【10の姿】を特別気にしなくていい3つの理由と具体例

「10の姿」「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」

幼稚園教育要領や保育所保育指針が改定されて、新しい言葉が増えました。

でも、「10の姿のことを入れて『ねらい』を考えないと・・・」などと、特別に気にしなくても大丈夫です。

反対に、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を気にし過ぎると、保育できなくなります。

この記事では、10の姿をどのように捉えたら良いか、簡単に分かるように説明していきます。

そして、最後に具体例を紹介しています。

10の姿が、どのようなものかを分かった上で、具体的な姿の例を見ると、他の例も思い浮かぶようになるでしょう。

「10の姿」を特別気にしなくていい3つの理由

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を10個にまとめたから、「10の姿」と言われています。

幼稚園教育要領や保育所保育指針では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」と表現してあり、「10の姿」とは書いてありません。

ということで、これからは「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」で話を進めます。

幼稚園教育要領も、保育所保育指針も、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は同じことが書いてあります。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、本当は次のように考えるものです。こう捉えると、普段の保育に迷いがなくなります。

・到達するべき目標ではなく、方向目標(向かっていくための目印のようなもの)

・「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を意識するのは、5歳児の途中からで良い

・具体例は、すでに自園、自所に書いたものがある(なので、特別に考えなくて良い)

どういうことなのか、1つずつ説明しますね。

到達するべき目標ではなく、方向目標

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、到達するべき目標ではありません。

方向目標と呼ばれるものです。

「そっちの方向に向かって進んでいけば良い」という目標です。

だから、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」になっていなければならないということではありません。

保育所保育指針に、はっきり書いてあります。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が到達すべき目標ではないことや、個別に取り出されて指導されるものではないことに十分留意する必要がある。

出典:保育所保育指針

「ねらい」も方向目標です。

「ねらい」が方向目標であることについては、「ねらい」の意味と「目標」「目的」「めあて」との違い【保育では「ねらい」が特別です】

もしくは、保育の適切な「ねらい」とは【全員が達成できる「ねらい」はだめなの?!】をご覧ください。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を意識するのは、5歳児の途中からで良い

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を意識するのは、5歳児の途中からで良いです。

幼稚園教育要領には、次のように書いてあります。

3 次に示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は,第2章に示すねらい及び内容に基づく活動全体を通して資質・能力が育まれている幼児の幼稚園修了時の具体的な姿であり,教師が指導を行う際に考慮するものである。

出典:幼稚園教育要領

保育所保育指針にも同じように書いてあります。

「教師が指導を行う際に考慮するものである」って書いてありますよね。

でも、

3、4歳で意識し過ぎると、高度過ぎて、普段の保育ができなくなります。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は「幼稚園修了時の具体的な姿」です。

修了式、卒園式のことを、3歳児、4歳児の頃からは、そんなに考えませんよね。

それと同じことです。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、5歳児の途中から、しっかり意識をするようにしましょう。

この記事に対するコメントを頂いたので、他の例も追加します。

10の姿は、たとえて言えば山の頂上みたいなものです。

理想として意識するのはいいですが、常に頂上を見続けていては、足元が見えないので危険です。

目の前の子どもの姿を見て保育しましょう。

具体的な例はすでに自園、自所に書いたものがある

今回の改訂で、幼稚園教育要領、保育所保育指針に、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が記載されました。

でも、以前から、あなたのいる幼稚園、保育所には、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を書いたものがあるはずです。

それは教育課程、全体的な計画です。

教育課程、全体的な計画には、保育目標や保育の内容など、子どもの姿で書かれた項目がありますよね。

園によって書いてあることに多少の違いはありますが。

5歳児のところに書いてあるのが、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の具体的な例です。

「いや、うちの園は5歳の最初の頃の姿が書いてあるから。」ということはないはずです。

実際は、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」というのは、少し高度過ぎます。

「全員がその姿になっていなければならない」という姿ではありません。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が到達すべき目標ではないことや、個別に取り出されて指導されるものではないことに十分留意する必要がある。

出典:保育所保育指針

教育課程、全体的な計画は、幼稚園教育要領、保育所保育指針に書いてあることに沿って作られています。

そして、子どもの発達過程をふまえて書かれています。

ですので、教育課程、全体的な計画に書いてある、0歳から5歳までの姿は、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」につながる、具体的な姿なのです。

「ねらい」が表している姿は、入園、入所から、修了までの間の姿です。

「10の姿」が表している姿は、修了するころの姿です。

このことは、「3つの柱」「5領域」「10の姿」と「ねらい」との関係にも、簡単にまとめて書いてあります。

各幼稚園、保育所が、園の方針や地域性などを考慮して書いたのが、教育課程や全体的な計画。

これまでは、それぞれの園で、独自に「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(につながる姿)」を書いていたということです。

それが、今回の改訂で、幼稚園教育要領、保育所保育指針に「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が明記されました。

全国で、同じ「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を視点にできるようになったということです。

小学校の教員と話をするときにも、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を視点にできます。

でも、話をするときには、ちょっと注意が必要です。

「10の姿」で語っても小学校の教員に通じない3つの理由と対処法

「その教育課程を見直すんだけど。」

という人は、「3つの柱」「10の姿」を踏まえた教育課程・全体的な計画の見直し方を読んでください。

お断りをしておきますが、「もっと大事な他のことを気にして見直しをしましょう」ということを書いているので、具体的な姿は特に出てきません。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の具体例を知りたい人は、この記事を続けて読んでください。

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の具体例

文部科学省が示している具体的な姿

実は、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、平成22年に示されています。

文部科学省 資料3 「幼児期の終わりまでに育ってほしい幼児の具体的な姿(参考例)」

このときは、10の姿ではなく、12の姿でした。

その後、平成28年に、10の姿にまとめられています。

文部科学省 資料6 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の再整理イメージ(たたき台)

平成22年に示されたものが、記憶になくて新鮮だと思います。

ということで、

以下は、平成22年に示された12の姿の引用です。

(イ)健康な心と体
(例)
・体を動かす様々な活動に目標をもって挑戦したり、困難なことにつまずいても気持ちを切り替えて乗り越えようとしたりして、主体的に取り組む。
・いろいろな遊びの場面に応じて、体の諸部位を十分に動かす。
・健康な生活リズムを通して、自分の健康に対する関心や安全についての構えを身に付け、自分の体を大切にする気持ちをもつ。
・衣服の着脱、食事、排泄などの生活に必要な活動の必要性に気付き、自分でする。
・集団での生活の流れなどを予測して、準備や片付けも含め、自分たちの活動に、見通しをもって取り組む。

(ロ)自立心
(例)
・生活の流れを予測したり、周りの状況を感じたりして、自分でしなければならないことを自覚して行う。
・自分のことは自分で行い、自分でできないことは教職員や友達の助けを借りて、自分で行う。
・いろいろな活動や遊びにおいて自分の力で最後までやり遂げ、満足感や達成感をもつ。

(ハ)協同性
(例)
・いろいろな友達と積極的にかかわり、友達の思いや考えなどを感じながら行動する。
・相手に分かるように伝えたり、相手の気持ちを察して自分の思いの出し方を考えたり、我慢したり、気持ちを切り替えたりしながら、わかり合う。
・クラスの様々な仲間とかかわりを通じて互いのよさをわかり合い、楽しみながら一緒に遊びを進めていく。
・クラスみんなで共通の目的をもって話し合ったり、役割を分担したりして、実現に向けて力を発揮しやり遂げる。

(ニ)道徳性の芽生え
(例)
・相手も自分も気持ちよく過ごすために、してよいことと悪いこととの区別などを考えて行動する。
・友達や周りの人の気持ちを理解し、思いやりをもって接する。
・他者の気持ちに共感したり、相手の立場から自分の行動を振り返ったりする経験を通して、相手の気持ちを大切に考えながら行動する。

(ホ)規範意識の芽生え
(例)
・クラスのみんなと心地よく過ごしたり、より遊びを楽しくするためのきまりがあることが分かり、守ろうとする。
・みんなで使うものに愛着をもち、大事に扱う。
・友達と折り合いをつけ、自分の気持ちを調整する。

(ヘ)いろいろな人とのかかわり
(例)
・小学生・中学生、地域の様々な人々に、自分からも親しみの気持ちを持って接する。
・親や祖父母など家族を大切にしようとする気持ちをもつ。
・関係の深い人々との触れ合いの中で、自分が役に立つ喜びを感じる。
・四季折々の地域の伝統的な行事に触れ、自分たちの住む地域に一層親しみを感じる。

(ト)思考力の芽生え
(例)
・物との多様なかかわりとの中で、物の性質や仕組みについて考えたり、気付いたりする。
・身近な物や用具などの特性や仕組みを生かしたり、いろいろな予想をしたりし、楽しみながら工夫して使う。

(チ)自然とのかかわり
(例)
・自然に出会い、感動する体験を通じて、自然の大きさや不思議さを感じ、畏敬の念をもつ。
・水や氷、日向や日陰など、同じものでも季節により変化するものがあることを感じ取ったり、変化に応じて生活や遊びを変えたりする。
・季節の草花や木の実などの自然の素材や、風、氷などの自然現象を遊びに取り入れたり、自然の不思議さをいろいろな方法で確かめたりする。

(リ)生命尊重、公共心等
(例)
・身近な動物の世話や植物の栽培を通じて、生きているものへの愛着を感じ、生命の営みの不思議さ、生命の尊さに気付き、感動したり、いたわったり、大切にしたりする。
・友達同士で目的に必要な情報を伝え合ったり、活用したりする。
・公共の施設を訪問したり、利用したりして、自分にとって関係の深い場であることが分かる。
・様々な行事を通じて国旗に親しむ。

(ヌ)数量・図形、文字等への関心・感覚
(例)
・生活や遊びを通じて、自分たちに関係の深い数量、長短、広さや速さ、図形の特徴などに関心をもち、必要感をもって数えたり、比べたり、組み合わせたりする。
・文字や様々な標識が、生活や遊びの中で人と人をつなぐコミュニケーションの役割をもつことに気付き、読んだり、書いたり、使ったりする。

(ル)言葉による伝え合い
(例)
・相手の話の内容を注意して聞いて分かったり、自分の思いや考えなどを相手に分かるように話したりするなどして、言葉を通して教職員や友達と心を通わせる。
・イメージや考えを言葉で表現しながら、遊びを通して文字の意味や役割を認識したり、記号としての文字を獲得する必要性を理解したりし、必要に応じて具体的な物と対応させて、文字を読んだり、書いたりする。
・絵本や物語などに親しみ、興味をもって聞き、想像をする楽しさを味わうことを通して、その言葉のもつ意味の面白さを感じたり、その想像の世界を友達と共有し、言葉による表現を楽しんだりする。

(ヲ)豊かな感性と表現
(例)
・生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにもちながら、楽しく表現する。
・生活や遊びを通して感じたことや考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、つくったり、演じて遊んだりする。
・友達同士で互いに表現し合うことで、様々な表現の面白さに気付いたり、友達と一緒に表現する過程を楽しんだりする。

出典:文部科学省 資料3 「幼児期の終わりまでに育ってほしい幼児の具体的な姿(参考例)」

普段の遊びや生活での具体的な姿

文部科学省が示している具体的な姿を、さらに具体的にして、年齢のことも考えてみましょう。

そうすると、教育課程の見直しなどもできますね。

「ねらい」にすることもできます。

たとえば、「(ヌ)数量・図形、文字等への関心・感覚」について見てみましょう。

生活や遊びを通じて、自分たちに関係の深い数量、長短、広さや速さ、図形の特徴などに関心をもち、必要感をもって数えたり、比べたり、組み合わせたりする。

5歳児なら、芋掘りの時に、掘った芋の大きさを友達と比べたり大きい順に並べたりしますね。

クラス全員分の芋を数える子どももいるでしょう。

どちらの芋が重いか、両手に1つずつ持って比べることもあります。

「芋の大きさや形を比べたり並べて数えたりする」

こんな「ねらい」もできそうです。

4歳だと、友達と比べることは、5歳児よりも少ないかもしれませんが、「先生見て。」と、大きな芋を選んで見せてきます。

3歳だと、掘った芋の形に興味を持って、何かに見立てて遊び始めることもあるでしょう。

「ねらい」にすることはないかもしれませんが、3歳や4歳でも「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」につながる姿は見られます。

芋堀りだけでも、このように、いろいろと考えることができます。

・遊びのスペースをどれだけ取るかを話し合う

・それぞれの足の速さを考えて、リレーの走る順番やチームを決め直す

・長さや角度を調節してドングリ転がしのコースを作る

などなど、遊びこんでいくと、数量や長短、速さなどを数えたり比べたりする姿はいくらでも出てきます。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が、個別に取り出されて指導されるものではないというのは、こういうことです。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が到達すべき目標ではないことや、個別に取り出されて指導されるものではないことに十分留意する必要がある。

出典:保育所保育指針

このように、文部科学省が示している具体例を参考に、さらに具体的な姿を考えてみてくださいね。

でも、この記事の前半で書いたように、普段の保育で、ずっと意識するという必要はありません。

保育を振り返るときや、教育課程の検討をするとき、要録を書くときなどに、参考にしましょう。

【ポイントは3つ】小学校との接続を踏まえた教育課程の書き方

「3つの柱」「10の姿」を踏まえた教育課程・全体的な計画の見直し方

「これが10の姿です」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(健康な心と体)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(自立心)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(協同性)にかかわっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(道徳性・規範意識の芽生え)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(社会生活との関わり)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(思考力の芽生え)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(自然との関わり・生命尊重)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(言葉による伝え合い)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「これが10の姿(豊かな感性と表現)に関わっています」と言える指導要録・保育要録の書き方

「年長じゃないのに、10の姿について書かないといけない」「まだ年長の始めだから分からない・・・」などと困っている人は、次の記事を読んでください。

10の姿につながる姿が、具体的に紹介してあります。

「10の姿」(健康な心と体)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(自立心)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(協同性)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(道徳性・規範意識の芽生え)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(社会生活との関わり)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(思考力の芽生え)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(自然との関わり・生命尊重)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(言葉による伝え合い)につながる具体的な姿を考えるヒント

「10の姿」(豊かな感性と表現)につながる具体的な姿を考えるヒント

遊びを視点に「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」のそれぞれについて、具体例を書いてある記事がこちらです。

プール遊びで考える「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」

リレー・かけっこで考える「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」

「月案や年間の計画を書くために、10の姿の具体例を探してきたけど、本当は自分で書く力を身に付けたい」という人は、「保育塾ベーシック」についての詳しい内容を読んでみてください。保育塾で塾で行う研修・ワークショップの1部を、無料でお届けしています。

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ラッパ吹き。小学生を中心に、20年以上いろんなバンドを指導しています。

保育士・幼稚園教諭のみなさんが、ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、プラスの循環が生まれます。

ほんの少しだけ余裕をもって仕事ができたら、ほんの少しだけ子どもが落ち着いて、そうするとまた、ほんの少しだけ余裕ができて、効率良く仕事ができる方法を調べたりして・・・

そんなプラスの循環の始めの一歩、小さな余裕を生み出すお手伝いをしています。あなたが読んだこの記事が、そんな始めの一歩になったら嬉しいです。

2 件のコメント

  • 5歳で考えたらいいのではありません。
    0歳には0歳の1歳に1歳の10の姿につながっていく活動を考慮します。発達は階段のようにつながっていますので、その年齢で途切れるものではありません。

    • 「5歳で考えたらいいのではありません。」
      その通りです。
      5歳でだけ考えるものではありません。

      もう少し、おはらさんの言葉を借りますね。
      0歳には0歳の、1歳には1歳の、10の姿につながっていく活動を考慮します。
      元々それを表してあるのが、幼稚園の教育課程、保育所の全体的な計画(以前は保育過程)です。
      0歳から4歳では、教育課程や全体的な計画の方を、10の姿よりも意識して保育をします。

      10の姿は山の頂上みたいなものです。
      最初から頂上ばかり意識するのではなく、目の前の道をよく見て歩きましょう。
      ということを書いた記事です。

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    管理人のUCHI(うち)といいます。 公立幼稚園、幼保園、大学の附属で働いていた元幼稚園教諭。 現在、島根保育塾代表。仕事を効率化するだけなら簡単です。しかし、保育の質を落とさず(むしろ上げながら)効率化することは、現場を経験した人間でないと、なかなか上手くできません。「保育の質を上げる」「労働時間の短縮」これを両立させるための記事を書いていきます。あなたの園に合わせた方法を知りたい人は、お問い合わせくださいね。