この「目指せ!コードマスター」は、
- レパートリーを増やしながら
- コードを少しずつ覚えることができ
- いろんなリズムパターンを身に付けることができる
という、夢のような内容になっています。
第1回「カエルの合唱」と第2回「カタツムリ」、第3回「ぶんぶんぶん」、第4回「しゃぼん玉」、第5回「大きな栗の木の下で」、第6回「きらきらぼし」、第7回「山の音楽家」を終わらせていない人は、そちらの方もご覧ください。
今回は「でんでらりゅうば」で、B♭(シ♭、レ、ファ)とGm(ソ、シ♭、レ)をマスターしましょう。
構成する音が似た2つのコードを、あえて並べてみましたので、聞き比べてください。
実際に弾いて、音を確かめてくださいね。
伴奏が2分音符の「でんでらりゅうば」
まずはB♭(シ♭、レ、ファ)が登場するバージョンです。
B♭を弾くときに、シ♭を弾きにくい人は、次のことを試してみてください。
「C(ド、ミ、ソ)の手をそのまま鍵盤1つ分左に持ってきて、小指をちょっと伸ばす」
私の場合は、これだと小指がシ♭に届きません。
なので、鍵盤のかなり奥の方を弾いています。
それか、薬指でシ♭、人差し指でレを弾きます。
次はGm(ソ、シ♭、レ)のバージョン。
さっきの楽譜でB♭(シ♭、レ、ファ)だったところが、Gmの転回形(シ♭、レ、ソ)になっています。
小指でシ♭を弾いている人は、ますます届きづらくなりましたね。
B♭で弾いたときと、Gmで弾いたときの違いが分かりましたか?
分からないのであれば、どちらを使っても大丈夫です。
弾いている本人が分からないのに、聞いている方は分かるはずがありません。
そのくらいに思って、気楽にやりましょう。
伴奏の形を変えた「でんでらりゅうば」
慣れてきた人は、伴奏のリズムを、少しずつ自分が好きなように変えてみましょう。
ここでは、「大きな栗の下で」のときに使った、定番のリズムにしてみます。
左手で、3つの音を同時に鳴らさないので、その点ではこっちの方が簡単です。
これも、B♭をGmに変えて弾いてみましょう。
B♭とGmの違いが分かりましたか?
「なんとなくこっち」くらいに感じられたら、それで十分です。
全然分からなくても、全く問題ありません。
「コードをマスターする」とか言っても、まだ8回目ですから。
少しずつ慣れていきましょう。
今後の予定
次回は、
目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)です。
余裕のある人は、第9回の楽譜を見る前に、
自分で「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」のメロディーに、コードで自由に伴奏をつけてみてくださいね。
メロディーの始まりは「ド」の音です。
ヘ長調なので、シの音には♭がつきます。
その他の関連記事はこちらです。
最初からじっくり練習するのも、好きな曲の楽譜を眺めるのも、なんでもOKです。
少しずつ取り組みましょう。
目指せ!コードマスター(第1回「カエルの合唱」でCFGをマスターする)
目指せ!コードマスター(第2回「カタツムリ」でAmDmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第3回「ぶんぶんぶん」でセブンスを考える)
目指せ!コードマスター(第4回「しゃぼん玉」でEmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第5回「大きな栗の木の下で」で定番のリズムをマスターする)
目指せ!コードマスター(第6回「きらきらぼし」で定番リズム2をマスターする)
目指せ!コードマスター(第7回「山の音楽家」で「ヘ長調」の曲にコードをつける)
目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)
目指せ!コードマスター(第10回「さよなら」を題材に「自分でコードを選ぶにはどうすればよいか」を考える
目指せ!コードマスター(第12回「ふるさと」でDとBmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第13回「大きな古時計」でC6について考える)
目指せ!コードマスター(第14回「ともだち賛歌」右手でコードを弾いてみる)
目指せ!コードマスター(第15回「こいのぼり」伴奏を簡単にする方法をいろいろと考える)
目指せ!コードマスター(第16回「うれしいひなまつり」で短調のコードを考える
目指せ!コードマスター(第17回「かごめかごめ」で「♭5」「sus4」「dim」「aug」を知る)
目指せ!コードマスター(第18回「聖者の行進」で「テンション」を知る)
目指せ!コードマスター(第19回「七つの子」コードを変えるポイントを考える)
目指せ!コードマスター(第20回「まとめ」スケールとコードを一気に覚える)
それから、
ピアノが自由に弾けるようになる!おすすめコード伴奏も参考にしてくださいね。
もっといろんな楽譜がほしい人は
【簡単・無料のピアノ楽譜】コード3つで弾ける童謡・保育の定番曲まとめ
をご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「もっといろいろと知りたい」という方は、