード伴奏では「Emを覚えていないなら、Cに変えてしまっても大丈夫ですよ」ということを、お伝えしています。

「コードを3つだけ覚えて、好きなように伴奏をつけてみよう」という記事だからです。

「目指せ!コードマスター」の記事は、コードをたくさん覚えていくためのものなので、

CとEmの違いを、しっかり感じましょうね。

では、実際に弾いて比べてみましょう。

まずはCとFだけの楽譜。

第1回「カエルの合唱」をしっかりこなした人は、これくらいなら初見でできるはずです。

次はEmが入った楽譜。

Em(ミ、ソ、シ)のままだと、手を大きく動かさないといけないので、Emの転回形(シ、ミ、ソ)を使っています。

C(ド、ミ、ソ)のドの指を、1つ左に移してシにするだけでEmの転回形(シ、ミ、ソ)になりますね。

EmからFに移るときは、左手の形はそのままで、左手全体を鍵盤1つ分だけ右に移せばFになります。

何度か弾いてみましたか?

CとEmの雰囲気が違うことを確認できたでしょうか?

Cの方が「スッキリしてる」、Emの方が「味がある」「悲しい感じ」など、感じ方は自由です。

今回はEmをマスターしてもらうので、Emでいきましょう。

伴奏が4分音符の「しゃぼん玉」

「3小節目は2拍目GよりもCの方が好きだな」などと、好きなようにコードを変えて弾いてみましょう。

最後の小節だけG7を使っていますが、3小節目や7小節目もG7で試してみてください。

3小節目はG、7小節目はG7とか、変えるのもありですね。

前奏がほしい人は、最後の1小節か2小節を前奏にも使いましょう。

伴奏の形を変えた「しゃぼん玉」

慣れてきた人は、リズムも少しずつ自分が好きなように変えてみましょう。

ずっと4分音符だと重たい感じがするので、リズムを変えるとスッキリします。

3小節目と、4小節目、7小節目、8小節目は、8分音符でコードを変えてあるので、全部4分音符のときよりも、ちょっと難しくなっています。

音符を見ると大変なので、コードネームとリズムだけ見て弾きましょう。

「カエルの合唱」「カタツムリ」「ぶんぶんぶん」を弾いてきた人は、これくらいならできると思います。

今回は、さらにレベルアップしてみましょう。

余裕のある人はチャレンジしてください。

1、2小節目、5、6小節目を少し変えました。

1小節目と5小節目の始めは、C(ド、ミ、ソ)をドとミソに分けてあります。

一見、すごく難しそうに見える楽譜ですが、基本的には全部4分音符で弾いたものと同じコードです。

コードを見ながら、「リズムが変わっただけ」と思えば、見た目よりは難しくありません。

難しく感じる人は、もう一度、伴奏が4分音符だけの楽譜に戻って、コードをしっかり覚えてください。

今後の予定

次回は、

目指せ!コードマスター(第5回「大きな栗の木の下で」で定番のリズムをマスターする)です。

余裕のある人は、第5回の楽譜を見る前に、

自分で「大きな栗の木の下で」のメロディーに、コードで自由に伴奏をつけてみてくださいね。

メロディーの始まりは「ド」の音です。

まだ身に付けていないコードがあれば、他の記事を見て練習してみてください。

目指せ!コードマスター(第1回「カエルの合唱」でCFGをマスターする)

目指せ!コードマスター(第2回「カタツムリ」でAmDmをマスターする)

目指せ!コードマスター(第3回「ぶんぶんぶん」でセブンスを考える)

目指せ!コードマスター(第6回「きらきらぼし」で定番リズム2をマスターする)

目指せ!コードマスター(第7回「山の音楽家」で「ヘ長調」の曲にコードをつける)

目指せ!コードマスター(第8回「でんでらりゅうば」でB♭Gmをマスターする)

目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)

目指せ!コードマスター(第10回「さよなら」を題材に「自分でコードを選ぶにはどうすればよいか」を考える

目指せ!コードマスター(第11回「夕焼け小焼け」で3コードを他のコードに置き換える)

目指せ!コードマスター(第12回「ふるさと」でDとBmをマスターする)

目指せ!コードマスター(第13回「大きな古時計」でC6について考える)

目指せ!コードマスター(第14回「ともだち賛歌」右手でコードを弾いてみる)

目指せ!コードマスター(第15回「こいのぼり」伴奏を簡単にする方法をいろいろと考える)

目指せ!コードマスター(第16回「うれしいひなまつり」で短調のコードを考える

目指せ!コードマスター(第17回「かごめかごめ」で「♭5」「sus4」「dim」「aug」を知る)

目指せ!コードマスター(第18回「聖者の行進」で「テンション」を知る)

目指せ!コードマスター(第19回「七つの子」コードを変えるポイントを考える)

目指せ!コードマスター(第20回「まとめ」スケールとコードを一気に覚える)

それから、

ピアノが自由に弾けるようになる!おすすめコード伴奏も参考にしてくださいね。

もっといろんな楽譜がほしい人は
【簡単・無料のピアノ楽譜】コード3つで弾ける童謡・保育の定番曲まとめ
をご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。