目指せ!コードマスター(第6回「きらきらぼし」で定番リズム2をマスターする)

この「目指せ!コードマスター」は、

  • レパートリーを増やしながら
  • コードを少しずつ覚えることができ
  • いろんなリズムパターンを身に付けることができる

という、夢のような内容になっています。

第1回「カエルの合唱」第2回「カタツムリ」第3回「ぶんぶんぶん」第4回「しゃぼん玉」第5回「大きな栗の木の下で」

を終わらせていない人は、そちらの方もご覧ください。

今回は「きらきらぼし」を弾きながら、定番のリズムをマスターしましょう。

前回の「大きな栗の木の下で」で練習したものより、忙しいリズムです。

でも、よく聞くリズムですよ。

かなり多くの曲に使えるので、弾ける曲が一気に増えますよ。

伴奏付きの楽譜を載せているので、できればパソコンで見てください。

もちろん、実際に弾いて、音を確かめてくださいね。

伴奏が2分音符の「きらきらぼし」

第1回から順番に練習している人は、そろそろ2分音符の楽譜は必要ないかもしれません。

でも、一応載せておきます。

コードの音を確認しながら弾いてください。

できれば、オタマジャクシで音を読まずに、コードネームを見てくださいね。

前奏がほしい人は、最後の2小節を前奏に使いましょう。

G7をGにしてもOKです。

「メロディーがファなのにG(ソ、シ、レ)でいいの?」と思う人は、実際に弾いて確かめてください。

どうしても気になるのであれば、メロディーがファの音の部分はF(ファ、ラ、ド)で伴奏しましょう。

「このコードでないとダメ」ということはありません。

好みのコードを探してみましょう。

定番のリズムで弾く「きらきらぼし」

次は、定番のリズムで弾いてみましょう。

コードの音を、一度に3つ弾かずに、分けて弾くようになっています。

コードの音の、一番下、上、真ん中、上の順に、8分音符で並べてあります。

このように、コードの音を一度に弾かずに分けて弾くときは、「分散和音」という名前がついています。

英語だと「ブロークンコード」です。

たとえば、C(ド、ミ、ソ)だと、ド、ソ、ミ、ソ。

Fの転回形(ド、ファ、ラ)だと、ド、ラ、ファ、ラ。

G7の転回形(シ、レ、ファ、ソ)だと、シ、ソ、レ、ソ。

G7の場合は、ファを無視してGの転回形(シ、レ、ソ)で考えています。

急に忙しくなりましたね。

このリズムを1~2回弾くだけで、できるようにはなりませんよね。

すぐにできなくても良いので、「いつかはできるように」と思って、気長に練習しましょう。

コードに慣れると、「ドソミソ、ドソミソ、ドラファラ、ドソミソ・・・」ではなくて、

「C、C、F、C」と思いながら弾くことができますよ。

そのうち指が覚えます。

8分音符で弾くと忙しいので、一応4分音符の楽譜も載せておきます。

でも、これだと、1、2拍目がFの転回形(ド、ファ、ラ)からドとラを弾いて、3、4拍目はC(ド、ミ、ソ)からミとソを弾いて・・・というように弾く必要があるので、ややこしいです。

8分音符のほうが、楽譜としては忙しいですが、考えずに弾くことができます。

4分音符で弾くのであれば、第5回の「大きな栗の木の下で」で紹介したリズムのほうが弾きやすいのではないかと思います。

人によって好みや弾きやすさは違うので、いろいろと試してみてください。

今後の予定

次回は、

目指せ!コードマスター(第7回「山の音楽家」で「ヘ長調」の曲にコードをつける)です。

余裕のある人は、第7回の楽譜を見る前に、

自分で「山の音楽家」のメロディーに、コードで自由に伴奏をつけてみてくださいね。

メロディーの始まりは「ド」の音です。

ヘ長調なので、シの音には♭がつきますよ。

「とにかくいろんなコードを見てみたい」という人は、他の記事も見てください。

目指せ!コードマスター(第1回「カエルの合唱」でCFGをマスターする)

目指せ!コードマスター(第2回「カタツムリ」でAmDmをマスターする)

目指せ!コードマスター(第3回「ぶんぶんぶん」でセブンスを考える)

目指せ!コードマスター(第4回「しゃぼん玉」でEmをマスターする)

目指せ!コードマスター(第5回「大きな栗の木の下で」で定番のリズムをマスターする)

目指せ!コードマスター(第8回「でんでらりゅうば」でB♭Gmをマスターする)

目指せ!コードマスター(第9回「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」で「コードに使われる音の法則」を考える)

目指せ!コードマスター(第10回「さよなら」を題材に「自分でコードを選ぶにはどうすればよいか」を考える

目指せ!コードマスター(第11回「夕焼け小焼け」で3コードを他のコードに置き換える)

目指せ!コードマスター(第12回「ふるさと」でDとBmをマスターする)

目指せ!コードマスター(第13回「大きな古時計」でC6について考える)

目指せ!コードマスター(第14回「ともだち賛歌」右手でコードを弾いてみる)

目指せ!コードマスター(第15回「こいのぼり」伴奏を簡単にする方法をいろいろと考える)

目指せ!コードマスター(第16回「うれしいひなまつり」で短調のコードを考える

目指せ!コードマスター(第17回「かごめかごめ」で「♭5」「sus4」「dim」「aug」を知る)

目指せ!コードマスター(第18回「聖者の行進」で「テンション」を知る)

目指せ!コードマスター(第19回「七つの子」コードを変えるポイントを考える)

目指せ!コードマスター(第20回「まとめ」スケールとコードを一気に覚える)

それから、

ピアノが自由に弾けるようになる!おすすめコード伴奏も参考にしてくださいね。

もっといろんな楽譜がほしい人は
【簡単・無料のピアノ楽譜】コード3つで弾ける童謡・保育の定番曲まとめ
をご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。