この「目指せ!コードマスター」は、
- レパートリーを増やしながら
- コードを少しずつ覚えることができ
- いろんなリズムパターンを身に付けることができる
という、夢のような内容になっています。
第1回「カエルの合唱」と第2回「カタツムリ」、第3回「ぶんぶんぶん」、第4回「しゃぼん玉」、第5回「大きな栗の木の下で」
を終わらせていない人は、そちらの方もご覧ください。
今回は「きらきらぼし」を弾きながら、定番のリズムをマスターしましょう。
前回の「大きな栗の木の下で」で練習したものより、忙しいリズムです。
でも、よく聞くリズムですよ。
かなり多くの曲に使えるので、弾ける曲が一気に増えますよ。
伴奏付きの楽譜を載せているので、できればパソコンで見てください。
もちろん、実際に弾いて、音を確かめてくださいね。
伴奏が2分音符の「きらきらぼし」
第1回から順番に練習している人は、そろそろ2分音符の楽譜は必要ないかもしれません。
でも、一応載せておきます。
コードの音を確認しながら弾いてください。
できれば、オタマジャクシで音を読まずに、コードネームを見てくださいね。
前奏がほしい人は、最後の2小節を前奏に使いましょう。
G7をGにしてもOKです。
「メロディーがファなのにG(ソ、シ、レ)でいいの?」と思う人は、実際に弾いて確かめてください。
どうしても気になるのであれば、メロディーがファの音の部分はF(ファ、ラ、ド)で伴奏しましょう。
「このコードでないとダメ」ということはありません。
好みのコードを探してみましょう。
定番のリズムで弾く「きらきらぼし」
次は、定番のリズムで弾いてみましょう。
コードの音を、一度に3つ弾かずに、分けて弾くようになっています。
コードの音の、一番下、上、真ん中、上の順に、8分音符で並べてあります。
このように、コードの音を一度に弾かずに分けて弾くときは、「分散和音」という名前がついています。
英語だと「ブロークンコード」です。
たとえば、C(ド、ミ、ソ)だと、ド、ソ、ミ、ソ。
Fの転回形(ド、ファ、ラ)だと、ド、ラ、ファ、ラ。
G7の転回形(シ、レ、ファ、ソ)だと、シ、ソ、レ、ソ。
G7の場合は、ファを無視してGの転回形(シ、レ、ソ)で考えています。
急に忙しくなりましたね。
このリズムを1~2回弾くだけで、できるようにはなりませんよね。
すぐにできなくても良いので、「いつかはできるように」と思って、気長に練習しましょう。
コードに慣れると、「ドソミソ、ドソミソ、ドラファラ、ドソミソ・・・」ではなくて、
「C、C、F、C」と思いながら弾くことができますよ。
そのうち指が覚えます。
8分音符で弾くと忙しいので、一応4分音符の楽譜も載せておきます。
でも、これだと、1、2拍目がFの転回形(ド、ファ、ラ)からドとラを弾いて、3、4拍目はC(ド、ミ、ソ)からミとソを弾いて・・・というように弾く必要があるので、ややこしいです。
8分音符のほうが、楽譜としては忙しいですが、考えずに弾くことができます。
4分音符で弾くのであれば、第5回の「大きな栗の木の下で」で紹介したリズムのほうが弾きやすいのではないかと思います。
人によって好みや弾きやすさは違うので、いろいろと試してみてください。
今後の予定
次回は、
目指せ!コードマスター(第7回「山の音楽家」で「ヘ長調」の曲にコードをつける)です。
余裕のある人は、第7回の楽譜を見る前に、
自分で「山の音楽家」のメロディーに、コードで自由に伴奏をつけてみてくださいね。
メロディーの始まりは「ド」の音です。
ヘ長調なので、シの音には♭がつきますよ。
「とにかくいろんなコードを見てみたい」という人は、他の記事も見てください。
目指せ!コードマスター(第1回「カエルの合唱」でCFGをマスターする)
目指せ!コードマスター(第2回「カタツムリ」でAmDmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第3回「ぶんぶんぶん」でセブンスを考える)
目指せ!コードマスター(第4回「しゃぼん玉」でEmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第5回「大きな栗の木の下で」で定番のリズムをマスターする)
目指せ!コードマスター(第8回「でんでらりゅうば」でB♭Gmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)
目指せ!コードマスター(第10回「さよなら」を題材に「自分でコードを選ぶにはどうすればよいか」を考える
目指せ!コードマスター(第11回「夕焼け小焼け」で3コードを他のコードに置き換える)
目指せ!コードマスター(第12回「ふるさと」でDとBmをマスターする)
目指せ!コードマスター(第13回「大きな古時計」でC6について考える)
目指せ!コードマスター(第14回「ともだち賛歌」右手でコードを弾いてみる)
目指せ!コードマスター(第15回「こいのぼり」伴奏を簡単にする方法をいろいろと考える)
目指せ!コードマスター(第16回「うれしいひなまつり」で短調のコードを考える
目指せ!コードマスター(第17回「かごめかごめ」で「♭5」「sus4」「dim」「aug」を知る)
目指せ!コードマスター(第18回「聖者の行進」で「テンション」を知る)
目指せ!コードマスター(第19回「七つの子」コードを変えるポイントを考える)
目指せ!コードマスター(第20回「まとめ」スケールとコードを一気に覚える)
それから、
ピアノが自由に弾けるようになる!おすすめコード伴奏も参考にしてくださいね。
もっといろんな楽譜がほしい人は
【簡単・無料のピアノ楽譜】コード3つで弾ける童謡・保育の定番曲まとめ
をご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「もっといろいろと知りたい」という方は、