【子どもが育つ】「おべんとうばこのうた」年齢別10のアレンジ・発展形




保育の仕事をしている人なら、ほとんどが知っているであろう、手遊びの超定番「おべんとうばこのうた」。近年は絵本にもなっていますね。

あなたは、何歳くらいの子どもと「おべんとうばこのうた」をやっていますか?年長くらいだと、もうやらないのでしょうか?

この記事では、「おべんとうばこのうた」のアレンジを10通り、年齢別に紹介しています。実は、年長だからこそ楽しめる遊び方もあるんですよ。この記事を読んだ後、紹介してあげてくださいね。

「おべんとうばこのうた」の年齢別アレンジ10

まずは、「おべんとうばこのうた」に、どのようなアレンジの仕方があるか、どのような遊びにつながるかを一覧にしました。

  • 見立てて遊ぶ(未満児)
  • 給食や弁当のときに、歌詞に出てくる食材を探す(3歳児)
  • インタビューをする(3歳児)
  • お弁当に何を入れるか考える(4歳児)
  • ごっこ遊びをする(4歳児)
  • 製作遊びをする(4歳児)
  • 「おべんとうばこのうた」の意図に合った歌詞を考える(5歳児)
  • 振り付けを考える(5歳児)
  • 本物のお弁当を作る(5歳児)
  • 身近な人と関わる(5歳児)

年齢は目安です。詳しい内容を、続けて紹介しますね。

見立てて遊ぶ(未満児)

手遊びをした後、「ニンジンさん食べるよ~。はい、アーン。」「ゴボウさん、よくかんでね。」などと言って、お弁当の中身を食べてみましょう。

手遊びでは、目の前にないものをイメージする力が育まれます。

「今日は大盛りにしたよ。」「昨日よりおいしくできたよ。」「もう一つデザートがあります。」など、中身を少しずつ変えていくと、毎日楽しみになります。「デザートは何でしょうか?」「赤くて、三角で、甘ーい食べ物は何でしょう?」などと、クイズにもできますよ。

歌詞に出てくる食材を探す(3歳児)

給食やお弁当の時に、「おべんとうばこのうた」に出てくる食材を探してみましょう。「今日の給食にはシイタケさんが入っています。どこに入っているでしょうか。」などと、クイズにすると楽しいですよ。

「おべんとうばこのうた」を楽しんでやっていると、子どもが「ゴボウが入ってる!」など、歌詞に出てくる食材がお弁当に入っていることを、みんなに報告します。「レンコン入れて。」などと、「お弁当や食事に入れてほしい」と家で頼む子どももいます。

手遊びで食材に親しみをもつと、興味をもって食べるようになります。

インタビューをする(3歳児)

「おべんとうばこのうた」に出てくる食べ物を使って、「◯◯ちゃんは、ニンジンが好きですか?」「好きな食べ物は何ですか?」などと、インタビューをしてみましょう。「じゃあ次は、◯◯ちゃんがインタビューする人ね。」と子どもに振ると、子ども同士でもインタビューをするようになります。

誕生会などで、子どもがインタビューをすることがありますよね。
インタビューの練習をしなくても、遊びの中で自然にできるようになります。

お弁当に何を入れるか考える(4歳児)

「おべんとうばこのうた」で作られるお弁当は、かなり渋い内容ですよね。昔は「サクランボ」ではなくて「さんしょう」だったので、なおさらです。子どもが「おいしくなさそう。」などと言ったらチャンスです。どんなお弁当を作りたいか、考えてみましょう。

「じゃあ何を入れたらおいしくなる?」「どこを変えたらよさそう?」などと聞きましょう。子どものネガティブな発言がチャンスであることは、「おべんとうばこのうた」に限りません。

ネガティブな発言は、考える力が育つきっかけになります。

ごっこ遊びをする(4歳児)

「お弁当やさんごっこ」の導入として、「おべんとうばこのうた」の手遊びをする・・・ということではありません。

お弁当屋さんをしている子ども達に、「おべんとうばこのうた」の歌詞をネタにして話しかけてみましょう。「オニギリが、ちょいと詰めて♪じゃなくて、ドカンと入ってて、食べ応えがありそうだね。」と言うと、大盛りのサービスが始まるかもしれません。「このお弁当はゴマ塩が振ってありますか?」と聞くと、トッピングの種類が増えるかもしれません。

より具体的なイメージをもちやすい話し方をすることで、遊びが広がります。

製作遊びをする(4歳児)

「おべんとうばこのうた」の手遊びをしていると、当然、お弁当を作りたくなります。ごっこ遊びに発展することもあれば、より本物らしく作ることに気持ちが向く子どももいます。

全体的にはお弁当に見えなかったとしてもいいんです。1カ所だけでも、子どもが考えて、こだわっているところがあればいいんです。切れた輪ゴムを麺に見立てているとか、レタスのスジを描きこんでるとか。そういった、「子どもがこだわっている部分」を見付けましょう。

そして、「麺のコシがすごいね。」「このレタス採れたて?すごく新鮮。」などと、こだわっている部分を話題にしましょう。
こだわっている部分(子どもの発想)を見付けて声をかけると、自己肯定感、次への意欲が高まります。

もちろん、「全体的においしそうに見えること」を意識しているだろうと見取った場合は、「おいしそうだね。」と声をかけましょう。

「おべんとうばこのうた」の意図に合った歌詞を考える(5歳児)

「おべんとうばこのうた」には、年長だからこそできる楽しみ方があります。

「シイタケ」と「4」、「レンコン」と「0」が掛かっているという、 掛詞(かけことば)・ダジャレが理解できて、歌詞の面白さが本当に分かるようになるのは5歳くらいからです。分かるだけなら、もう少し前からでも分かりますが、「お弁当箱の歌」をみんなで本当に楽しめるのは、年長なんです。

歌詞の面白さが分かったら、自分達でも中に入れる物を考えてみましょう。今の時代に合った、おいしいお弁当で、なおかつ、ちゃんと掛詞(かけことば)になっている食材を探します。

元の歌詞には「1」がないので、すぐに「イチゴ」が出てきます。「6」から先も考えたくなります。「6」の食材が思い付きますか?いつもは目立たない子どもが、いろんな食材を思い付いて活躍するかもしれませんよ。

振り付けを考える(5歳児)

歌詞を考えたら、次は振り付けも考えてみましょう。子ども達は、すぐに思い付きます。ハッキリ言って、運動会などのダンスの振り付けに悩んでいる先生方の何倍も早いです。

ただし、「普段から替え歌や、振り付けなどを考えている」という条件はつきます。「もし、自分が3匹の子豚だったらどんな家を作るか」とか、「どんぐりころころ」の3番を考えるとか(作詞者とは別の人が作った3番はあるようですね)。

子ども達の疑問や不満を、「なんでだろうね?」「どうしたらいいと思う?」などと、クラスで共有すると、けっこういろんなことを思い付きますよ。
子ども達が自由に発想したことは、大人が思い付くことを簡単に超えていきます。

本物のお弁当を作る(5歳児)

歌詞と振り付けを考えたら、次はお弁当を作りたくなります。「ごっこ遊びをする(4歳児)」「製作遊びをする(4歳児)」と紹介しましたが、今度は本物のお弁当です。

歌詞を考えるだけなら、好きなことを言って楽しめます。でも、実際にお弁当を作るとなると、「本当に入れるのはちょっと・・・」というものも出てきます。「6」で「ロールケーキ」と言っていたら、本当のお弁当には入れないでしょう。

「おべんとうばこのうた」を本気でやると、子ども達は栄養バランスを考えます。

身近な人と関わる(5歳児)

管理人UCHIは島根県の東部にいるので、歌詞を考えたときに「4」で「シジミ」が出てくることがあります。「それ、お弁当には入れないでしょ。」と言えば、そこで終わりです。柳川風の卵焼きにするとか、佃煮にするとか、いろいろと方法はあります。

「どんな料理があるか」「どうやって作るか」が分からない時は、誰かに聞いてみましょう。家でお母さんに聞くこともできるし、給食の先生などと関わりをもつチャンスにもなります。

「6」の食材が出てこないときにも、家で聞くとか、買い物に行ったときに探すとか、いろいろと方法はあります。「ブロッコ(6こ)リー」「ロマネスコ」「ロロロッサ」など、家の人と一緒に探すと、さらに楽しいですよ。

園外に出かけたり交流の行事を行ったりしなくても社会生活との関わりはあります。

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まとめ

この記事では、年齢別に「おべんとうばこのうた」のアレンジと、他の遊びとのつながりを紹介しました。年齢は目安ですので、子どもに合わせて取り入れてみてください。

  • 見立てて遊ぶ(未満児)
  • 給食や弁当のときに、歌詞に出てくる食材を探す(3歳児)
  • インタビューをする(3歳児)
  • お弁当に何を入れるか考える(4歳児)
  • ごっこ遊びをする(4歳児)
  • 製作遊びをする(4歳児)
  • 「おべんとうばこのうた」の意図に合った歌詞を考える(5歳児)
  • 振り付けを考える(5歳児)
  • 本物のお弁当を作る(5歳児)
  • 身近な人と関わる(5歳児)

これらの多くは、「伝え合い」ともつながっています。
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子どもの発達に合わせた遊び方をすることは、どの遊びでも大切なことです。他の遊びについての記事もご覧ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。